最終更新日:2025/12/01
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

profitability

【名/U】収益性,利益率,採算性

このボタンはなに?

会社の収益性は過去1年間で着実に増加しています。

このボタンはなに?
解説

以下では「profitability」という単語を、学習者にとってわかりやすい形でできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: profitability

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 通常は不可算名詞として扱われます。複数形(profitabilities)は非常にまれです。

意味(英語)


  • “profitability” refers to the ability of a business, product, or activity to generate a profit.

意味(日本語)


  • 「profitability」は、ビジネスや製品、活動などが「利益を生み出す能力」や「収益性」を指す言葉です。例えば、「この新商品は採算が取れるかどうか」のような状況で使われます。

  • 主にビジネスの場面で使われる少し専門的な単語で、「どれだけもうかるか」「どれだけ利益をあげられるか」というニュアンスを持ちます。

CEFRレベル


  • B2(中上級): ビジネス文書や経済の話題に対応する際、必要性が高まる単語です。

他の品詞での例


  • profitable (形容詞): 「利益になる」「もうかる」


    • 例: “That was a profitable investment.”(あれはもうかる投資だった。)


  • profit (名詞/動詞): 「利益(を得る)」


    • 例: “We made a significant profit last year.”(昨年は大きな利益を上げた。)

    • 例: “We hope to profit from this deal.”(この取引から利益を得たい。)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • profit + -ability


    • profit: 「利益」

    • -ability: 「~できる能力を表す接尾語」

    • 合わさって「利益を生み出す能力」という意味になります。


関連する派生語・類縁語


  • profitable (形容詞): 「利益になる、もうかる」

  • profitably (副詞): 「利益が出るように」

  • unprofitable(形容詞): 「利益にならない、不採算の」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. improve profitability(収益性を高める)

  2. enhance profitability(収益性を向上させる)

  3. sustain profitability(収益性を維持する)

  4. long-term profitability(長期的な収益性)

  5. assess profitability(収益性を評価する)

  6. profitability analysis(収益性分析)

  7. profitability ratio(収益性指標)

  8. overall profitability(全体的な収益性)

  9. declining profitability(収益性の低下)

  10. maximize profitability(収益性を最大化する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • profit は、ラテン語の “proficere”(進む、利益をもたらす)に由来し、古フランス語の “profit” を経て英語に入ってきました。

  • -ability は、ラテン語の “-abilitas” に由来し、「~できる性質」を表す接尾語です。

ニュアンス・使用時の注意点


  • ビジネスや経済、会計などフォーマルな文脈でよく使われます。

  • カジュアルな日常会話でも、「そのビジネスがうまくいくか(もうかるか)」といった文脈なら使用されることがありますが、やや専門的な響きもあります。

  • 感情的なニュアンスはさほど強くなく、客観的・ビジネスライクな印象を与える単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞として扱うのが一般的です。(例: “The profitability of this product is high.”)

  • 「profitability of + 名詞」の形で「~の収益性」と表すことが多いです。

  • フォーマルなビジネス文書や経済、会計の報告書、論文などで頻繁に使われます。カジュアルなシーンでは、興味あるビジネスや事業について語るときに使うことがあります。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’m thinking about starting a bakery, but I’m worried about its profitability.”

    (パン屋を始めようかと思っているんだけど、ちゃんともうかるか心配でね。)


  2. “The cafe’s profitability seems low. Maybe they should update their menu.”

    (あのカフェは収益性が低そう。メニューを新しくしたほうがいいかもね。)


  3. “She only invests in projects with proven profitability.”

    (彼女は実績のある収益性の高いプロジェクトにしか投資しないんだ。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We must improve the profitability of our new product line by reducing production costs.”

    (新製品のコストを下げて、収益性を上げなくてはなりません。)


  2. “The board of directors is looking for ways to optimize profitability next quarter.”

    (取締役会は次の四半期の収益性を最適化する方法を模索しています。)


  3. “Increasing operational efficiency leads to higher overall profitability.”

    (運用効率の向上は、全体的な収益性の向上につながります。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Recent studies indicate a strong correlation between innovation and firm profitability.”

    (最近の研究では、革新性と企業の収益性との間には強い相関があると示唆されています。)


  2. “Researchers often use various financial metrics to measure profitability and sustainability.”

    (研究者は収益性と持続可能性を測るために、さまざまな財務指標を用います。)


  3. “In economics, profitability is viewed as a function of both market competition and production costs.”

    (経済学では、収益性は市場競争と生産コストの両面から成る関数として捉えられます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. profit margin(利益率)


    • 具体的に売上高に対する利益の割合を指す点で、「profitability」よりも数量的・指標的。


  2. earning potential(稼ぐ可能性)


    • 将来の収益力に焦点を当てるため、「profitability」が現時点の収益性を指すのに対して、“可能性”としてのニュアンスが強い。


  3. viability(存続可能性)


    • 事業として継続できるかどうかに重きがある。「profitability」が金銭面の利益を強調するのに対し、「viability」はより広い存続要因も含む。


反意語


  • unprofitability(非収益性): 利益が出ない、または赤字である状況。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • 米音: /ˌprɑːfɪtəˈbɪlɪti/ (「プロフィタビリティ」のような発音。 「ɑː」音が長め。)

    • 英音: /ˌprɒfɪtəˈbɪlɪti/ (「プロフィタビリティ」のような発音。「ɒ」がやや丸い音。)


  • アクセントはbilの部分に置かれます: pro-fit-a-BIL-i-ty


  • よくある間違いとして、日本語の「プロフィタビリティ」のようにすべてを均一に発音してしまい、強勢(アクセント)があいまいになることが挙げられます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “profitability” の中に “profitablity” や “profability” など、母音や子音を抜かしてしまうミスが多いです。

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、動詞の “profit” や形容詞の “profitable” とごちゃ混ぜになることがあります。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネス関連のパートや長文読解で登場しやすい単語です。ビジネス経済系の文章では頻出するので、正確にスペルと意味を覚えておくと良いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「profit + ability = 利益を生み出す能力」とつなげてイメージすると覚えやすいでしょう。

  • スペリングは “profit” + “ability” と真ん中に “a” が入っていると意識して書くとミスを減らせます。

  • 仕事やビジネス関連のニュースや記事を読む際に、実際に出てくる文脈をチェックしてみると印象に残りやすくなります。


「profitability」はビジネスや経済の分野で欠かせない単語ですが、基本的な意味構造は「profit(利益)」に「-ability(能力)」が加わったものであることを意識すると理解しやすくなります。スペルとアクセントをしっかりおさえ、ビジネスシーンやアカデミックな文章で使いこなせるように練習してみましょう。

意味のイメージ
profitability
意味(1)

収益性,利益率,採算性

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★