最終更新日:2025/11/13

【形】3倍の;3重の,3部から成る【名/C】3倍の数;三塁打【動/他】を3倍(3重)にする【自】3倍になる;三塁打を打つ

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元となった辞書の項目

triple

【形】3倍の;3重の,3部から成る【名/C】3倍の数;三塁打【動/他】を3倍(3重)にする【自】3倍になる;三塁打を打つ

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解説

以下では、英単語 “triple” を できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “triple”

  • 日本語: 「三重の」「3倍の」「3倍にする」「3塁打(野球用語)」

「triple」は「三重の」あるいは「3 倍」になることや、その状態を表す単語です。例えば、「売上を3倍にする」「3重の構造をもつ」といったときに使われます。日常の場面では「3倍になる」「3倍に増える」というニュアンスで、ビジネスシーンやスポーツ(野球での三塁打)などでもよく登場します。

品詞


  1. 形容詞 (adjective): 「3倍の」「三重の」

    例: a triple layer cake (三層のケーキ)

  2. 動詞 (verb): 「3倍になる・3倍にする」

    例: The company wants to triple its profits. (その会社は利益を3倍にしたいと考えている)

  3. 名詞 (noun): 「三塁打」(特に野球の文脈で)

    例: He hit a triple in the last inning. (彼は最終回に三塁打を打った)

活用形


  • 形容詞: triple (変化なし)

  • 動詞: triple – tripled – tripled – tripling

  • 名詞: triple (単数形) / triples (複数形)

他の品詞形(例)


  • “triply” (副詞): 「3重に」「三重に」

    例: The information was triply encrypted. (その情報は三重に暗号化されていた)

CEFRレベル目安


  • B2 (中上級): 「三重の」「3倍の」という概念自体はおなじみですが、動詞として使う場合や派生的な表現をマスターするには少し慣れが必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “tri-” : 「3」を意味するラテン語・ギリシャ語由来の要素

  • 語幹 “ple” : ラテン語で「重なる」を意味する“plicare”系が由来とされる(後述の語源参照)

  • 接尾語 (特に顕著なものはありませんが、仏語由来の綴り “-ple” を保持しています)

よく使われる関連表現・コロケーション(10個)


  1. triple threat(トリプルスレット)

    → 3つの強みを持つ人・要素

  2. triple jump(三段跳び)

    → 陸上競技の三段跳び

  3. triple crown(トリプルクラウン)

    → 競馬や野球で重要な3タイトルをすべて獲得すること

  4. triple bond(三重結合)

    → 化学の結合(炭素炭素三重結合など)

  5. triple alliance(三国同盟)

    → 歴史や外交で使われる「三国同盟」

  6. triple-digit (numbers)(3桁の数字)

    → 100以上999以下の数

  7. triple layer(三層)

    → ケーキや構造などで「三層」の意味

  8. triple-check(3重チェック)

    → 念には念を入れるイメージ

  9. in triple time(3拍子で)

    → 音楽で、「3拍子」を指す表現

  10. triple sec(トリプルセック)

    → オレンジリキュールの一種


3. 語源とニュアンス

語源

“triple” はラテン語の「三」を表す “triplus” と、フランス語 “triple” に由来します。「tri-(3つ)」と “plicare”(fold: 折りたたむ、重ねる)の組み合わせがもととなり、「3つ重なったもの」を表してきました。

ニュアンスや使用時の注意


  • カジュアル・フォーマル両方で使いやすい単語です。

  • ビジネスシーンでは「数値を3倍にする」といった文脈でよく使われます。

  • 口語でも「人数が3倍に増えたよ!」というように自然に使われます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • (動詞) + to triple + 目的語

    例: We aim to triple our sales this quarter.

  • (主語) + triple (自動詞的に)

    例: Our revenue nearly tripled last year.

名詞の場合


  • “a triple” は特に野球での「三塁打」を指します。

    例: He hit a triple with the bases loaded.

形容詞の場合


  • triple + 名詞

    例: triple portion (3倍の量), triple advantage (3つの利点)


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I can’t believe my expenses almost tripled this month.”

    (今月は出費がほぼ3倍になっちゃったなんて信じられないよ。)

  2. “Let’s share this triple-layer chocolate cake!”

    (この三層のチョコレートケーキを一緒に食べようよ!)

  3. “We had a triple birthday party last weekend.”

    (先週末、3人まとめての誕生日パーティーをしたんだ。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “Our goal is to triple the number of subscribers by the end of the year.”

    (年末までに購読者数を3倍にすることが目標です。)

  2. “The company’s profit tripled over the past two quarters.”

    (過去2四半期で、その会社の利益は3倍になりました。)

  3. “We need to triple-check these figures before we finalize the report.”

    (レポートを完成させる前に、これらの数字を念入りに3重チェックする必要があります。)

学術的な文脈 (アカデミック)


  1. “In molecular structures, a triple bond is observed between certain atoms.”

    (分子構造では、特定の原子間に三重結合が見られます。)

  2. “The experiment requires a triple layer of insulated materials.”

    (実験では、三重の断熱材層が必要になります。)

  3. “Demographic trends suggest the population could triple in urban areas.”

    (人口動向によると、都市部の人口は3倍になる可能性があると示唆されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “treble” (トレブル)

    → イギリス英語では “treble” も「3倍にする、3倍の」を意味するが、アメリカ英語ではあまり一般的ではない。音量の高音域(トレブル)の意味でも使われる。

  2. “threefold” (スリーフォールド)

    → 「3重の」という意味。ややフォーマルで書き言葉寄り。

反意語


  • 明確な反意語としては “single” (単一の) がありますが、「2倍」「4倍」などは正確には反意語ではないため、文脈によって「1倍」と対比したいときに “single” が使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ˈtrɪp.əl/

  • アクセントは頭に来て “TRI-ple” となります。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、イギリス英語では ə が少し長めになる場合があります。

  • スペルミスで “tripple” と書いてしまうミスがあるので注意ください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “tripple” と “p” を2回重ねてしまう誤りがよくある。正しくは “triple”

  • 同音異義語: 特にありませんが、“trip” (旅行・つまずく) や “triplet” (三つ子) とは区別が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検で「増加」「数値」などの文脈で登場する場合があります。経済や統計に関する文章で“triple”は頻出する表現です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “tri-” といえば “triangle (三角形)”, “tricycle (三輪車)” など、「3」を表した単語と関連付けると覚えやすいです。

  • “ple” は「重ねる」イメージがあり “double” や “multiple” と同じ感覚で「~倍」という意味を想起できます。

  • 覚え方としては “tri (=3) + ple (fold) = 三重に折る → 3倍” のイメージで記憶すると良いでしょう。


以上が “triple” の詳細解説です。「3倍にする」という動詞から、「三塁打」という名詞、そして「3倍の/三重の」という形容詞まで幅広い使い方があるため、文脈に応じて適切な品詞を使えるように意識してみてください。

意味のイメージ
triple
意味(1)

3倍の

意味(2)

3重の,3部から成る

意味(3)

3倍の数(量)

意味(4)

(野球で)三塁打

意味(5)

…‘を'3倍(3重)にする

意味(6)

3倍(3重)になる

意味(7)

(野球で)三塁打を打つ

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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