最終更新日:2025/10/29

【形】組織[企画]化する;組織的な,構造上の;組織の

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元となった辞書の項目

organizational

【形】組織[企画]化する;組織的な,構造上の;組織の

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解説

以下では「organizational」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: organizational

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or involving an organization

意味(日本語): 「組織の、組織的な、組織に関する」

「organizational」は“organization”(組織)に関するもので、「組織レベルでの活動や構造、制度」を表す際に使われる単語です。たとえば「organizational structure(組織構造)」、「organizational change(組織改革)」のように、会社や団体などの組織体に関する性質やプロセスを指します。日常会話よりはビジネスや学術的な文脈でよく登場し、ややフォーマルなニュアンスがあります。

活用形


  • 原形: organizational

  • 比較級: more organizational (あまり一般的に比較はしませんが、文法上は比較級にできます)

  • 最上級: most organizational

※ 他の品詞への変化としては、


  • 名詞「organization (組織)」

  • 動詞「organize (組織する)」

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): 複雑な話題や抽象概念にもある程度対応できるレベルです。ビジネス文書や社会的なトピックでも概念を理解して表現できます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: organize / organization

  • 接尾語: -al(「〜に関する、〜の性質を持つ」を意味する形容詞化の接尾語)

「organization」は「organize(組織する)」から派生し、そこからさらに形容詞形にしたのが「organizational」です。

関連・派生語


  • organize (動詞) … 組織する、整理する

  • organization (名詞) … 組織、団体、構成

  • organizer (名詞) … 主催者、まとめ役

  • organizationally (副詞) … 組織に関して、組織面で

よく使われるコロケーション(10個)


  1. organizational structure … 組織構造

  2. organizational change … 組織改革

  3. organizational culture … 組織文化

  4. organizational behavior … 組織行動

  5. organizational development … 組織開発

  6. organizational effectiveness … 組織の有効性

  7. organizational strategy … 組織戦略

  8. organizational leadership … 組織的リーダーシップ

  9. organizational skills … 組織力、整理能力

  10. organizational chart … 組織図


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「organization」のもとになっている「organize」は、フランス語「organiser」や中世ラテン語「organizare」に由来しており、「体系的に構成する」という意味を持ちます。そこから「-al」接尾辞を付けて形容詞化したのが「organizational」です。

ニュアンス

「organizational」という単語は、ビジネスやアカデミック寄りの文脈、いわゆる少しフォーマルな場面で使われることが多いです。組織の構造やプロセスについて論じるときに登場することが多く、専門的・分析的なニュアンスがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、「organizational + 名詞」の形がもっとも一般的です。

  • フォーマルな文書や会議、ビジネスシーン、論文などでよく見られます。

  • 「organizational」単独で補語(補語位置で使う形容詞)として使うことは少なく、たいていは名詞を修飾して使われます。

使用例の構文


  • “organizational + 名詞”

    例: “organizational structure”, “organizational changes”

  • “be + organizational” (あまり多用されないが例示すると)

    例: “These issues are organizational rather than personal.”


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈など、3つの場面でそれぞれ3例ずつ示します。

5.1 日常会話


  1. “I need better organizational skills to keep track of my schedule.”

    (自分のスケジュールを管理するために、もっと組織力が必要だよ。)

  2. “She’s very organized in her personal life, so her organizational habits at home are impressive.”

    (彼女は私生活がとても整理されていて、家での整理習慣は見事だね。)

  3. “My dad always talks about the importance of organizational discipline, even for a small project.”

    (父は、小さなプロジェクトでも組織的な規律の重要性についていつも話すんだ。)

5.2 ビジネスシーン


  1. “We need to reassess our organizational structure to improve efficiency.”

    (効率を高めるために、組織構造を再評価する必要があります。)

  2. “Our company is undergoing significant organizational changes to adapt to the market.”

    (当社は市場への適応のため、大幅な組織改革を進めています。)

  3. “Organizational leadership plays a vital role in employee motivation.”

    (組織的リーダーシップは従業員のモチベーションに重要な役割を果たします。)

5.3 学術的な文脈


  1. “This study focuses on the impact of organizational culture on employee retention.”

    (この研究は、従業員の定着率に対する組織文化の影響に焦点を当てています。)

  2. “Scholars have examined organizational behavior to understand group dynamics.”

    (研究者たちは集団力学を理解するために組織行動を検討してきました。)

  3. “Organizational theory examines how companies structure their internal processes.”

    (組織論は、企業がどのように内部プロセスを構築しているかを考察します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. structural (構造的な)


    • 組織だけでなく、建築物や文書など幅広い“構造”に使える形容詞。


  2. managerial (管理の、経営の)


    • 管理や経営に焦点があるが、organizationalより管理職寄りのニュアンス。


  3. administrative (管理上の、事務上の)


    • 事務手続きや管理運営に関わる形容詞。organizationalよりトーンがやや実務的。


反意語(間接的)


  • unorganized (整理されていない、組織されていない)


    • 直接の反意語ではありませんが、“組織されていない”という意味で対比的。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˌɔːr.ɡən.əˈzeɪ.ʃən.əl/

  • イギリス英語: /ˌɔː.ɡən.aɪˈzeɪ.ʃən.əl/

アクセント


  • “organizational”は「-za-」のあたりに強勢があります。

  • 米音: オー(r)ガナ「ゼイ」ションナル

  • 英音: オーガナ「ゼイ」ションナル

よくある発音の間違い


  • “organiZation” 自体の/Z/の音と“organise(英式)/organize(米式)”のS/Zの混乱。

  • 母音の減少が多くあり、略して「オルグナイゼイショナル」となりがちなので、一音一音しっかり発音するのがよい。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • “organizational”は長いので、スペリングの間違いが起きやすいです。

    • 特に“organiz”を“organis”と誤記(英米の綴りの混同)するなどが散見されます。


  2. 形容詞と名詞の区別


    • organization (名詞) と organizational (形容詞) を混同しないように注意。


  3. 他の長い形容詞との混同


    • 例: “organizational”と“administrational”は似た響きですが、意味や文脈が異なります。


  4. TOEICや英検などでの頻出


    • ビジネス文脈のリーディング問題やエッセイなどで、“organizational structure”“organizational changes”などが出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「organizational」は「organization」に「-al」をくっつけた形容詞。「組織」に“関わる、関連する”というイメージをもつと覚えやすいです。

  • スペリングが長いので「o-r-g-a-n-i-z-a-t-i-o-n + a-l」と、「organization」に後ろから「-al」を足す感覚で覚えると良いでしょう。

  • 「整理、組織化」という概念とセットで、「強そうな部隊が並んでいるイメージ」で思い浮かべると、体系立った印象が掴みやすいです。


以上が「organizational」の詳細解説になります。ビジネス文章や学術論文で登場する機会が多い単語なので、組織にまつわる表現とあわせて学習すると効果的です。

意味のイメージ
organizational
意味(1)

組織の,組織的な,組織上の,構成上の;組織化する(能力など)

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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