最終更新日:2025/11/02

【形】構成要素の 、選挙権のある、憲法制定権のある 【名】成分、構成要素、選挙有権者、選挙人

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元となった辞書の項目

constituent

【形】構成要素の 、選挙権のある、憲法制定権のある 【名】成分、構成要素、選挙有権者、選挙人

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化合物の異なる構成要素が注意深く分析されています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: constituent

品詞: 名詞(主に)、形容詞としても使用される

英語での意味


  • (名) A part or component of something; an element that composes a whole.

  • (形) Serving as a part of a whole; being a component.

日本語での意味


  • (名) 構成要素、成分、要因

  • (形) 構成する、構成要素となる

「ある大きな物事・システム・グループなどを作り上げる、ひとつひとつの要素」を指す単語です。政治では「選挙区民(有権者)」という意味もありますが、一般的には「構成要素」というニュアンスで使われます。

活用形


  • 名詞形: constituent (複数形: constituents)

  • 形容詞形: constituent (比較級・最上級は通常なし)

他の品詞例


  • 動詞形は直接はありませんが、近い意味合いで使う「constitute」(〜を構成する)という動詞があります。

CEFRレベルの目安


  • C1(上級): 大学レベル以上の専門的な文章にしばしば登場します。技術文書や政治用語にも出てくるため、少し高度な単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源: 「con-(共に)」+「statuere(立てる)」がラテン語の由来で、そこから「構成する」という意味が発展しました。

  • 接頭語: con-(共に)

  • 語幹/語源: stituere(立てる・配置する)

  • 接尾語: -ent(形容詞や名詞を作る語尾)

派生語や類縁語


  • constitute (動詞) : 〜を構成する

  • constitutional (形容詞) : 憲法の、構造上の

  • constitution (名詞) : 憲法、構成、体質

よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選


  1. “chemical constituents”

    → 「化学成分」

  2. “main constituent”

    → 「主要構成要素」

  3. “principal constituent”

    → 「主要な成分」

  4. “constituent part”

    → 「構成部分」

  5. “active constituent”

    → 「活性成分」

  6. “constituent element”

    → 「構成要素」

  7. “key constituent”

    → 「重要な構成要素」

  8. “constituent assembly”

    → 「制憲議会」

  9. “constituent units”

    → 「構成単位」

  10. “organizational constituents”

    → 「組織を構成する要素・メンバー」


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 constituere (共に立てる、設立する) からきています。

  • 歴史的な使用: 17世紀頃から「構成要素」という意味で使われるようになり、政治や組織論などでも使われるようになりました。

  • ニュアンス: 「部分-全体」の関係を強調するときに用いられます。政治では選挙区民を「constituents」と呼ぶことがあるため、ややフォーマルな響きを持ちます。

  • 使用シーン:


    • 論文や専門書など、かしこまった文脈で使われることが多い

    • 口語でも「成分・要素」を指すときに使用されるが、やや硬い印象



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として: 「コンポーネント(要素)」を指す名詞です。可算名詞として扱われ、複数形は “constituents” となります。

  • 形容詞として: 「構成している」「選挙権を持つ」などの意味を表す形容詞です。ただし、頻度は名詞用法のほうが高いです。

一般的な構文例


  1. A is a constituent of B.


    • AはBの構成要素(成分)である。


  2. Such constituents play a crucial role in 〜


    • そのような構成要素は〜において重要な役割を果たす。


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 論文やビジネスレポート、学術論文など

  • カジュアル: 日常会話では “part,” “element,” “component” のほうがよく使われることが多い


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル寄り)


  1. “Do you know the main constituents of this dish?”


    • 「この料理の主な材料(構成成分)って何か知ってる?」


  2. “I always read the label to check the constituents of the product.”


    • 「商品の成分を確認するために、いつもラベルを読んでいます。」


  3. “The juice has natural constituents only, no artificial additives.”


    • 「このジュースは天然成分だけでできていて、人工添加物は入っていないんだ。」


ビジネスシーン


  1. “We need to identify each constituent of our supply chain to optimize costs.”


    • 「コストを最適化するには、サプライチェーンのそれぞれの構成要素を特定する必要があります。」


  2. “Our constituents in the local district are expecting more transparent communication.”


    • 「地域の有権者は、もっと透明性のあるコミュニケーションを望んでいます。」(政治文脈)


  3. “The constituent data points must be analyzed before making a decision.”


    • 「決断を下す前に、構成する各データポイントを分析しなければなりません。」


学術的・専門的文脈


  1. “The chemical constituents of the sample were examined under the microscope.”


    • 「サンプルの化学成分は顕微鏡下で調べられた。」


  2. “A thorough breakdown of linguistic constituents is essential for syntactic research.”


    • 「統語論の研究には、言語の構成要素の徹底的な分析が欠かせません。」


  3. “Researchers have classified the constituents of the ecosystem based on their roles.”


    • 「研究者たちは、役割に基づいて生態系の構成要素を分類しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. element (要素)


    • 一般的で幅広い文脈で用いられる。


  2. component (部品・構成要素)


    • 機械やシステム関係でよく使われる。


  3. part (部分)


    • 日常的で広範囲に使われる印象。


  4. factor (要因)


    • 結果に影響を与える原因としてよく使われる。


※「constituent」はややフォーマルかつ学術的/政治的文脈でも使われやすい語です。

反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、ニュアンス的には “whole” (全体) が対極になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /kənˈstɪtʃuənt/ (アメリカ英語・イギリス英語ともにおおむね同様)

  • アクセント: 「-stit-」の部分に強勢があります (con-STI-tu-ent)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな発音の差異はほとんどありませんが、アメリカ英語では「チュアント」に近く、イギリス英語ではやや「チューエント」のように聞こえることもあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “constituent” の綴りが長いので、 “constitent” や “constituant” と書いてしまうミスが起こりやすいです。

  • 同音異義語との混同: 類似の単語 “constitution” と混同しやすいですが、意味が異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検、大学受験英語では、やや難しめの単語として読解問題などに登場することがあります。政治・法律などのジャンルでは「選挙民」の意味で出題される場合もあるため、両方の意味を覚えると便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から覚える: “con-” (共に) + “stitute” (立てる) → 「共に立てて作り上げたもの」=「構成要素」。

  • 構造のイメージ: “constituent” は何かを「じっくり分析して、バラしたときに見えてくる」イメージ。

  • 覚え方テクニック: “con-STI-tu-ent” の音節を意識して、アクセントを置いて発音練習をする。政治の文脈(有権者)にも使うと覚えておくと、単語の幅が広がります。


以上が “constituent” の詳細な解説です。ぜひ学習やリーディングの際、大きなシステムを分解して考えるときや、各要素について述べるときに「constituent」を活用してみてください。

意味のイメージ
constituent
意味(1)

(またconstitutive)(ある物の)構成要素の

意味(2)

選挙権(指名権)のある,憲法制定(改正)権のある

意味(3)

(ある物質の)成分,[構成]要素

意味(4)

選挙有権者,選挙人

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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