proofread

1. 基本情報と概要

単語: proofread

品詞: 動詞 (Verb)

意味 (英語): to read and check a text for mistakes, and to correct them before publishing or finalizing.

意味 (日本語): 文書や文章を読み、誤りや誤植を検出し、修正すること。

「proofread」は、文章や論文などを最終的に完成させる前に、間違いを見つけて修正するために使われる動詞です。たとえば、印刷やウェブへの公開の前に、スペルや文法、用字用語などの誤りをチェックするような場面でよく使われます。少し専門性のある単語ですが、学校や職場でも日常的に目にする可能性があります。

活用形

• 原形: proofread
  


• 三人称単数現在形: proofreads
  


• 現在分詞 / 動名詞: proofreading
  


• 過去形 / 過去分詞形: proofread
  
  
  
  • ※スペルは同じですが、過去形・過去分詞では「read」の発音が「レッド (/rɛd/)」になります。
  
  

他の品詞形

• 名詞 (例): proofreader（プルーフリーダー）→「校正者」の意味
  

CEFRレベル目安

• B2（中上級）: 校正作業や執筆を行うレベルの英語学習者にとっては、比較的専門的な場面で登場する言葉です。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• proof + read
  
  
  
  • proof: 印刷物などの「校正刷り」を指す名詞。
    
  
  
  • read: 読む。
  
  

「proof」の意味が「証拠」や「校正刷り」を表すことから、この単語は「校正刷りを読む」→「誤りがないかチェックする」という意味に発展しました。

派生語・類縁語

• proofreader (名詞): 校正者
  


• proofreading (動名詞・名詞): 校正作業

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ10選

1. proofread a document（文書を校正する）
   


2. proofread a manuscript（原稿を校正する）
   


3. proofread thoroughly（綿密に校正する）
   


4. proofread for errors（誤りを探して校正する）
   


5. final proofread（最終校正）
   


6. proofread one’s essay（エッセイを校正する）
   


7. proofread carefully（注意深く校正する）
   


8. proofread a research paper（研究論文を校正する）
   


9. proofread before printing（印刷前に校正する）
   


10. proofread and edit（校正と編集を行う）

3. 語源とニュアンス

語源

• 印刷業界で使われてきた「proof（校正刷り）を読む（read）」が由来。
  


• 初期の印刷物では、実際に試し刷り（校正刷り）されたものを確認し、誤植やミスをチェックするために「proofread」という動作が必須でした。

ニュアンス・使用時の注意点

• 主に文章や印刷物の誤りを探す専門的な作業を指します。
  


• 文章での使用が多いですが、メールやレポートなどのビジネスシーンでも使われます。
  


• フォーマルな文章でもカジュアルな文章でも使えますが、若干フォーマル寄りのニュアンスが強い言葉です。

4. 文法的な特徴と構文

1. 他動詞として扱いますので、目的語が必要です。
   
   
   
   • 例: I need to proofread this report.
     
   
   


2. 進行形や受動態でも使われます。
   
   
   
   • 例: The article is being proofread.
     
   
   


3. 名詞形「proofreader」で「校正者」という職業や役割を指します。
   


4. フォーマル/カジュアル:
   
   
   
   • フォーマル: “Could you please proofread my article?”
     
   
   
   • カジュアル: “Hey, can you proofread my essay for me?”
   
   

5. 実例と例文

日常会話 (3つ)

1. “I always proofread my texts before sending them.”

   
   
   • (いつも文章を送る前に校正するんだ。)
   
   



2. “Could you proofread this email for spelling mistakes?”

   
   
   • (このメールのスペルミスを校正してもらえる？)
   
   



3. “I’m proofreading my friend’s blog post to help him out.”

   
   
   • (友達のブログ投稿を校正して手伝ってあげてるんだ。)
   
   

ビジネス (3つ)

1. “Please have the marketing materials proofread by our editor before distribution.”

   
   
   • (配布する前に、マーケティング資料を編集者に校正してもらってください。)
   
   



2. “We need someone to proofread the annual report thoroughly.”

   
   
   • (年次報告書をしっかりと校正する人が必要です。)
   
   



3. “After the translation is done, we will proofread it to ensure accuracy.”

   
   
   • (翻訳が終わったら、正確性を確保するために校正します。)
   
   

学術的な文脈 (3つ)

1. “Make sure you proofread your thesis before submission.”

   
   
   • (提出前に、論文をしっかりと校正してください。)
   
   



2. “The journal requires all authors to proofread their manuscripts meticulously.”

   
   
   • (その学術誌は、すべての執筆者に対して原稿をしっかり校正するよう求めています。)
   
   



3. “Students often underestimate the importance of proofreading in academic writing.”

   
   
   • (学生は、学術的な文章での校正の重要性を見落としがちです。)
   
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. edit（編集する）
   
   
   
   • より大きな構成や内容の変更を含む場合が多い。
     
   
   


2. revise（改訂する）
   
   
   
   • 内容そのものを修正・変更するニュアンスが強い。
     
   
   


3. review（見直す、再確認する）
   
   
   
   • 内容確認や全体の見直しをする。誤りチェックにも使われる。
     
   
   


4. check（チェックする）
   
   
   
   • 全般的な確認。ややカジュアル。
     
   
   


5. copyedit（文章の文体や表記を編集する）
   
   
   
   • 校正よりも書式などの修正を含む専門的な作業。
   
   

反意語 (Antonyms)

• overlook（見落とす）
  
  
  
  • 誤りに気づかないまま放置してしまうこと。
    
  
  


• ignore（無視する）
  
  
  
  • 誤りを認識していても修正しないこと。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 現在形: /ˈpruːfˌriːd/（プルーフ・リード）
  


• 過去形・過去分詞形: /ˈpruːfˌrɛd/（プルーフ・レッド）
  
  
  
  • スペリングは同じ“proofread”ですが、read部分の発音が「/riːd/ → /rɛd/」に変わります。
    
  
  


• 強勢 (アクセント): “proof”の「pruːf」に第一強勢が来て、二音節目の“read”に軽いアクセントが置かれるイメージです。
  


• アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の微妙な違いがある場合もあります。学習者は「read」の現在形 /riːd/ と過去形 /rɛd/ の発音が異なることを混同しやすいので要注意です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: 「proofread」を「proof-read」とハイフン付きで書いたり、「proofreaded」のように誤った過去形にしてしまうことがあるので注意が必要です。
  


• 発音: 「read」の現在形が /riːd/、過去形が /rɛd/ であるため、つい発音を混同してしまいがち。
  


• 試験対策: TOEICや英検などの文章校正問題やリーディングセクションで「誤りを見つける」という意味の文脈で登場する可能性があります。
  


• 同音異義語: “read” の過去形と別の単語の発音を混ぜてしまうミスに注意しましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “When you proofread, you’re reading the ‘proof’!” と覚えておくとわかりやすいです。
  


• 「文章を送信する前にダブルチェックする習慣」= 「proofreadしてから送る」とルーティン化すると、自然と単語が身につきます。
  


• 「proof が校正刷り」という印象を結びつけると、スペルと意味が定着しやすいでしょう。

以上が「proofread」の詳細な解説です。文章を送る・提出する直前に使いがちな単語なので、ぜひ覚えておきましょう！