最終更新日:2025/10/13

(法廷で) 証言する / 《...を》 保証する, 立証する 《to ...》 / 《...の》 証拠となる 《to ...》 / 《~ that ...》 ...であると証言する

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元となった辞書の項目

testify

動詞

(法廷で) 証言する / 《...を》 保証する, 立証する 《to ...》 / 《...の》 証拠となる 《to ...》 / 《~ that ...》 ...であると証言する

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彼は明日、法廷で証言する予定です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: testify

品詞: 動詞 (Verb)

CEFR レベルの目安: B2 (中上級)


  • 「testify」は主に「証言する」「証拠となる」という意味を持ちます。裁判や公式の場で「証言する」とき、あるいは何かが事実であることを「(証拠によって)示す」というニュアンスです。日本語で言うと、「法廷で証言する」あるいは「〜であることを証明する」という感じです。フォーマルなニュアンスが強く、特に法律や公式文書などでよく使われる単語です。

活用形:


  • 現在形: testify / testifies (三人称単数)

  • 過去形: testified

  • 過去分詞形: testified

  • 現在分詞形: testifying

他の品詞形:


  • 名詞: testimony (証言、証拠)

  • 形容詞: testimonial (証明書や推薦状に関わる、証言の)

  • 副詞形はありませんが、testimoniallyという形で使われることは極めて稀です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (root): 「test-」はラテン語の「testis(証人)」に由来します。

  • 接尾語 (suffix): 「-fy」は英語で「〜化する」「〜にする」という意味を持つ接尾語で、フランス語やラテン語からの借用形です。

派生語・類縁語


  • testimony: 証言、証拠

  • testament: 遺言、証拠、聖書の「〜書」など

  • attest: 証明する、証拠となる

よく使われるコロケーション(10個)


  1. testify in court → 法廷で証言する

  2. testify under oath → 宣誓のもと証言する

  3. testify against someone → (相手に不利になるように)証言する

  4. testify on behalf of someone → (相手に有利になるように)証言する

  5. testify before a jury → 陪審員の前で証言する

  6. testify to the truth → 真実を証言する

  7. testify to one’s innocence → 自分の無実を証言する

  8. testify about the incident → その事件について証言する

  9. testify beyond doubt → 疑いの余地なく証明する

  10. testify in one’s defense → 自己弁護のために証言する


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語「testificārī(証言する)」が語源で、”testis(証人)”と”-fy(する)”が組み合わさった形です。法律や宗教的な文書で長く使われてきた言葉であり、古フランス語を経由して英語になりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「testify」は法律的・公式的であり、口語会話で「証言する」と言いたいときにしばしば使われます。カジュアルな文脈よりもフォーマルな場面での使用が一般的です。例えば法廷での証言や、公式の調査で立場を明らかにするときなどのイメージです。

  • 口語で使う場合は、比喩的に「(明らかに)示す」といった意味合いでも用いられますが、やや堅い言い方として聞こえることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞/自動詞


    • 「testify」は基本的には自動詞として機能し、「to + 目的語」「about + 目的語」「against + 人」などの前置詞を伴います。

    • 一方、他動詞として用いる場合もあり、「He testified his innocence.(彼は自分の無実を証言した)」のように、直接オブジェクト(名詞)を取ることもできますが、前置詞を伴う用法が多いです。


  • 一般的な構文例


    1. [主語] + testify + (前置詞) + [名詞]


      • 例: She testified in court about the accident.


    2. [主語] + testify + that節


      • 例: He testified that he was at home during the incident.



  • イディオム


    • 「testify against oneself」:自分に不利な証言をする

    • 「testify to the facts」:事実を証明する



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. I can testify to her kindness, as she helped me move last weekend.


    • 先週末、彼女が私の引っ越しを手伝ってくれたので、私は彼女の優しさを証言できます。


  2. If anyone doubts his cooking skills, I can testify they're amazing!


    • もし誰かが彼の料理の腕前を疑うなら、私がすごいって証明できますよ!


  3. My friends can testify that I'm always on time.


    • 友達は、私がいつも時間通りだと証言してくれます。


(B) ビジネスでの例文


  1. Several colleagues testified that the new manager treats everyone fairly.


    • 何人かの同僚が、新しいマネージャーがみんなを公平に扱っていると証言しました。


  2. We have data that testifies to the product's effectiveness in reducing costs.


    • コスト削減における製品の効果を証明するデータがあります。


  3. Our CEO will testify before the committee about the financial reports.


    • 当社のCEOは財務報告について委員会の前で証言する予定です。


(C) 学術・専門的な文脈での例文


  1. The witness testified under oath about the experiment's methodology.


    • その証人は、実験方法について宣誓のもと証言しました。


  2. His research findings testify to the significant impact of climate change on ocean currents.


    • 彼の研究結果は、気候変動が海流に与える大きな影響を証明するものです。


  3. Experts testified to the reliability of the newly developed vaccine.


    • 専門家たちは、新たに開発されたワクチンの信頼性を証明しました。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. bear witness (英: 目撃証言をする, 日: 証人となる、証言する)


    • 「testify」よりも口語的で、やや文学的な響きがあります。


  2. give evidence (英: 証拠を提供する, 日: 証拠を挙げる)


    • 「testify」とほぼ同義ですが裁判所での証言というより、ものやデータ等を提出するニュアンスが強いです。


  3. attest (英: 証明する, 日: 真実であると証言/証明する)


    • 「testify」のフォーマルバージョンですが、法廷外でもよく使われ、文書で証明する際に用いられます。


反意語 (Antonyms)


  • deny (否定する)

  • refute (反論する)

  • contradict (否定する、反対の立場を述べる)

これらは「証言すること」とは正反対に、相手の意見や主張を否定したり反証したりする単語です。


7. 発音とアクセントの特徴

よくある発音の間違い


  • 第二音節を強く発音してしまうことがあるので注意。正しくは「TES-ti-fy」のリズムで強勢が最初にきます。

  • 最後の /faɪ/ の音を無意識に伸ばしすぎないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “testify” の「-fy」はよく “-fie” と書き間違えることがあるので注意。

  2. 前置詞の混乱: 「testify about/to/against」などの使い分けを間違えやすい。証言の根拠を示す際には「to」、内容を述べる場合は「about」、不利に働く証言をするときは「against」を使います。

  3. TOEICや英検での出題: 法律や契約書、証言に関わるリーディング問題で登場することがあるため、「証言する」「法定で証言する」という意味で確実に覚えておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「testify」は「test(テスト)」の「-fy(〜にする)」とイメージすると、「テストする → 証拠を提示する → 正しさを証明する」と覚えやすいかもしれません。

  • 「testimony(証言)」とセットで覚えると、法廷ドラマやニュースなどの文脈で素早く意味を理解できるようになります。

  • 語源の「testis(ラテン語で証人)」も「テストの証明をする人」と関連付けるとイメージしやすいでしょう。


以上が、「testify」の詳細な解説です。裁判やフォーマルな調査などで公式に「証言する」という場面で最もよく用いられる動詞ですので、その用途や前置詞表現を押さえておきましょう。

意味のイメージ
testify
意味(1)

〈人が〉(法廷で)証言する,(一般に)証言する;(…に不利な,有利な)証言をする《+against(for, in favor of)+名》

意味(2)

〈人が〉(…を)保証する,立証する《+to+名(doing)》

意味(3)

〈物事が〉(…の)証拠となる,(…を)示す《+to+名》

意味(4)

《testify+that-節》(法廷で)〈人が〉…である‘と'証言する;〈物事が〉…‘という'証拠となる

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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