最終更新日:2025/11/16
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【名/C】《...を》相殺するもの《to, for ...》 / 横枝 / 【動/他】を埋め合わせする / を相殺する / をオフセット印刷する
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元となった辞書の項目
offset
解説
1. 基本情報と概要
単語: offset
品詞: 名詞 (countable) / 動詞 (他動詞)
- 意味(英語)
- (名詞) Something that counterbalances or compensates for something else.
- (動詞) To counterbalance or compensate for something.
- (名詞) Something that counterbalances or compensates for something else.
- 意味(日本語)
- (名詞) 別のものを相殺・軽減・補償するもの、あるいは差し引きのための手段。
- (動詞) (損失・効果などを)埋め合わせる、相殺する。
- (名詞) 別のものを相殺・軽減・補償するもの、あるいは差し引きのための手段。
「offset」は、例えば「あるコストを他の利益で相殺する」といった状況でよく使われる単語です。「~の影響を打ち消す」「~を補う」というニュアンスを持っています。日常会話というよりは、ビジネス文書や学術文脈でもよく用いられます。
- 活用形(動詞): offsets - offsetting - offset - offset
- 例: “He offsets / He is offsetting / He offset / He has offset …”
- 例: “He offsets / He is offsetting / He offset / He has offset …”
他の品詞例
- 形容詞的な用法: 研究分野によっては “offset” を形容詞的に使うことがある(例: “offset printing” 「オフセット印刷」など)。
CEFRレベル(目安): B2(中上級)
- B2: より複雑な文脈(ビジネスや専門的な内容)でもやり取りできるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「off」+「set」の複合形と考えられます。
- 「off」は分離・離脱などの意味があり、「set」は置く・設定するという意味を持ちます。
- つまり「離して(off)置く(set)」→「互いに打ち消し合う」というイメージにつながります。
- 「off」+「set」の複合形と考えられます。
関連語・派生語
- offshoot(名詞): 派生物、副産物
- offset printing(名詞句): オフセット印刷
- set off(句動詞): 出発する、~を引き起こす
- offshoot(名詞): 派生物、副産物
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- offset the costs(費用を相殺する)
- offset the impact(影響を打ち消す)
- offset emissions(排出量を相殺する)
- carbon offset(カーボン・オフセット)
- offset against taxes(税金と相殺する)
- offset the loss(損失を埋め合わせる)
- offset by savings(貯蓄/節約で相殺される)
- offset the effects(効果を相殺する)
- financial offset(財務上の相殺)
- offset the balance(バランスを取る/バランスを打ち消す)
- offset the costs(費用を相殺する)
3. 語源とニュアンス
語源
- 中英語の “set off (to start)” や “off set (to put away)” が変化して生まれたと考えられています。
- 17世紀頃には “offset” が、名詞として「支流や派生物」、動詞として「相殺する」という意味で使われ始めたとされています。
- 中英語の “set off (to start)” や “off set (to put away)” が変化して生まれたと考えられています。
ニュアンス・使用時の注意点
- ビジネスシーンや専門的な文脈(経済、環境、工学など)でよく使われる。
- 口語でも相手がビジネスや経済の背景を理解している場合には通じますが、ややフォーマルで専門的なニュアンス。
- 損失や悪影響を他の方法で埋め合わせるような状況で使うと自然です。
- ビジネスシーンや専門的な文脈(経済、環境、工学など)でよく使われる。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 名詞としては可算名詞。例: “We need an offset for these expenditures.”
- 動詞としては他動詞。例: “We need to offset our losses with increased revenue.”
- 名詞としては可算名詞。例: “We need an offset for these expenditures.”
一般的な構文
- offset + 目的語
- 例: “We have to offset our carbon footprint.”(カーボンフットプリントを相殺しないといけない)
- 例: “We have to offset our carbon footprint.”(カーボンフットプリントを相殺しないといけない)
- be offset by + 名詞
- 例: “The expenses will be offset by increased sales.”(コストは増加した売上によって相殺されるだろう)
- 例: “The expenses will be offset by increased sales.”(コストは増加した売上によって相殺されるだろう)
- offset + 目的語
イディオム
- 特になし。ただし “set off” は別の句動詞として「出発する」などの意味を持つので混同に注意。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’m trying to offset my travel expenses by cooking at home more often.”
- (旅行費用を家での食事で節約して相殺しようとしているんだ。)
- (旅行費用を家での食事で節約して相殺しようとしているんだ。)
- “He offsets his chocolate cravings by exercising regularly.”
- (彼はチョコレートの誘惑を定期的な運動で相殺しているんだ。)
- (彼はチョコレートの誘惑を定期的な運動で相殺しているんだ。)
- “They planted trees to offset the environmental impact of their event.”
