最終更新日:2025/11/15
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(特に政治上の)過激論者,過激主義者

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元となった辞書の項目

extremist

(特に政治上の)過激論者,過激主義者

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政府は過激派グループに取り締まりを強化している。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: extremist

品詞: 主に名詞(時に形容詞としても使用される)

活用形:


  • 名詞: extremist(単数形)、extremists(複数形)

  • 形容詞: extremist(「過激な」という意味で使われる場面がある)

意味(英語): A person who holds extreme political or religious views, especially one who advocates illegal, violent, or other extreme actions.

意味(日本語): 極端な政治的・宗教的見解を持ち、違法行為や暴力的行動などの過激な手段を支持する人のことです。

「ある思想や主義をとことんまで押し進めて行動する人」を指し、通常は否定的あるいは危険なニュアンスを含む言葉です。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話は問題なくスムーズにこなし、抽象的・技術的な会話にもある程度対応できるレベル


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • extreme(極端な) + -ist(人を表す接尾辞)

    「極端」「端にある」という意味の要素「extreme」に「〜する人」というニュアンスを持つ「-ist」が結合して、「過激主義者」を意味するようになっています。

関連する派生語


  • extreme(形容詞・名詞): 極端(な)

  • extremely(副詞): 極端に、非常に

  • extremism(名詞): 過激主義

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. extremist group(過激派集団)

  2. extremist ideology(過激思想)

  3. religious extremist(宗教的過激派)

  4. political extremist(政治的過激派)

  5. violent extremist behavior(暴力的な過激派行動)

  6. extremist threat(過激派の脅威)

  7. label someone as an extremist(誰かを過激派と呼ぶ)

  8. extremist rhetoric(過激派の扇動的な言説)

  9. combat extremist activities(過激派活動と戦う)

  10. extremist movement(過激派運動)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「extremus」(「端」「最先端」の意)に由来し、「極端」「端にある」という意味を引き継いでいます。

  • そこからフランス語を経て英語の「extreme」となり、主義者・行動者を示す「–ist」がついて「extremist」となりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 通常は否定的・危険なニュアンスがあります。

  • 政治・宗教などの文脈で使われることが多く、ニュースや報道などで目にする語です。

  • カジュアルな会話よりもフォーマルな文脈や報道、学術・政治討議などで使用されることが多い言葉です。ただし、日常会話で誰かを強く非難する際にも使用されることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての用法


    • 可算名詞(a/an, 複数形の -s を取る)

    • 例: She is an extremist. / They are extremists.


  2. 形容詞としての用法


    • “extremist policies” 「過激な政策」のように名詞を修飾する場合に用いられます。

    • ただし使用頻度は「extreme + 名詞」よりは少なめ。


  3. 一般的な構文例


    • S + V + extremist + (名詞)

    • S + V + against + extremist + (movement / group) など

    • 例: “The government is taking strong measures against extremist groups.”


  4. 使用シーン


    • フォーマル: 政治や新聞などで使用される。

    • カジュアル: 誰かの態度を「極端だ」と非難するときにまれに使われるが、一般的には強い表現。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I can’t believe how much he’s changed; he sounds like an extremist now.”


    • 「彼がどれだけ変わったか信じられないよ。まるで過激主義者みたいになっちゃった。」


  2. “Be careful discussing politics with him; he’s turning into a bit of an extremist.”


    • 「彼と政治の話をするのは気をつけたほうがいいよ。ちょっと過激派みたいになりつつあるから。」


  3. “She’s so strict about her diet that some people call her an extremist.”


    • 「彼女はダイエットにすごく厳しいから、極端すぎるって言う人もいるよ。」


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company has a policy not to employ anyone known for extremist behavior.”


    • 「当社では、過激派的な行動で知られる人物は採用しない方針です。」


  2. “We need to ensure our brand isn’t associated with extremist groups.”


    • 「私たちのブランドが過激派グループと結び付けられないようにする必要があります。」


  3. “The board is concerned about potential extremist rhetoric in online communities.”


    • 「取締役会はオンラインコミュニティにおける過激派的な言動を懸念しています。」


(C) 学術・公的文脈での例文


  1. “Studies show that economic instability can lead to the rise of extremist movements.”


    • 「研究によると、経済的な不安定が過激派運動の台頭につながることがあります。」


  2. “Government agencies are collaborating to prevent the spread of extremist ideologies.”


    • 「政府機関は過激思想の拡散を防ぐために協力体制をとっています。」


  3. “In her thesis, she analyzes how extremist groups recruit new members through social media.”


    • 「彼女の論文では、過激派グループがソーシャルメディアを通じて新規メンバーを勧誘する手法を分析しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. radical(過激主義者/過激な)


    • 「現状を大きく変えようとする人・考え方」。必ずしも暴力的とは限らない。


  2. fanatic(熱狂的信者)


    • 宗教・スポーツなどへの熱狂が行き過ぎた人を指すことが多い。


  3. militant(好戦的な人)


    • 自分の思想のために武力や暴力的行動をいとわない人。


反意語(Antonyms)


  1. moderate(穏健派)


    • 極端な意見を避け、常識的・中道的立場をとる人。


  2. centrist(中道派)


    • 政治的立場が中道の人。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪkˈstriː.mɪst/ または /ɛkˈstriː.mɪst/

  • アクセントは “ex*trem*ist” の「trem」の部分に置きます。

  • アメリカ英語(US)イギリス英語(UK)で大きな差はありませんが、アメリカ英語ではやや [ɪ] より [ɛ] に近い発音になることがある程度です。

  • よくある間違いとして、“extreme” だけのように「イクストリーム」と発音して終わってしまうことがありますが、最後に「-ist」の発音をしっかりと入れる必要があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “extremist” を “extreamist” のようにつづってしまうミスが起こりやすいです。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、“extreme” (形容詞) と混同して文法的に誤用しないように注意してください。

  • 試験対策(TOEIC・英検など)では、ニュース記事や評論文の長文読解に出てくる可能性があり、政治や社会問題文脈でよく見かけます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源を意識: 「extreme(極端)」に「-ist(〜する人)」が付いたと覚えると納得しやすいです。

  • イメージ: “extremist”と聞くと、真ん中から飛び出して端に走るイメージ。「極端な位置にいる人」と考えると覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: “extreme”→“extremism”→“extremist” の流れをセットで覚えるとスペリングの定着に繋がります。


以上が「extremist」の詳細な解説です。政治・社会問題の文脈で頻出する単語であるため、ニュース記事や学術的な文章などで見かけたら、ぜひ意識して確認してみてください。

意味のイメージ
extremist
意味(1)

(特に政治上の)過激論者,過激主義者

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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