最終更新日:2025/12/01

詐欺の,いかさまの

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元となった辞書の項目

fraudulent

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解説

「fraudulent」の徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: fraudulent

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): intended to deceive or cheat

意味(日本語): 詐欺的な、偽りの、だまそうとする

「fraudulent」は、「だます意図がある」「不正や詐欺の手口である」といったニュアンスで使われる単語です。ビジネスや法律文書などで見かけることも多く、かなりフォーマルな場面でも使われます。

難易度推定: C1(上級)


  • よく出現するが、日常会話より法的文書など、かしこまった文脈で登場しやすい単語です。

活用形・派生形


  • 形容詞: fraudulent (詐欺的な)

  • 副詞: fraudulently (詐欺的に)

  • 名詞: fraud (詐欺); ただし、fraudulent自体は形容詞なので直接名詞形はありませんが、関連する名詞として「fraud」があります。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹など


  • fraud: 「詐欺」「不正行為」という意味の名詞。

  • -ulent: ラテン語由来の形容詞語尾。多くの場合「~の性質を持つ」という意味合いを示します(例: opulent「豊かな」など)。

派生語や類縁語


  • fraud (名詞) : 詐欺、不正行為

  • fraudster (名詞) : 詐欺師

  • defraud (動詞) : 詐欺行為でだます

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. fraudulent claim(詐欺的な主張)

  2. fraudulent transaction(不正取引)

  3. fraudulent activity(詐欺行為/不正行為)

  4. fraudulent document(偽造文書)

  5. fraudulent scheme(詐欺計画)

  6. fraudulent conduct(詐欺的行為)

  7. fraudulent practice(詐欺的手口/手法)

  8. fraudulent representation(偽りの申し立て)

  9. fraudulent application(不正な申請)

  10. fraudulent filing(不正書類提出)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「fraus(詐欺、不正)」に由来します。英語では中世期に「fraudulent」が使われ始め、法律文書や公的文書などで特に定着してきました。


  • ニュアンス:


    • 非常にフォーマルな印象を与える語で、法的・公的な文脈でよく使われます。

    • 単に「うそ」というより「詐欺的に人をだます行為」を強調するニュアンスが強いです。


  • 使用時の注意点:


    • カジュアルな文脈ではあまり用いられず、口語というより書き言葉やフォーマルな場面に向いています。

    • 誰かを「fraudulent」だと断言するのは強い非難になるため、使う際には注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 形容詞のみ

  • 他の語との組み合わせでは、名詞を修飾して「不正な~、詐欺的な~」という意味になります。

  • 法律文書や契約書などでは、「fraudulent act(詐欺行為)」というように用いられます。

一般的な構文や表現


  • He was charged with fraudulent activities.

  • The court deemed the contract fraudulent.

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 主に契約書・法律文書に向いた表現

  • カジュアル: 口語で使用することはあまりありません


5. 実例と例文

日常会話 (あまり多くはないが、参考例)


  1. I heard he made some fraudulent claims on his insurance.

    (彼が保険で詐欺的な請求をしたって聞いたよ。)


  2. Be careful with online deals; some can be fraudulent.

    (ネットの取引には気をつけて。詐欺まがいのものもあるよ。)


  3. I suspect this email might be fraudulent.

    (このメールは詐欺っぽいと思うんだ。)


ビジネスシーン


  1. Our company’s policy strictly prohibits any fraudulent activity.

    (当社の方針では、いかなる詐欺行為も厳しく禁止しています。)


  2. If we detect fraudulent transactions, we must report them immediately.

    (不正取引を発見した場合、すぐに報告しなければなりません。)


  3. The investigation revealed fraudulent expenses in the accounts.

    (調査によって会計上の不正経費が明らかになりました。)


学術的・法的文脈


  1. The judge concluded that the defendant’s actions were fraudulent.

    (裁判官は、被告の行為が詐欺的であると結論づけた。)


  2. Fraudulent behavior undermines the integrity of any institution.

    (詐欺的行為は、あらゆる組織の信頼性を損ないます。)


  3. The statute outlines penalties for fraudulent practices in securities trading.

    (その法令は証券取引における詐欺的行為に関する罰則を定めています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. deceitful(人を欺く)


    • より個人の性格や行為の「ずるさ・欺き」を示す。


  2. deceptive(人をだますような)


    • 見せかけで人を誤解させるニュアンス。


  3. dishonest(不正直な)


    • 「正直ではない」という広い意味で、必ずしも詐欺を意味しない。


反意語


  1. honest(正直な)

  2. genuine(本物の、誠実な)

  3. authentic(信頼できる、本物の)

「fraudulent」はあくまで「だますつもりがある」ニュアンスが強いので、単なる「うそ」よりも法的・ビジネス的なシリアスさがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˈfrɔː.dʒə.lənt/

    • イギリス英語: /ˈfrɔː.dʒʊ.lənt/


  • アクセント: 「fraud」の部分(最初の音節)に強勢があります。「FRAU-du-lent」のイメージ。

  • よくある間違い: [dʒ] の音を[j]と発音してしまうことがありますが、「フロージュラント」のように[j]ではなく、「フロージャラント」に近い音にしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「fraud」自体のスペルを「fraudlent」のように誤って省略しがちです。

  • 同音異義語との混同: とくに同音異義語はありませんが、「fraud」と「forge(偽造する)」を混同しないよう注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などの読解問題で、法的な文脈・契約書などを題材にした文章中に「fraudulent」が出ることがあります。

    • 文脈で「不正行為を伴う」という意味を表すキーワードとして認識できると良いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「fraud (詐欺)」がそのまま入っているので、「詐欺 + -ulent(形容詞化)」というイメージで覚えるとよいでしょう。

  • 「フロウ(flow)」ではなく「フロード」のように「d」が入る点を意識しながら発音を確認すると覚えやすいです。

  • 恐ろしく「だまそうとする」イメージを持つと、「fraudulent = 詐欺的な」とすぐ思い出せます。


以上が「fraudulent」の詳細解説です。詐欺行為や不正行為を形容するときに使われるフォーマルな単語として、覚えておくと便利です。

意味のイメージ
fraudulent
意味(1)

詐欺の,いかさまの

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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