- (イベントの環境への影響を相殺するために彼らは木を植えた。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We need to find a way to offset the high production costs.”
- (生産コストの高さを相殺する方法を見つける必要がある。)
- (生産コストの高さを相殺する方法を見つける必要がある。)
- “Our marketing expenses were offset by a surge in new clients.”
- (マーケティング費用は新規顧客の急増によって相殺された。)
- (マーケティング費用は新規顧客の急増によって相殺された。)
- “To offset the risk of currency fluctuation, we diversified our investments.”
- (通貨変動リスクを相殺するために、投資を分散させた。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “The study suggests that reduced emissions can offset the negative effects of climate change.”
- (その研究は、排出量の削減が気候変動の悪影響を相殺できると示唆している。)
- (その研究は、排出量の削減が気候変動の悪影響を相殺できると示唆している。)
- “In order to offset the experimental error, a control group was used.”
- (実験誤差を相殺するために、対照群が用いられた。)
- (実験誤差を相殺するために、対照群が用いられた。)
- “The additional substrate effectively offset the nutrient depletion in the soil.”
- (追加の基質が土壌の栄養枯渇を効果的に相殺した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- compensate(補償する):より直接的に「損失やダメージを埋め合わせる」イメージ。
- 例: “The company will compensate you for any losses.”(会社はあらゆる損失を補償してくれます。)
- 例: “The company will compensate you for any losses.”(会社はあらゆる損失を補償してくれます。)
- counterbalance(釣り合いを取る):バランスを取るイメージが強い。
- 例: “The heavy base counterbalances the tall structure.”(重い土台が背の高い構造物の重さを打ち消している。)
- 例: “The heavy base counterbalances the tall structure.”(重い土台が背の高い構造物の重さを打ち消している。)
- counteract(対抗する、打ち消す):作用に対して対抗作用を起こすニュアンス。
- 例: “The drug is designed to counteract the virus.”(その薬はウイルスを打ち消すように作られている。)
- 例: “The drug is designed to counteract the virus.”(その薬はウイルスを打ち消すように作られている。)
- compensate(補償する):より直接的に「損失やダメージを埋め合わせる」イメージ。
反意語
- reinforce(強化する): 相殺・打ち消しではなく、むしろ効果を強める意味。
- reinforce(強化する): 相殺・打ち消しではなく、むしろ効果を強める意味。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈɔːf.set/ (英国), /ˈɒf.set/ (英国), /ˈɔːf.set/ または /ˈɑːf.set/ (米国)
- アクセント: 「オフ(/ɔːf/ または /ɒf/)」にやや強調が来やすく、その後に「セット(/set/)」が続く。
- アメリカ英語では /ɑːf.set/ と発音されることもあり、「オー」に近い母音となることがあります。
- よくある間違い: “of” と “off” の発音混同。 /ˈɒf.set/ では、最初の音がしっかり子音の /f/ になるよう注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “ofset” などとつづる間違い。正しくは “offset” で「f」が2文字ではなく1文字。
- “ofset” などとつづる間違い。正しくは “offset” で「f」が2文字ではなく1文字。
- 同音異義語との混同
- “off-site” と混同されることがあるが、まったく別の意味(“off-site” は現場外、社外など)。
- “off-site” と混同されることがあるが、まったく別の意味(“off-site” は現場外、社外など)。
- 試験対策
- ビジネス英語やTOEICなどで、コスト / リスク / 環境問題の文脈で “offset” が頻出。
- 文脈に合わせた使い方(相殺・軽減する)を理解しておくと得点につながる。
- ビジネス英語やTOEICなどで、コスト / リスク / 環境問題の文脈で “offset” が頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「off(離す)」と「set(置く)」の組み合わせをイメージすると「プラスとマイナスを離してバランスを取る」という感覚が思い浮かびます。
- 「オフセット(offset)印刷」は日本語でもよく使われるため、そのイメージを思い出せばスペリングを覚えやすいです。
- 短い言葉なので、ビジネスシーンの「コストを~で相殺する」という具体例に結びつけて覚えると実用的です。
以上が “offset” の詳しい解説です。比較的フォーマルかつビジネスや学術的な文脈で耳にすることが多いため、実際の文章や会話の流れの中で使い方を押さえておくとよいでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
(…を)相殺(そうさい)するもの,(…の)埋め合わせ《+to(for)+名》
意味(2)
(地面に近い幹から出る)側枝,横枝
意味(3)
=offset printing
意味(4)
…‘を'埋め合わせる,相殺する
意味(5)
…‘を'オフセット印刷する