最終更新日:2025/11/22
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元となった辞書の項目

activist

(特に政治信条の)積極行動主義者,実践主義者

このボタンはなに?

その積極行動主義者は、政府の政策に抗議して逮捕されました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: activist

品詞: 名詞(countable noun)

意味(英語): A person who strongly believes in and takes actions to promote or bring about political or social change.

意味(日本語): 政治的・社会的な変化を起こすために積極的に行動する人、またはそうした活動に熱心に取り組む人。

「社会問題や政治的なテーマに対して“声を上げる人・運動に携わる人”というニュアンスがあります。特定の目的や理想を実現するために、デモやキャンペーン、ロビー活動など幅広い活動を行います。」

活用形: 名詞のため、単数形 (activist)、複数形 (activists) が一般的です。

他の品詞例:


  • 形容詞形: “activist” は形容詞ではほとんど使われませんが、同じ語根をもつ “active” が「活動的な」を表します。

  • 名詞: “activity” (活動)、“activation” (活性化) など。

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

(理由:学習者レベルで言うと、社会的・政治的な文脈を扱うにはある程度の語彙や抽象的な話題への理解が必要となるため中上級レベルに相当します。)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (act): ラテン語 “agere”(行動する)に由来する “act” に関係があり、「行動する」という意味を持ちます。

  • 接尾語 (-ist): 「~する人」「~に関わる人」を表す。例: “artist”, “scientist”, “pianist”。

派生語や類縁語


  • activity: 活動

  • activate: 活性化する / 作動させる

  • action: 行動

  • active: 活動的な

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(全10例)


  1. political activist(政治活動家)

  2. social activist(社会運動家)

  3. environmental activist(環境保護活動家)

  4. human rights activist(人権活動家)

  5. civil rights activist(公民権運動家)

  6. animal rights activist(動物の権利を訴える活動家)

  7. grassroots activist(草の根活動家)

  8. to become an activist(活動家になる)

  9. a group of activists(活動家のグループ)

  10. young activist(若い活動家)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の“act(行動)”から派生し、フランス語の “activiste” などを経て英語化しました。「行動を起こす人」という意味を強調する語源です。

  • 歴史的背景: 社会運動や政治的運動が活発化する中で多用されてきました。特に20世紀以降、さまざまな市民運動や権利運動に関連して用いられます。

  • ニュアンスや使用時の注意点:


    • 政治や社会問題に取り組む「能動的・積極的な行動」を示すので、ポジティブな文脈で捉えられやすい一方、時に過激な運動をイメージさせることもあるため、文脈に注意が必要です。

    • 口語・文章どちらでも使われますが、新聞やネットニュースなどの文章で見かけることが多い単語です。フォーマルにもカジュアルにも使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: an activist / activists のように扱います。

  • “activist” は主に「人物」を表すため、文中ではしばしば 主語(例: “Activists are protesting.”)や 補語(例: “She is an activist.”)の位置で使われます。

一般的な構文やイディオム


  • Activist for + 名詞

    例: “She is an activist for women’s rights.”(彼女は女性の権利のための活動家だ。)

  • Activists rally/gather for + 名詞

    例: “Activists gathered for climate change reform.”(活動家たちは気候変動改革のために集まった。)

どちらかというと決まったイディオムよりは、目的語(権利やテーマ)を後ろに続ける形が多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My sister became an environmental activist to protect local forests.”

    (私の姉は地元の森林を保護するために環境保護活動家になったんだ。)


  2. “I met a social activist at the community event last weekend.”

    (先週のコミュニティイベントで社会運動家に会ったよ。)


  3. “People often ask me why I decided to become an activist.”

    (なぜ私が活動家になろうと思ったのか、よく聞かれます。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Companies sometimes collaborate with activists to improve their public image.”

    (企業は時々、自社のイメージ向上のために活動家と協力することがあります。)


  2. “The board discussed how to address concerns raised by shareholder activists.”

    (取締役会は、株主活動家からの懸念事項にどう対処するかを協議しました。)


  3. “We hired a PR firm to handle potential conflicts with environmental activists.”

    (環境保護活動家との潜在的な衝突に対処するため、PR会社を雇いました。)


学術的/公的な文脈での例文


  1. “Many sociologists study the impact of activists on policy making.”

    (多くの社会学者が、政策決定に対する活動家の影響を研究している。)


  2. “Activists have historically played a pivotal role in enacting legal reforms.”

    (歴史的に、活動家たちは法整備の実現において重要な役割を果たしてきた。)


  3. “Numerous studies emphasize the contribution of grassroots activists to social movements.”

    (多くの研究が、草の根活動家の社会運動への貢献を強調している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. campaigner(キャンペーン活動家)


    • 「ある特定の活動や運動を行う人」。「activist」とほぼ同義だが、“campaigner” はもう少し「選挙運動、募金キャンペーンなど特定のキャンペーン」に特化するニュアンス。


  2. advocate(支持者、擁護者)


    • 「ある活動や主張を支持・擁護する人」。実際に行動を起こす意味合いもあるが、言論で支援する面も強調される。


  3. protester(抗議者、デモ参加者)


    • デモや抗議行動を行う人。しかし目標とする改革のためだけに行動するという点で同義に使われることもあるが、「抗議」へのフォーカス度が高い。


反意語


  • bystander(傍観者)


    • 何かが起きていても積極的な行動を起こさない人。activist の対極として使われることもある。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈæk.tɪ.vɪst/

  • アクセント: 第1音節 “ac” に強勢があります。「アクティビスト」のように、最初の “ac” をはっきり発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語での発音: 大きな違いはほとんどありませんが、アメリカ英語では “-tɪ-” の部分がやや曖昧母音寄りに(「アクダヴィスト」に近く)聞こえる場合があります。

  • よくある発音の間違い:


    • 最初の “ac” を弱めてしまい “uhctivist” のように曖昧になる。しっかり “アク” と発音するのがポイント。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “activist” を “activeist” や “actvist” と書き間違えることがあるので注意。

  • 同音異義語: とくに “activist” と “active” はスペルも近いですが意味は大きく異なります。前者は「活動家」、後者は「活動的な」。

  • 試験対策:


    • TOEIC では社会的・政治的な話題の文章に出現することがある。

    • 英検やIELTS などでも時事問題に関するトピックで目にする語です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “act” + “-ivist” → 「行動(act)する人(-ist)」と覚えると、スペリングもしやすいです。

  • “act” から始まる単語で「動き」を表すものが多いので(action, actor, activeなど)、そこに「-ist」が付くと「それを行う人・担当者」のイメージがあります。

  • 社会情勢のニュースなどでよく見かけるので、その都度読み物を通して覚えると定着しやすいです。


以上が “activist” の詳細な解説です。行動を通じて社会や政治に変革を求める人というイメージで把握しておくとよいでしょう。

意味のイメージ
activist
意味(1)

(特に政治信条の)積極行動主義者,実践主義者

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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