最終更新日:2025/11/14
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【名/C】派遣団,代表団 / 不慮の出来事 / 【形】《他の条件などに》依存する,...次第の《on, upon ...》 / 不測の, 偶然の / 《...に》起こり得る《to ...》

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元となった辞書の項目

contingent

【名/C】派遣団,代表団 / 不慮の出来事 / 【形】《他の条件などに》依存する,...次第の《on, upon ...》 / 不測の, 偶然の / 《...に》起こり得る《to ...》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: contingent

品詞: 形容詞 / 名詞


  • 形容詞 (adjective):


    • 英語の意味: dependent on or conditioned by something else; subject to chance; possible but not certain.

    • 日本語の意味: 「~に依存している」「条件次第で起こりうる」「偶発的な」などを表します。

    • たとえば、「ある条件が満たされない限り起こらないかもしれない」というニュアンスです。


  • 名詞 (noun):


    • 英語の意味: a group of people representing an organization or country, or a delegation.

    • 日本語の意味: 「代表団」「派遣団」「(ある集団の)一部を形成する人々のグループ」などを表します。

    • 「フランス代表団の一部」「大会に参加している~団」などのように使われます。


  • 活用形:


    • 形容詞の場合は比較級・最上級は通常ありませんが、「more contingent」「most contingent」と言うことは非常にまれです。

    • 名詞形は数えられる名詞 (可算名詞) なので、複数形は「contingents」となります。

      例: several contingents from different countries


  • 他の品詞形:


    • 同じ語幹から派生した副詞「contingently」(条件付きで、偶然に)などがあります。


  • CEFRレベル目安


    • 「contingent」はB2以上(中上級)レベルくらいの単語と考えられます。

    • B2:中上級レベルの単語です。ニュース記事やビジネス資料でも見かける可能性があります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特になし

  • 語幹: 「tangent」のような形が含まれますが、直接的な接頭・接尾語ではなく、ラテン語 “contingere” に遡ります。

  • 接尾語: 「-ent」は形容詞を作るラテン語由来の接尾語で、「~している状態の」といった意味を持ちます。

派生語や類縁語


  • contingently (副詞): 条件付きで、偶然に

  • contingency (名詞): 偶発事態、緊急事態、予測できない出来事

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. contingent upon (〜に依存している)

  2. a contingent event (偶発的な出来事)

  3. financial contingency (財政上の不測の事態)

  4. contingency plan (緊急時対応策)

  5. large contingent (大規模な代表団)

  6. contingent liability (偶発負債)

  7. contingent offer (条件付きの申し出)

  8. military contingent (軍の派遣団)

  9. contingent workforce (派遣社員・契約社員などからなる労働者群)

  10. politically contingent (政治的な状況次第の)

3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • この単語はラテン語 contingere(「共に触れる」「起こる」)に由来します。

    • もともとは「起こりうることを触れる・生じる」といったニュアンスで、条件によって起きることを指すようになりました。


  • ニュアンスや注意点:


    • 「contingent on 〜」などの形で、「〜次第である」「〜に左右される」という意味合いを強調します。

    • 論文やビジネス文書など、ややフォーマルな表現で使われることが多いです。

    • 口語でも時々使われますが、やや硬い言い回しです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての用法:


    • 「be contingent on (upon) + 名詞/句」:〜に依存している、〜次第である

      例:The success of the project is contingent on sufficient funding.


  • 名詞としての用法:


    • 「a contingent of + 名詞」:〜の代表団、〜の派遣団

      例:A contingent of students arrived for the national conference.

    • 可算名詞として扱うため、複数形は「contingents」となります。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 書き言葉やフォーマルなスピーチ、学術論文、ビジネスシーンでよく見られます。

    • 日常会話であまり使われないわけではありませんが、「conditional」や「depending on〜」などに言い換えられることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話の例文


  1. “Is your trip to Paris contingent on getting vacation approval from your boss?”

    (あなたのパリ旅行は上司から休暇の許可をもらえるかどうかにかかっているの?)

  2. “He mentioned a small contingent of friends will join the hike tomorrow.”

    (彼は、明日少数の友人グループがハイキングに加わると言っていました。)

  3. “Our movie night is contingent on whether I can fix the TV in time.”

    (私たちの映画鑑賞は、私が時間内にテレビを直せるかどうかにかかっているよ。)

ビジネスの例文


  1. “The deal is contingent upon the legal department’s final review.”

    (その取引は法務部による最終審査次第です。)

  2. “A contingent of executives from the partner company will visit next month.”

    (提携先企業の幹部陣の代表団が来月訪問します。)

  3. “Our budget increase is contingent on the projected sales reaching their targets.”

    (私たちの予算増額は、売上予測が目標に達するかどうかによります。)

学術的な文脈の例文


  1. “This theory is contingent on the assumption that market conditions remain stable.”

    (この理論は、市場環境が安定したままであるという仮定に依存しています。)

  2. “A contingent approach to social policy acknowledges regional differences.”

    (社会政策の条件付きアプローチは、地域ごとの違いを認めています。)

  3. “Their findings suggest that cultural practices are contingent on historical context.”

    (彼らの発見は、文化的慣習が歴史的背景に左右されることを示唆しています。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. dependent (依存する)


      • 「contingent」よりも一般的に使われ、単に「頼る」「〜によって決まる」の意味に特化。


    2. conditional (条件付きの)


      • 「contingent on〜」とほぼ同じ意味で置き換え可能だが、やや直接的に「条件に左右される」ことを強調。


    3. subject to (〜の影響を受けやすい)


      • 「subject to approval」などの形でも使われ、許可や条件に左右されるニュアンス。



  • 反意語


    1. independent (独立した、依存しない)


      • 何らかの外的要因に左右されない状態を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kənˈtɪndʒənt/

  • アクセント位置: 「tin」の部分に強勢があります。「con-TIN-gent」。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • 両方とも大きな違いはありませんが、母音の発音が微妙に異なることがあります。

    • アメリカ英語: /kənˈtɪn.dʒənt/

    • イギリス英語: /kənˈtɪn.dʒənt/ (ほぼ同じ)


  • よくある発音の間違い:


    • 第2音節を強く発音しないで、「CON-ti-gent」と言ってしまうケースがあります。強勢は「tin」の部分です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “contingant”や“contigent”と書き間違えることがあるので注意してください。

  • 同音異義語: 特にはありませんが、「continuous」と混同しないように。意味がまったく異なります。

  • 試験対策: TOEICなどのビジネス英語関連の試験で「contingent on (upon)」の構文が出題されることがあります。条件付きの合意や契約条件の文脈などで頻出です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 条件がタッチ(tangent)して生じる」イメージ: “con” (共に) + “tingere” (触れる)

  • 「条件に触れる(満たされる)と、起こりうる」と考えると覚えやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: 「tin」を省かず、「con + tin + gent」と区切って覚えるとミススペルしにくいです。


上記の解説を踏まえて、「contingent」はビジネスや学術的な文章で「~次第である」「条件付きの」「代表団」として使われる少しフォーマルな単語です。条件が関与する場面で多用されるので、契約や計画の可否を述べる場面などで活用してみてください。

意味のイメージ
contingent
意味(1)

《集合的に》《《米》単数扱い,《英》単数・複数扱い》派遣団,代表団

意味(2)

分遣隊(艦隊)

意味(3)

不慮の出来事

意味(4)

《補語にのみ用いて》(他の条件などに)依存する,…次第の《+on(upon)+

意味(5)

起こるかもしれない,不測の;偶然の;(…に)起こり得る《+to+

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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