最終更新日:2024/06/17
正解を見る

outperform

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

outperform

動詞

【動/他】をしのぐ;上回る

このボタンはなに?

この新製品は、あらゆる点で旧型よりも優れている。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: outperform

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): “to do or perform better than someone or something else”

意味(日本語): 「他の何か(または誰か)より優れた成果を出す、上回る」

「outperform」はビジネスや学問、スポーツなど、競争や比較が行われる場面でよく使われる動詞です。

「相手や基準を上回る成果を見せる」というニュアンスをもちます。


  • 活用形


    • 原形: outperform

    • 三人称単数: outperforms

    • 現在分詞/動名詞: outperforming

    • 過去形/過去分詞: outperformed


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)

    中上級学習者向けの単語で、ビジネスやアカデミックの場面でも使われます。


  • 他の品詞形:

    現在は動詞形が一般的ですが、名詞形や形容詞形は定着していません。「outperformance」という名詞形がビジネス文書などで使われることがあります(例: “the outperformance of the stock”)。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「out-(~を超えて)」 + 「perform(実行する、演じる、成果をあげる)」


    • 接頭語「out-」: 「~をしのぐ」「~を超える」という意味を加える。

    • 語幹「perform」: 「実行する、成果を出す、演技する」。


  • 派生語や類縁語:


    • outperformer (名詞) – 「他より優れた成果を出す人や組織」を指すことがある。

    • outperformance (名詞) – 「上回った結果、優勢」を意味する抽象名詞。


  • よく使われるコロケーション(共起表現):


    1. outperform the market(市場を上回る)

    2. outperform expectations(期待を上回る)

    3. consistently outperform(常に優れた成果を上げる)

    4. outperform competitors(競合他社を凌ぐ)

    5. outperform in sales(売上で上回る)

    6. outperform peers(同僚・同業者より優れた成果を上げる)

    7. outperform previous results(過去の実績を上回る)

    8. outperform the industry average(業界平均を上回る)

    9. be expected to outperform(優れた成果を出すと期待される)

    10. attempt to outperform(上回ろうと試みる)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 接頭語の “out-” は古英語由来で「外へ、超えて」という意味を持ち、「より優れて・より超えて行う」というニュアンスを加えます。“perform” はラテン語の「完成させる、徹底する」(per + formare)がもとになっています。

  • ニュアンス:


    • 「他者や基準を超える」というポジティブな意味合いを持ちますが、一方で競争心の強さを示唆する場合もあるため、使用の際は時と場を考え、ビジネスや業績比較など formal な場面で特に多用されます。

    • スポーツなど「勝負事」にもカジュアルに使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): “outperform + 目的語” という形で使います。


    • 例: We outperformed our competitors.


  • 一般的な構文:


    1. “A outperforms B.” – 「A は Bを上回る」

    2. “A outperformed B in 〇〇.” – 「A は 〇〇の面で Bを上回った」

    3. “A is expected to outperform B.” – 「A は Bを上回ることが期待されている」


  • 使用シーン:


    • フォーマルな文書、ビジネスレポート、アカデミックな発表などでよく使用

    • 口語でも、比較や競争場面があれば使用可能



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’m trying to outperform my personal best in my workout routine.”


    • 自分のトレーニングでこれまでの記録を上回ろうとしているんだ。


  2. “His new recipe really outperforms the old one in taste.”


    • 彼の新しいレシピは、味の面で昔のレシピを上回っているよ。


  3. “I challenged myself to outperform my brother’s time in the race.”


    • レースで兄の記録を破ろうと頑張ったんだ。


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company aims to consistently outperform its competitors.”


    • 当社は常に競合他社を凌ぐ業績を上げることを目指しています。


  2. “This new marketing strategy outperformed our initial expectations.”


    • この新しいマーケティング戦略は、当初の期待を上回る結果を出しました。


  3. “The tech giant is projected to outperform the market next quarter.”


    • その大手ハイテク企業は来期、市場平均を上回る業績が予想されています。


(3) 学術的文脈での例文


  1. “In these experiments, the modified material significantly outperformed the original version.”


    • これらの実験では、改良された素材が元の素材を大きく上回る性能を示しました。


  2. “Studies show that diverse teams can outperform homogeneous teams in problem-solving tasks.”


    • 研究によると、多様なチームの方が問題解決のタスクにおいて単一的なチームより優れた成果を出すことがあります。


  3. “This algorithm outperforms all previous models in terms of accuracy.”


    • このアルゴリズムは、精度の面で以前のすべてのモデルを上回る結果を示します。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. surpass(~を凌ぐ)


    • “surpass” は「上回る」「凌駕する」という意味。数値的・定量的に上回る場面でよく使われます。

    • 例: “Our profits surpassed last year’s record.”


  2. exceed(~を超える)


    • “exceed” は数量や制限などを「超過する」ニュアンスが強いです。

    • 例: “This year’s expenses exceeded our budget.”


  3. outdo(~を負かす、しのぐ)


    • “outdo” はもう少しカジュアルに「人よりうまくやってのける」という意味合い。

    • 例: “She outdid me in every task.”


反意語 (Antonyms)


  1. underperform(期待より低い成果しか出せない)


    • 「期待値を下回る」「十分な成果を出せない」という意味。

    • 例: “They underperformed in the critical phase of the project.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˌaʊt.pɚˈfɔːrm/

    • イギリス英語: /ˌaʊt.pəˈfɔːm/


  • 強勢(アクセント):


    • “out-per-FORM” のように、 “form” の部分に強勢を置きます。


  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • イギリス英語では「パフォーム」の /pəˈfɔːm/ という音になり、アメリカ英語では /pɚˈfɔːrm/ のように /pɚ/ の発音が特徴的です。


  • よくある発音の間違い:


    • 接頭語 “out-” を「アウト」と明確に発音し、後半の “perform” でストレスを強くする点に注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “out preform” のように “per” と “pre” を間違えないように注意する必要があります。

  • 同音異義語との混同: 特に “perform” との混同は少ないですが、形が似ているため、タイピングミスが起きやすいかもしれません。

  • 試験対策:


    • ビジネス文脈を問う問題や、TOEIC・英検などで “market” や “competitors” と一緒に出題されることがあります。特にグラフや比較をする英文問題などで目にすることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「out-(超えて)」 + 「perform(実行する)」 = 「他を凌いで実行する」

  • 覚え方:


    • “overperform” と混ぜる人がいますが、“outperform” が正しい動詞です。

    • “surpass” とセットで覚えると、ビジネス場面でもスムーズに使い分けられます。


  • 勉強テクニック: スポーツやビジネスニュースの記事を読むときに「誰が誰をoutperformしたか」を捉えると、定着に役立ちます。


ビジネス・学問・日常的な競争の文脈など、幅広いシーンで活用できる動詞なので、覚えておくと非常に便利です。ぜひ実際の英語ニュースや会話などで見かけたら、どんどん使ってみてください。

意味のイメージ
outperform
意味(1)

をしのぐ;

意味(2)

を《性能で》上回る.

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★