最終更新日:2025/11/19
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を怒らせる, をいらだたせる / を刺激する / に炎症を起こす / いらいらする

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元となった辞書の項目

irritate

動詞

を怒らせる, をいらだたせる / を刺激する / に炎症を起こす / いらいらする

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その返事は私をいらいらさせた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: irritate

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to make someone annoyed, impatient, or a little angry

意味(日本語): 人をイライラさせる、または刺激する

「irritate」は、人を不快にさせたり、神経を逆なでするような場面で使われる動詞です。例えば、誰かが何度も同じことをして気に障るときに「You irritate me (あなたは私をイライラさせる)」のように使います。また、皮膚や目などに刺激を与えて炎症を起こす際も「This substance irritates the skin (この物質は肌を刺激します)」のように使われます。


  • 活用形:


    • 現在形: irritate / irritates

    • 過去形: irritated

    • 過去分詞形: irritated

    • 現在分詞形: irritating


  • 他の品詞形:


    • 形容詞: irritated (イライラした) / irritating (イライラさせるような)

    • 名詞形: irritation (イライラ、刺激)


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • B2(中上級)は、日常会話の範囲を超えた少し複雑な語彙を理解し、比較的正確に使いこなせるレベルです。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 「irritate」はラテン語の “irritāre(興奮させる、刺激する)” に由来するとされ、接頭・接尾の明確な分割はあまりありません。

    • 同じ語幹から派生した名詞「irritation」や形容詞「irritating / irritated」もあります。


  • 詳細な意味


    1. 人をイライラさせる・うんざりさせる

    2. (皮膚や目など)を刺激する、炎症を起こす


  • よく使われるコロケーション(10個)


    1. irritate someone’s skin → 人の肌を刺激する

    2. irritate the eyes → 目を刺激する

    3. irritate easily → 簡単にイライラする

    4. irritate a wound → 傷口を刺激する

    5. get irritated by noise → 騒音でイライラする

    6. an irritating habit → イライラさせる癖

    7. irritatingly slow → イライラするほど遅い

    8. be irritated at/with someone → 誰かに対してイラつく

    9. it irritates me when… → …のときに私はイライラする

    10. slightly irritated → 少しイライラしている



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “irritāre” が起源で、「興奮させる」「駆り立てる」の意味を持っていました。英語でも、マイナスの感情を呼び起こす意味として使われるようになりました。

  • ニュアンス: 「annoy」や「bother」よりもやや強めに、継続的にイライラさせる印象があります。また、皮膚や感覚を「刺激する」意味もあるため、あらゆる対象に対して攻撃的な作用を示す際に適した単語です。

  • 使用場面


    • 日常会話では「ちょっとイライラさせるな」というときにカジュアルに使われます。

    • フォーマルな文章でも、特に医療的な文脈で「肌を刺激する」「化学物質が粘膜を刺激する」のように使われることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的特徴:


    • 他動詞 (transitive verb): 「irritate + 目的語」の形で使います。

    • 目的語には人も物も取り得ます。人をイライラさせる、物理的に刺激するなど多様です。


  • 一般的な構文


    • (主語) + irritate + (目的語)

    • 例: Loud noises irritate me. (大きな音は私をイライラさせる)

    • be irritated by/at/with + (名詞/代名詞/動名詞)

    • 例: I’m irritated by his constant complaining. (彼の絶え間ない愚痴にイライラしている)


  • イディオム的表現はあまり多くありませんが、上記の “be irritated by/at/with” はよく使います。



5. 実例と例文

A) 日常会話 (3例)


  1. “He keeps tapping his pen, and it really irritates me.”

    「彼はずっとペンをカチカチしていて、本当にイライラするよ。」


  2. “Don’t irritate your sister like that. She’s had a long day.”

    「妹をそんなふうにイライラさせないで。今日は彼女、大変だったんだから。」


  3. “I get irritated when people cut in line without asking.”

    「並んでいる列に断りもなく割り込んでくる人がいるとイライラします。」


B) ビジネスシーン (3例)


  1. “Repeating the same instructions can irritate both employees and managers.”

    「同じ指示を繰り返すと、従業員も管理職もイライラすることがあります。」


  2. “Try not to irritate our clients by sending too many follow-up emails.”

    「フォローアップメールを送りすぎて、お客様をイライラさせないようにしてください。」


  3. “A slight delay in delivery might irritate our customers, so let’s keep them informed.”

    「少しの配送遅延でもお客様をイライラさせる可能性があるので、進捗をこまめにお知らせしましょう。」


C) 学術的/専門的文脈 (3例)


  1. “Some chemicals can irritate the respiratory system if inhaled.”

    「一部の化学物質は吸入すると呼吸器系を刺激する可能性があります。」


  2. “Excessive use of cosmetics may irritate sensitive skin.”

    「化粧品の使いすぎは敏感肌を刺激することがあります。」


  3. “Recent studies suggest that constant interruptions can irritate cognitive function.”

    「最近の研究によると、絶え間ない中断は認知機能に悪影響(イライラを引き起こす可能性)があることが示唆されています。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. annoy (イライラさせる) - よりカジュアルで頻繁に使われる

    2. bother (悩ませる、困らせる) - 軽い不快感を与える

    3. anger (怒らせる) - 怒りを起こさせる、より强いニュアンス

    4. vex (悩ます、イライラさせる) - やや文語的、古風なニュアンス

    5. exasperate (激しくイライラさせる) - 怒りを強調した表現


  • 反意語 (Antonyms)


    1. please (喜ばせる)

    2. delight (大いに喜ばせる)

    3. calm (落ち着かせる)


使い分け: “annoy” は一般的に幅広く使われますが、“irritate” は皮膚を「刺激する」の意味もカバーするため、文脈によって自然に使い分けられます。感情の強度は “exasperate” のほうがより強烈です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɪr.ɪ.teɪt/

  • アクセント: 最初の “ir” の部分に強勢がきます (IR-i-tate)。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな差はありませんが、イギリス英語では「テイ」の部分がややクリアに発音される傾向があります。

  • よくある発音の間違い: “irritate” の「r」の音を弱く発音しすぎたり、「ate」の部分が [ət] と曖昧になるケースが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “irritate” の “rr” と “t” が混同され、“irritate” の “a” と “e” の位置を間違えてしまう人がいます。

  • 同音異義の混同: “irrigate (灌漑する)” などとはつづりが似ていますが、意味はまったく異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、感情を表す動詞として “annoy” と置き換え可能かどうかを問われることがあります。例文和訳や穴埋め問題で頻出します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ/覚え方: 「irritate」は、日本語の「イライラ」に近い響きがあるので、「イライラ + テート(テイト)」と覚えると記憶しやすいです。

  • 勉強テクニック: “irritate → irritation → irritating → irritated” と、派生語をセットで覚えると、文章中での多様な使い方をイメージしやすくなります。

  • スペリングのポイント: “r” が2つあるのは “irri-” の部分だけだ、と意識するとミスを減らせます。


以上が、動詞「irritate」の詳細解説です。イライラさせる、刺激するという核心の意味をしっかり押さえ、ぜひ様々な文脈で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
irritate
意味(1)

…‘を'刺激する;…‘に'炎症を起こさせる

意味(2)

…‘を'怒らせる,いらだたせる

日焼けは皮膚をヒリヒリさせる。

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