最終更新日:2024/06/17

【名/U/C】《...のための》資金, 経費《for .../ on ...》【動/他】《...のために》を支出する《for ...》

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元となった辞書の項目

outlay

【名/U/C】《...のための》資金, 経費《for .../ on ...》【動/他】《...のために》を支出する《for ...》

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会社のマーケティング費用の支出は大幅に増加しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: outlay

品詞: 名詞 (場合によっては動詞としての用例も見られますが、一般的には名詞として使われます)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


B2 レベルは、自分の意見をはっきり述べられたり、抽象的な話題に対応できる段階を指します。ビジネスや財務関連の単語を使いこなす必要があるため、少し専門性が上がります。


英語での意味

An amount of money spent on something; an expenditure.

日本語での意味

何かに費やされる金額、支出。


プロジェクトやビジネス計画で「これだけのお金を支出した」というニュアンスで使われる単語です。比較的フォーマルで、ビジネス文書や財務報告などでよく目にします。


活用形


  • 名詞: outlay / outlays(複数形)

  • 動詞: まれですが “to outlay” の形で「お金を費やす」という使い方もあります(例: “We have outlaid significant funds on this project.”)。ただし一般的ではありません。

他の品詞になった場合


  • 形容詞形や副詞形はありませんが、同根語として layout(配置)などが「lay + out」で構成されています。ただし意味は大きく異なるため注意が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “out-”


    • 「外へ」「外部へ」という意味を持つことが多い接頭語ですが、単語全体としては「お金などを取り出す」というニュアンスに応用されています。


  • 語幹: “lay”


    • 「置く」「敷く」という意味を持つ動詞 to lay と同源。 物やお金を「外へ出す」というイメージ。


関連・派生語


  • expenditure(支出)

  • expense(費用)

  • spending(支出)

  • disbursement(支払い、支出)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. initial outlay → 初期支出

  2. capital outlay → 資本支出

  3. total outlay → 総支出額

  4. large outlay → 多額の支出

  5. financial outlay → 財政的支出

  6. required outlay → 必要な支出

  7. significant outlay → かなりの支出

  8. outlay for equipment → 設備投資

  9. outlay on research → 研究費

  10. minimal outlay → 最小限の支出


3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • もともと “lay out” という句動詞(「広げる」「並べる」「出費する」など)に由来すると考えられます。そこから名詞形として “outlay” が派生し、「支出」や「費用」の意味が確立しました。


  • 歴史的使用


    • 古くは「外へ置く」というイメージで使われていましたが、現代では主に費用・支出を表すビジネス用語として定着しています。


  • ニュアンス・使用時の注意点


    • フォーマルな文脈で使われることが多く、ビジネス文書や計画書、財務報告などで使われると適切です。

    • 口語ではあまり使われず、よりカジュアルな場面では “cost” や “expense” が好まれる傾向があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算・不可算


    • 「総額」「全体の支出」という文脈では不可算名詞的に扱われる場合がありますが、複数の支出項目を扱う場合は可算名詞(outlays)として使われます。

    • 例) “We have multiple outlays.” (複数の支出項目がある)


  • 動詞としての用例


    • ビジネス文書などで「お金を使う」という意味で使われることがありますが、日常ではほとんど登場しません。


一般的な構文


  • “The total outlay for (something) is…” → (何か)に対する総支出は…

  • “The initial outlay required to start this project is…” → このプロジェクトを始めるのに必要な初期費用は…


5. 実例と例文

日常会話


  1. “My friend asked me about my outlay on vacation this year.”

    (今年の休暇でいくら使ったか友人に聞かれた。)

  2. “I’m trying to reduce my outlay on unnecessary subscriptions.”

    (不要なサブスクリプションへの支出を減らそうとしている。)

  3. “The outlay for groceries seems to be increasing lately.”

    (最近、食料品への支出が増えているように感じる。)

ビジネス


  1. “We need to carefully calculate the outlay before launching the new product.”

    (新製品を発売する前に、支出を慎重に計算する必要がある。)

  2. “The total outlay for the conference exceeded our initial budget.”

    (会議の総支出が当初の予算を上回ってしまった。)

  3. “A significant outlay is required to upgrade all our computer systems.”

    (コンピュータシステムをすべてアップグレードするには、かなりの支出が必要だ。)

学術的・専門的


  1. “The study examines the outlay on healthcare in developing countries.”

    (この研究は、途上国における医療費の支出を調査している。)

  2. “Defining the optimal outlay for environmental conservation is a complex task.”

    (環境保護のための最適な支出額を定義するのは複雑な課題である。)

  3. “Researchers often secure grants to cover the outlay of large-scale projects.”

    (研究者は大規模プロジェクトの支出をまかなうために助成金を確保することが多い。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. expenditure(支出)


    • outlay よりも一般的な単語で、会計や行政文書でも頻繁に使われます。


  2. expense(費用)


    • 個々の費用項目にも使え、より日常的。


  3. cost(コスト)


    • 一番広い意味で「費用」を表す単語。製作コストや生活コストなど、幅広いシーンで使われます。


  4. spending(支出)


    • 全般的な支出を指すが、金額よりも「行為」としての支出を表す場合が多い。


反意語


  • “income”(収入)

  • “revenue”(収益)


    • お金が入ってくる状況を表す反意の単語です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈaʊt.leɪ/

  • アメリカ英語/イギリス英語: アクセント位置や発音はほとんど同じです。

  • 強勢(アクセント)の位置: 単語の最初の音節 “out” に強勢があります。

  • よくある発音の間違い: “out” を [ɔːt] などと発音してしまうケースもありますが、正しくは [aʊt] です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: オー (o) を抜かして “utlay” にする誤りや、 “outly” と書いてしまうミスが発生しがちです。

  • 同音異義語との混同: とくに “outlet” や “layout” と混同しやすいので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEIC やビジネス英語関連の試験で、財務関連の語彙として出題される可能性があります。 文章の中で「今回のプロジェクトにはこれだけ費用がかかった」というような流れで出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語のイメージ: お金を “out(外)” に “lay(置く)” →「外に置く=使う」という連想をすると覚えやすい。

  • 音から覚える: “out” + “lay” の組み合わせ。 “Out” と “Lay” で「外へ高校野球の外野手が ‘レイ’ する」など、自分なりのイメージをつくると記憶に残りやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: ビジネスニュースや財務報告の記事などでよく見かける単語なので、実際の英文記事を読むと印象に残ります。使われ方をこまめに確認しながら学習すると役立ちます。


以上が “outlay” の詳細な解説です。ビジネスや財務の文脈でよく登場するので、覚えておくと会計や企業活動の話をする際に表現力がアップします。

意味のイメージ
outlay
意味(1)

〈C〉(…の)資金,経費《+for(on)+

意味(2)

(…のために)…‘を'支出する《++on(for)+

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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