最終更新日:2025/11/14
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〈U〉〈C〉共同管理[地] / (また《話》condo)〈C〉《米》分譲アパート(マンション)

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元となった辞書の項目

condominium

〈U〉〈C〉共同管理[地] / (また《話》condo)〈C〉《米》分譲アパート(マンション)

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解説

以下では、“condominium”を様々な観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: condominium

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語・日本語)


  • 英語: A building or complex of buildings containing a number of individually owned apartments or houses.

  • 日本語: 共同住宅、分譲マンション

「個々の住居は個人が所有し、共有部分は所有者の共同管理となるような住宅形態」を指す単語です。日本語では「マンション」と訳されることもありますが、英語圏では「apartment」や「flat」とはやや異なり、所有形態が入ってくる点が大きな特徴です。北米で特によく使われるイメージがあります。

活用形

名詞なので、数によって形が変わります。


  • 単数形: condominium

  • 複数形: condominiums

ただし、会話などではよく省略形「condo」が使われます。

他の品詞形・派生形


  • condo (名詞) - 「condominium」の口語的短縮形

    (※ 「condominium」自体は基本的に名詞のみで使用され、動詞や形容詞化などの一般的な派生形はありません)

難易度 (CEFR レベル の目安)


  • B2(中上級): 日常会話以上に、住宅事情や不動産に関する知識を取り扱う場面で使われる語彙であり、初級レベルでは触れる機会が少ないため。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • con- : 「共に」「一緒に」という意味の接頭語。

  • dominium : ラテン語で「所有、支配権」を意味する dominium(dominus=主、所有者)に由来。

“複数の人々が一緒に所有する”という語源的背景が、マンションや集合住宅を共同で管理するイメージと合致しています。

他の単語との関連性(派生語や類縁語など)


  • dominion (名詞) - 支配領域、領土

  • dominate (動詞) - 支配する、圧倒する

  • domain (名詞) - 領域、分野

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. buy a condominium → 分譲マンションを購入する

  2. condo fees → 管理費

  3. condominium association → 管理組合

  4. upscale condominium → 高級分譲マンション

  5. condominium regulations → 管理規約

  6. condominium board → 管理組合の理事会

  7. live in a condominium → 分譲マンションに住む

  8. condominium complex → 分譲マンション群、複合マンション

  9. sell a condominium → 分譲マンションを売却する

  10. condominium owners → 分譲マンション所有者


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「con(共に)」+「dominium(所有権)」に由来。

  • 英語としては18世紀頃から「共同支配領域」を指す言葉として使われていた時期があり、その後、不動産分野での「共有によって区分された所有形態」という意味に発展しました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「condominium」は北米やアジアの英語環境でよく使われる不動産用語で、ややフォーマル。カジュアルな会話でも「condo」と短縮してよく使います。

  • 「apartment」との違いは「所有形態」を表すかどうかです。rentする部屋は「apartment」、ownする部屋は「condominium」のニュアンスが強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): a condominium (1軒の分譲マンション)、two condominiums (2軒の分譲マンション)

  • 区切って「condo」と言う場合も単数可算名詞として扱い、複数形は「condos」となります。

一般的な構文


  • “I live in a condominium.”

  • “He bought a condominium in the city.”

  • “They are renovating their condominium.”

フォーマル / カジュアル


  • フォーマル: “condominium”

  • カジュアル: “condo”


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的文脈などでの例文を示します。

日常会話 (3例)


  1. “I just moved into a new condominium last week.”

    → 先週新しい分譲マンションに引っ越したばかりだよ。


  2. “My friend is looking for a condominium near the beach.”

    → 友だちがビーチの近くの分譲マンションを探しているんだ。


  3. “Do you pay a monthly fee for your condominium’s amenities?”

    → マンションの設備に月額料金はかかるの?


ビジネス (3例)


  1. “We’re promoting the pre-sale of our latest condominium project.”

    → 最新の分譲マンションプロジェクトを先行販売しています。


  2. “The condominium association’s annual meeting will be held next month.”

    → 来月、管理組合の年次総会が開かれます。


  3. “Investing in condominiums can be lucrative if managed properly.”

    → 適切に管理すれば、分譲マンションへの投資は収益性が高い場合があります。


学術的/専門的 (3例)


  1. “The legal framework of a condominium stems from collective property rights.”

    → 分譲マンションの法的枠組みは、共有財産の権利概念に起源を持つ。


  2. “Research shows that condominiums contribute to urban density but require strict regulations for communal space.”

    → 研究によると、分譲マンションは都市の高密度化に寄与するが、共用部に関して厳格な規制が必要である。


  3. “Comparative analyses of housing markets reveal that condominiums offer a mid-range affordability option in many cities.”

    → 住宅市場の比較分析では、分譲マンションは多くの都市で中程度の価格帯として提供されていることが示されている。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. apartment (アパート)


    • 意味: 賃貸で借りる住居を指すことが多い。所有ではなく、借りる形態が主流。

    • 違い: 「condominium」は所有を前提としており、ニュアンスが異なる。


  2. flat (イギリス英語でのフラット)


    • 意味: 主にイギリス英語で使われる「アパート」。

    • 違い: 「condominium」ほど所有形態のニュアンスは強くない。


  3. townhouse (タウンハウス)


    • 意味: 隣同士が壁でつながっている複数階構造の住居。

    • 違い: 物件形態・外観が少し違う。「condominium」ほど共用部を強調しない。


反意語


  • mansion (豪邸) - 実際には「マンション」という日本語への変換と混同しがちですが、本来は大きな個人邸宅を指します。

  • detached house (一戸建て) - 分譲マンションとは別形態で、共用部分がない。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (国際音声記号)


    • アメリカ英語: /ˌkɑːn.dəˈmɪn.i.əm/

    • イギリス英語: /ˌkɒn.dəˈmɪn.i.əm/


  • 強勢(アクセント)の位置


    • con-do-min-i-um の “min” の部分にアクセントが置かれます。


  • アメリカ英語/イギリス英語の違い


    • アメリカ英語では /ˌkɑːn-/ のように「カーン」のような発音

    • イギリス英語では /ˌkɒn-/ のように「コン」に近い音


  • よくある発音の間違い


    • アクセント位置(“dominium”では “min” にストレス)を間違えて “co*ndo*minium” のようにずらすケースがあるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “condominum”などと “i” を一つ落としがち。正しくは “condominium” (i が2回登場)。

  • 同音異義語との混同: とくに “condom” (コンドーム) と混同しないように注意。スペルや意味が全く違います。

  • 試験での出題: TOEIC や英検などでは、不動産関連の文章やリスニングに登場する可能性があります。所有形態を問う問題で「apartment」との使い分けを問われることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 分解でイメージ: “con” (共に) + “dominium” (支配/所有) → 複数人で所有する形態、と連想すると覚えやすい。

  • “condo” という略称から入ると発音やスペルのイメージが掴みやすいかもしれません。

  • “condo” と “mini” (ミニ) が入っていると感じることで、何となく部屋の一室を思い出し「分譲マンション」を連想する、という語呂合わせ的なイメージも考えられます。


以上が“condominium”の詳細解説です。

不動産や住宅関連の話題で頻出する語なので、ぜひ「condo」の略称を含めて慣れておきましょう。

意味のイメージ
condominium
意味(1)

〈U〉〈C〉共同管理[地]

意味(2)

(また《話》condo)〈C〉《米》分譲アパート(マンション)

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