最終更新日:2025/11/07
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【動/他】《...から》...を省略する, を省く《from ...》

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元となった辞書の項目

omit

【動/他】《...から》...を省略する, を省く《from ...》

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私は誤って文から単語を省略しました。

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解説

「omit」を徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: omit

品詞: 動詞 (他動詞)


  • 英語での意味: to leave out, to fail to include or mention

  • 日本語での意味: “〜を省く”、“〜を抜かす”、“言及しない” など


    • たとえば、「文章を書いたときに、わざと章を省略したり、何かの要素を書き落としたりする」という場面で使われる動詞です。

    • 「失念して書き忘れる」ニュアンスにも使われることがあります。


活用形


  • 原形: omit

  • 三人称単数形: omits

  • 現在分詞/動名詞: omitting

  • 過去形/過去分詞形: omitted

他の品詞への派生形


  • 名詞形: omission (省略、脱落)


    • 例: “Your omission of those details changed the whole meaning.” (それらの詳細を省略したことで、全体の意味が変わってしまいました)


  • 形容詞形としては “omissible” (省略可能な) という派生語がありますが、日常的にはあまり使われません。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 大体中上級以上のレベルで学習される単語です。文章を書く上で誤りや不十分さを指摘する際に使われるなど、ややフォーマルな印象を持っています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: ラテン語の “omittere” (放置する、捨てる、見逃す) がルーツとされています。


    • “ob-” (〜へ、逆らって) + “mittere” (送る) という組み合わせが転じて「送らずに残す、見過ごす」などの意味になったと言われています。


関連性・派生語


  • omit: 動詞「省略する、抜かす」

  • omission: 名詞「省略、脱落、手落ち」

  • omissible: 形容詞「省略可能な(省くことができる)」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. omit details(詳細を省く)

  2. omit information(情報を省く/抜かす)

  3. omit a name(名前を抜かす)

  4. omit from consideration(考慮から外す)

  5. omit entirely(完全に省略する)

  6. accidentally omit(うっかり書き落とす)

  7. intentionally omit(意図的に省く)

  8. omit a step(手順を省く)

  9. omit the truth(真実を述べない)

  10. omit an entry(記載・エントリーを省く)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 前述の通り、ラテン語 “omittere” から来ています。

  • 歴史的用法: 古くから「書き落とす」「除外する」という意味で使用されてきました。文書や報告など、何らかの形あるものから特定情報を抜かす場合だけでなく、「やり損なう」「考慮しそこなう」のように、より抽象的に用いられることもあります。

  • 使用時の注意点:


    • ややフォーマルな響きがあるため、ビジネス文章や学術的文章で特に用いられます。

    • “leave out” の方がよりカジュアルで話し言葉向きです。

    • “skip” は非公式な状況や軽いニュアンスで使われることが多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 基本構文: omit + 目的語


    • “They omitted important data from the report.”


  2. 省略される要素の扱い: 多くの場合、他動詞として「何を省くのか(目的語)」を明示する必要があります。

  3. フォーマル/カジュアル:


    • フォーマル: omit

    • カジュアル: leave out, skip



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I usually omit the sugar when I make this recipe.”


    • (私はこのレシピを作るとき、普段は砂糖を省きます。)


  2. “Don’t omit any ingredients, or it won’t taste right.”


    • (材料をひとつでも抜いたら、正しい味にならないよ。)


  3. “I think he omitted telling us about his new job on purpose.”


    • (彼はわざと自分の新しい仕事について教えなかったんだと思う。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please do not omit any relevant details in the report.”


    • (レポートには関連する詳細を省略せずに記載してください。)


  2. “If you omit certain expenses, the balance sheet will be inaccurate.”


    • (経費の一部を省略すると、貸借対照表が不正確になってしまいます。)


  3. “We omitted some outdated information to make our presentation more concise.”


    • (プレゼンテーションをより簡潔にするために古い情報を削除しました。)


(3) 学術的・フォーマルなシーンでの例文


  1. “In order to maintain clarity, we omitted extraneous variables from our analysis.”


    • (分かりやすさを保つために、分析から無関係な変数を省きました。)


  2. “The original text omitted certain references to maintain anonymity.”


    • (オリジナルの文章では匿名性を保つため、特定の言及を省いていました。)


  3. “Researchers often omit outliers to prevent skewing the results.”


    • (研究者たちは結果が歪まないように、しばしば外れ値を除外します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. leave out(〜を抜かす)

  2. skip(〜を飛ばす)

  3. exclude(〜を除外する)

  4. ignore(〜を無視する)

  5. neglect(〜を怠る、ほったらかす)


  • ニュアンスの違い:


    • “leave out” は日常的・カジュアルな表現。

    • “exclude” はより公式で、意図的に締め出すイメージが強い。

    • “skip” は「飛ばす・抜かす」で、「順番にやるべきものをやらなかった」という感じ。

    • “ignore” は「意識的に無視する」で、必ずしも“省略”の意味ではない。

    • “neglect” は「うっかり・わざとやらない・放置する」といった少しネガティブな意味合い。


反意語 (Antonyms)


  1. include(含む)

  2. add(加える)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /əˈmɪt/


    • アクセントは第2音節 “-mit” に置かれます。


  • アメリカ英語: [オミット]

  • イギリス英語: [オミット] (大きな違いはあまりない)

  • よくある間違い:


    • 第1音節を強く読んで “OH-mit” のようになってしまうケースがあるので注意が必要です。

    • 正しくは “uh-MIT” のようなイメージで発音します。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “omit” は短い単語ながら “o” と “i” を逆にして “omti” と書いてしまうなどのミスが起こりやすいかもしれません。

  • 同音異義語: 特にありませんが “admit(認める)” と似たようなスペリングなので混同に注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検でも、ビジネス英文や学術論文の要約で “omitted” (省略された) などが出てくる可能性があります。

    • “省略する” 意味を問う問題の選択肢として “omit” “exclude” “leave out” などが並ぶパターンに注意。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から覚える: “omittere” (ラテン語で「投げ捨てる」「送るのをやめる」) というイメージで、「送らずに外へ出してしまう→何かを省く」。

  • 頭文字と末尾: “o” と “t” をしっかり発音のイメージとリンクさせておくとスペリングミスしにくいです。

  • イメージフレーズ: 「お味噌(O-miso)を抜いたみそ汁?」と連想してみると「omit → 味噌抜く」なんて語呂合わせで印象に残るかもしれません。


以上が「omit」の詳細な解説です。文章をコンパクトにまとめる際や、何かを抜かして書いたり言ったりするシーンでは非常に便利に使える語です。ぜひ実践に取り入れてみてください。

意味のイメージ
omit
意味(1)

(…から)…‘を'省略する,省く《++from+

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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