最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

commissioner

(政付が任命する)委員,理事 / (中央官庁・地方自治体の)長官,局長;弁務官 / 《米》(プロスポーツの)コミッショナー(運営の最高責任者で制裁権を持つ)

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解説

以下では、英単語 commissioner をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: commissioner

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語):

• A person with authority to oversee or regulate a particular area or department.

• Often used for a high-ranking official in government or sports organizations.

意味(日本語):

• ある特定の分野や部署を監督する権限を持つ人、または任命される人。

• 行政機関やスポーツリーグなどのトップ的立場の「長官」や「委員長」「コミッショナー」というニュアンスです。「police commissioner (警察長官)」や「sports commissioner (スポーツリーグのコミッショナー)」などでよく使われます。

主な活用形:


  • 単数形: commissioner

  • 複数形: commissioners

※「commissioner」は名詞形なので、動詞・形容詞としては commission(動詞: 委任する、名詞: 委任・手数料)の派生形が関連します。たとえば「commissioned (動詞の過去・過去分詞形)」や「commissioning (動名詞/現在分詞形)」などがあります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・ニュースや時事問題で登場する語彙として理解が求められるレベル

・行政・政治や公的な文書にも頻出する単語


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: com-(共に、完全に)

  • 語幹: miss (元は mittere, “送る”)

  • 接尾語: -ion(行為や状態を示す名詞化のための要素)

  • 人を示す -er(〜する人)

「com-」+「mission」(委任・任務) +「-er」で「任務を与えられた人」というニュアンスになります。

関連語・派生語


  • commission (名詞・動詞): 任務、委任手数料/任命する

  • commissioner (名詞): コミッショナー、長官

  • commissionership (名詞): コミッショナーの地位・職務

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. police commissioner(警察長官)

  2. fire commissioner(消防局長)

  3. commissioner of education(教育委員長)

  4. commissioner position(コミッショナーの立場)

  5. appointed as commissioner(コミッショナーとして任命される)

  6. city commissioner(市行政委員)

  7. sports commissioner(スポーツリーグのコミッショナー)

  8. commissioner to investigate(調査委員としてのコミッショナー)

  9. high commissioner(高等弁務官)

  10. commissioner-level meeting(コミッショナー級の会合)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の mittere(送る)が元となり、「委任・任務」を意味する mission に、接尾語 -er(人)を付け、「権限を与えられた人」を表すようになりました。

  • 英語の commission(職務委任、権限付与)からの派生形として、委任された人や長官といった意味を持ちます。

ニュアンスや使用時の注意


  • 公的・公式な文脈で用いられることが多く、ややフォーマルな響きがあります。

  • スポーツ団体では「league commissioner(リーグのコミッショナー)」を指す場合もあり、比較的カジュアルにも聞こえますが、やはり肩書きとしては権威のある印象を与えます。

よく使われるシーン


  • 行政や政府の部署(例: Police Commissioner)

  • スポーツリーグ(例: NBA Commissioner, MLB Commissioner)

  • 国際機関の役職(例: EU Commissioner)


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a commissioner / the commissioner / commissioners

  • 単数・複数の使い分け: “He was appointed commissioner.”(彼はコミッショナーに任命された) / “Two commissioners attended the meeting.”(2名のコミッショナーが会議に出席した)

  • フォーマルな場面で肩書き・呼称として使われる: “Commissioner Brown” のように人名と合わせて用いることも多いです。

一般的な構文・イディオム


  • “to serve as commissioner” (コミッショナーとして務める)

  • “to become a commissioner” (コミッショナーになる)

  • “the office of the commissioner” (コミッショナーの職・役職)


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つに分けて、各3例文ずつ示します。

A. 日常会話での例文


  1. “Did you hear that my uncle was appointed commissioner of the local fire department?”

    (うちの叔父が地元の消防局のコミッショナーに任命されたんだって、知ってる?)


  2. “The new sports commissioner wants to change the league rules.”

    (新しいスポーツコミッショナーはリーグのルールを変えたがっているよ。)


  3. “I saw the police commissioner on TV talking about the new policy.”

    (テレビで警察長官が新しい方針について話しているのを見たよ。)


B. ビジネスの場面


  1. “We invited the city commissioner to speak at our company’s community event.”

    (私たちの会社の地域イベントに、市のコミッショナーを招いて講演していただきました。)


  2. “The commissioner’s approval is required before any major changes are implemented.”

    (大きな変更を実施するにはコミッショナーの承認が必要です。)


  3. “They held a meeting with the trade commissioner to discuss import regulations.”

    (輸入規制を協議するために、通商担当コミッショナーとの会合が開かれました。)


C. 学術的・公的文脈


  1. “In an official statement, the commissioner outlined new guidelines for public welfare.”

    (公式声明において、コミッショナーは公的福祉のための新しい指針を示しました。)


  2. “The health commissioner presented a comprehensive study on disease prevention.”

    (健康コミッショナーは疾病予防に関する包括的な調査結果を発表しました。)


  3. “Researchers interviewed the environmental commissioner regarding policy implementation.”

    (研究者たちは政策の実施状況について環境コミッショナーにインタビューを行いました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. director(ディレクター/長官)


    • 任命される立場としては似ていますが、より幅広い分野で使われます。


  2. chief officer(最高責任者)


    • 「最高責任者」という意味でポジション的に似ている言葉です。


  3. superintendent(監督官、管理者)


    • 地方自治体や警察などで使われる管理職の肩書きに近いです。


  4. administrator(行政官、管理者)


    • 行政上、管理を担当する立場を広く指します。


反意語 (Antonyms)


  • 特に明確な反意語はありませんが、下位役職である subordinate(部下)やclerical staff(事務職員)などは対照的な立場を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語: /kəˈmɪʃ.ən.ər/

  • アメリカ英語: /kəˈmɪʃ.ɚ/ または /kəˈmɪʃ.ən.ɚ/

強勢(アクセント)


  • 第2音節の「mi」にアクセントがあります: co-MI-ssion-er

よくある発音の間違い


  • 語頭の “co-” を強く読んでしまい、アクセント位置を間違える。

  • 語中の “-mission-” を「ミッション」ではなく「ミッシュン」に近い音で発音すると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “commissioner” は “m” が2つ, “s” が2つ入っていますが、途中で一文字抜けがちなので注意しましょう(commisioner, comissionerなどの誤字)。

  • “commission” (委任・手数料) と “commissioner” (コミッショナー) の使い分けに注意。似ている単語ですが、意味・品詞が異なります。

  • 試験対策: 公的機関や時事英語の読解問題(TOEIC、英検など)で見かけやすい単語。特に長い文章の中でポジションを示すキーワードとなる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「com (共に/完全に) + mission(任務) + -er(人)」の組み合わせとイメージすると覚えやすいです。

  • 「任務を与えられ、権限を持っている人」というイメージで頭に刻むと理解が深まります。

  • スペリングのときは「commission (com + mis + sion)」に「er」が付く、という形で書く練習をするとミスが減ります。


以上が “commissioner” の詳細解説です。政府や行政、スポーツ団体など、公式の役職を表す語として知っておくと重宝します。使う際にはフォーマルな響きがあるため、文脈に合わせて活用してみてください。

意味のイメージ
commissioner
意味(1)

(政付が任命する)委員,理事

意味(2)

(中央官庁・地方自治体の)長官,局長;弁務官

意味(3)

《米》(プロスポーツの)コミッショナー(運営の最高責任者で制裁権を持つ)

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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