最終更新日:2025/11/06
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【名/C】応じる人;受ける人;購読者

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元となった辞書の項目

taker

【名/C】応じる人;受ける人;購読者

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解説

1. 基本情報と概要

単語: taker

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): a person who takes something, accepts an offer, or agrees to participate in something

意味 (日本語): 「何かを受け取る人」「提案や申し出を受け入れる人」という意味です。たとえば「このオファーに応じる人」「試験を受ける人」「リスクを取る人」を指す場合などに用いられます。「誰かこのアイデアに乗る人はいる?」といった文脈で、「taker」という言葉を使って「応じる人がいるかどうか」を問うようなニュアンスがあります。

活用形:


  • 複数形: takers

ほかの品詞例:


  • 原形動詞: “take” (動詞)

  • 形容詞形: “taken” は本来過去分詞形で形容詞として “taken aback” などのイディオムで使われることがあります(ただし “taker” の形容詞形というよりは “take” の過去分詞形)。

CEFRレベル: B2 (中上級)

日常会話やビジネスシーンでも見られますが、やや具体的な文脈で使われるため、中上級レベルの単語と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: take (「取る」「受ける」という動詞)

  • 接尾語: -er (「~する人」「~するもの」を表す接尾語)

派生語や類縁語:


  • “take” (動詞)

  • “risk-taker”(リスクを取る人)

  • “ticket-taker”(切符・チケットを受け取る人)

  • “test-taker”(試験を受ける人)

  • “undertaker”(葬儀屋、*ただし「引き受ける人」という意味のtake+erの名残も)

よく使われるコロケーション(10個):


  1. “risk taker” — リスクを取る人

  2. “ticket taker” — チケットを受け取る係の人

  3. “test taker” — 試験を受ける人

  4. “no takers” — 応じる人(受け取る人)がいない

  5. “offer taker” — 提案を受け入れる人

  6. “order taker” — 注文を受ける係の人

  7. “exam taker” — 試験を受ける人

  8. “bet taker” — 賭けを受ける人

  9. “opportunity taker” — 機会をつかむ人

  10. “position taker” — ある立場・ポジションを取る人


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “take” は古英語由来ですが、そのルーツは古ノルド語の “taka” まで遡ります。ここに「~する人」を示す接尾語 “-er” がついて “taker” となりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「何かを受け取る人、応じる人」という具体的な場面で使われ、「誰がこれを受け取る?」といった状況で「Is there a taker? (受け取ってくれる人はいる?)」といった形でカジュアルに使われることがあります。

  • 文書でも口語でも両方使われますが、「誰か名乗りを上げる人はいませんか?」というニュアンスを出すときに便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 数えられる名詞 (countable noun): 「1人のtaker」「2人のtakers」といった形で複数形にできます。

  • 用法:


    • “Is there any taker?” → 誰かやってくれる(受け取る)人いる?

    • “We found no takers for the new offer.” → 新しいオファーに応じてくれる人がいなかった。


イディオムや関連表現:


  • “find (some/no/any) takers” — (何かの提案・申し出などに) 応じる人を見つける

  • “be a risk taker” — リスクを恐れずに挑戦する人である

使用シーン:


  • カジュアルな会話からビジネスの会議、広告文、学生の募集要項など、比較的幅広く使われます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I have an extra movie ticket. Any takers?”

    (映画のチケットが1枚余ってるんだけど、欲しい人いる?)


  2. “There’s one slice of pizza left. Who’s the taker?”

    (ピザが1切れ余ってるよ。誰が食べる?)


  3. “We’re looking for someone to feed the cat while we’re away. Any takers?”

    (留守中に猫にエサをやってくれる人を探してるんだけど、誰かやってくれる?)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We offered a discount for early adopters, but there were no takers.”

    (早期導入者向けの割引を出したのに、誰も応じてくれませんでした。)


  2. “If we pitch this idea, do you think we’ll find any takers?”

    (このアイデアを提案したら、興味を持ってくれる人がいると思いますか?)


  3. “We need an order taker to handle customer requests during peak hours.”

    (ピークタイム中に顧客からの注文をさばく担当を探しているんです。)


(3) 学術的・アカデミック文脈での例文


  1. “The test taker must complete the answer sheet within the allotted time.”

    (受験者は指定された時間内に解答用紙を完成させなければならない。)


  2. “A risk taker often gains attention in entrepreneurial studies.”

    (リスクを取る人は起業研究において注目されがちです。)


  3. “In this survey, we’re looking for takers who fit our target demographic.”

    (この調査では、私たちのターゲット層に合う回答者を探しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. “receiver” — 受け取る人

  2. “acceptor” — 受け入れる人(ややフォーマル・科学的な文脈でも)

  3. “recipient” — 受取人(公的・フォーマルなニュアンス)

反意語 (Antonyms):


  • “giver,” “provider” — 与える人、提供する人

ニュアンスの違い:


  • “receiver” は単に「受け取る人」を広く指しますが、文脈次第では機械の“受信機”などにも使われるので注意が必要です。

  • “acceptor” は化学分野などでも「受容体」のような意味にもなるため、日常的にはあまり使いません。

  • “recipient” はやや改まった印象があり、住所が書かれた「受取人」などを書面上で表すときに使われやすいです。

  • “taker” は日常会話やビジネスなどにおいて、「この提案に応じる(その話を“取る”)人」というニュアンスが強まります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈteɪkər/

  • 発音のポイント:


    • 最初の音 “take” の部分をはっきり「テイク」と発音します。

    • “er” は弱めに「アー」あるいは「ər」と発音されます。


  • アメリカ英語 (AmE): [テイカー] のように /ˈteɪkɚ/ (rをやや強めに発音)

  • イギリス英語 (BrE): [テイカ] のように /ˈteɪkə/ (rが弱くなるか、ほとんど発音されない)

よくある間違い:


  • “take” の部分を短く濁してしまったり、“er” をしっかり発音しすぎる・しなさすぎる場合など。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “taker” を “taker(s)” として複数形にして使うシーンが多いため、単数・複数の使い分けに注意。

  • 同音異義語は特にありませんが、“take” のミススペル (tack, takee など) に注意。

  • “taker” を動詞として勘違いしないようにしましょう。同じ語幹 “take” は動詞ですが、“taker” はあくまで名詞です。

  • 試験や資格試験でも “test taker” という形で登場することがあります。

  • “Any takers?” はカジュアルな誘いの定番表現なので、口語表現としても押さえておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “take” + “er” = “taker” というシンプルな構成から、「何かを取る(受け取る)人」というイメージを持ちましょう。

  • “Any takers?” というフレーズを、パーティーなどで最後のケーキの行方を決めるときにイメージしてみると記憶に残りやすいです。

  • “risk taker,” “test taker” といった形で前に言葉をつけると「~する人」を表すことも覚えておくと応用しやすいでしょう。

以上が “taker” の詳細解説になります。提案やオファーなど、誰かが応じるシーンで「taker」を使ってみてください。

意味のイメージ
taker
意味(1)

《通例~s》応じる人;受ける人;購読者

意味(2)

《risk-takerなど複合語で》受ける人;取る人

意味(3)

《新聞などの》購読者

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