最終更新日:2025/10/26
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【形】主観的な / 主格の

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元となった辞書の項目

subjective

【形】主観的な / 主格の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: subjective

品詞: 形容詞 (adjective)

意味


  • 英語: “subjective” means based on or influenced by personal feelings, tastes, or opinions.

  • 日本語: 「主観的な」という意味で、個人の感情や好みに左右されることを指します。

「subjective」は、自分の感じ方や考え方に基づくことを表す単語です。客観的な事実に基づくというよりも、個々人の経験や感情、価値観が強く反映されているニュアンスがあります。

活用形


  • 形容詞: subjective

  • 副詞形: subjectively (主観的に)

  • 名詞形: subjectivity (主観性)

他の品詞に変化した例


  • 主観性 (名詞): subjectivity

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    「subjective」は、抽象的な概念(主観・客観など)を扱う場面で使われるため、少し高度な英語力が求められます。上級学習者向けの語彙といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (root): 「subject」 …「主題・対象」を表すsubjectに由来します。

  • 接尾語 (suffix): 「-ive」 … 「~の性質を持つ、~しがちな、~的な」といった意味を付与します。

したがって、「subject(主題)」+「-ive(~の性質を持つ)」→「主題となる側の視点(=主観)」というニュアンスがあります。

派生語や関連語


  • objective (形容詞): 客観的な

  • subjectivity (名詞): 主観性

  • objectivity (名詞): 客観性

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. subjective opinion


    • 日本語訳: 主観的な意見


  2. subjective judgment


    • 日本語訳: 主観的な判断


  3. subjective experience


    • 日本語訳: 主観的な経験


  4. highly subjective


    • 日本語訳: 非常に主観的な


  5. purely subjective


    • 日本語訳: まったく主観的な


  6. subjective criteria


    • 日本語訳: 主観的な基準


  7. subjective interpretation


    • 日本語訳: 主観的な解釈


  8. subjective viewpoint


    • 日本語訳: 主観的な視点


  9. subjective perspective


    • 日本語訳: 主観的な見方


  10. largely subjective


    • 日本語訳: 大部分が主観的な



3. 語源とニュアンス

語源

「subjective」はラテン語で“subiectīvus”に由来するとされ、「主題となるものに属する」「従属する」という意味がありました。その後、哲学や心理学の文脈で「主観」として使われるようになり、個人の内面に関わるという現代のニュアンスが確立しました。

ニュアンス


  • 「objective(客観的)」と対比される場合が多い

  • 科学的論証など客観性が必要な場合には否定的な文脈で使われることもある

  • 一方でアートや感性の世界など個人の評価が重視される分野では、ポジティブに捉えられる場合もある

使用時の注意点


  • フォーマル・カジュアルどちらの場面でも使えますが、議論・分析の文脈など、比較的かしこまった雰囲気でよく用いられる傾向があります。

  • 自分の好みや感情に基づいていることをはっきり示したいときによく使われます。


4. 文法的な特徴と構文

品詞: 形容詞

用法: “subjective + 名詞” の形で、名詞を修飾して「主観的な~」という意味を作ります。


  • 例: “Her opinions are often subjective.” (彼女の意見はしばしば主観的だ)

フォーマル/カジュアル: 両方使えるが、ややフォーマルな印象が強い。

イディオムや構文例:


  • “subjective point of view”

  • “entirely subjective matter”


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I think my taste in music is totally subjective, so don’t take it too seriously.”


    • (私の音楽の好みは完全に主観的だから、あまり真に受けないでね。)


  2. “It’s just a subjective feeling, but I find this couch uncomfortable.”


    • (ただの主観的な感覚だけど、このソファは落ち着かないんだ。)


  3. “Everyone’s reaction to spicy food is subjective, so you might love it even if I don’t.”


    • (辛い料理に対する反応は人それぞれ主観的だから、私が苦手でもあなたは好きかもしれないね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We should avoid subjective evaluations when appraising employee performance.”


    • (従業員を評価するときは、主観的な評価を避けるべきです。)


  2. “Customer reviews are sometimes subjective, so we also rely on data.”


    • (顧客のレビューはときに主観的なので、私たちはデータにも頼ります。)


  3. “Let’s gather more objective facts instead of subjective assumptions.”


    • (主観的な仮定ではなく、より客観的な事実を集めましょう。)


(3) 学術的・アカデミックな文脈での例文


  1. “The study aims to minimize subjective bias in the survey process.”


    • (この研究は、調査過程での主観的な偏りを最小限にすることを目指しています。)


  2. “Philosophers have long debated the subjective nature of human perception.”


    • (哲学者たちは、人間の知覚がもつ主観的性質について長年議論してきました。)


  3. “It’s crucial to differentiate between objective facts and subjective interpretations in scientific research.”


    • (科学研究では、客観的事実と主観的解釈を区別することが極めて重要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. personal (個人的な)

  2. biased (偏った)

  3. emotional (感情的な)


  • “personal” は個人に関わるという意味合いはありますが、必ずしも偏りや感情が含まれるとは限りません。

  • “biased” は強い偏見や先入観を伴うニュアンスがあるので、「単なる主観」よりもネガティブ。

  • “emotional” は感情面に重きがあり、「感情的な反応」という文脈で使われます。

反意語 (antonyms)


  1. objective (客観的な)

  2. impartial (公平な)

  3. neutral (中立的な)


  • 「objective」は「主観的な」の最も一般的な反対語です。

  • 「impartial」「neutral」は感情や偏りがない様子をより明確に強調します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /səbˈdʒɛk.tɪv/(米・英ほぼ共通)

  • アクセント: 「-jec-」の部分に強勢が置かれ、“sub-JEC-tive” のように発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の音色がやや異なる場合があります。

  • よくある間違いとして、アクセントの位置を「sub-」に置いてしまうことがありますが、正しくは「sub-JEC-tive」です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “subjective” の中間「-jec-」のスペルミスに注意。

  • 同音異義語との混同: とくに “objective” とセットで学習すると、つづりの違いが混乱しやすいので注意。

  • 試験対策: TOEIC・英検などで「客観・主観」の対比を問う問題として出題されることがあります。小論文やエッセイでは“objective”と“subjective”を正確に使い分けると評価が上がります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「自分の内面をサブ(sub)に入れている感じ」とイメージすると “subjective” の “sub-” が主観の内部を表しているように連想できるかもしれません。

  • “subjective” と “objective” は対で覚えるのがおすすめです。スペリングと意味をセットで整理し、例文をつくって練習するとよいでしょう。


以上が “subjective” の詳細な解説です。「主観」を表す重要な単語ですので、主観と客観を比較したい時などにぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
subjective
意味(1)

(思想や感情が)主観的な,主観による

意味(2)

(芸術や芸術家が)主観的に表現する

意味(3)

(文法で)主格の

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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