最終更新日:2025/11/11
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(金を払っても)採算のとれる / 《補語にのみ用いて》(…に)支払われるべき《+to+名》

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元となった辞書の項目

payable

(金を払っても)採算のとれる / 《補語にのみ用いて》(…に)支払われるべき《+to+名》

このボタンはなに?

請求書は30日以内に支払い可能です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: payable

品詞: 形容詞 (時に名詞的用法もあり:複数形「payables」で「未払い勘定」などを表す)

意味(英語): “required to be paid” or “able to be paid”

意味(日本語): 「支払われるべき」「支払いの義務がある」「支払可能な」といった意味です。ビジネスや経理の文脈で、「◯◯は支払期限に支払う義務がある」「ある額を支払うことが求められる(可能である)」というようなニュアンスで用いられます。

活用形:


  • 形容詞なので直接的な活用はありませんが、比較級・最上級としては “more payable,” “most payable” の使い方は一般的ではありません。

  • 名詞形「payables(支払勘定一覧)」としてビジネスの文脈で使われることがあります。

他の品詞になった例:


  • 「pay」(動詞): お金を支払う

  • 「payment」(名詞): 支払い

  • 「payer」(名詞): 支払う人・支払者

  • 「payable」(形容詞): 支払われるべき

CEFR レベルの目安: B2(中上級)


  • 日常会話ではあまり使われませんが、ビジネス上で頻出する単語なので、中上級レベルの学習者であれば理解しておきたい語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: pay(支払う)

  • 接尾辞: -able(〜できる、〜しうる)

この組み合わせによって “支払いすることが可能な” → “支払い義務がある” というニュアンスが生じます。

派生語や類縁語


  • repayable: 返済できる

  • unpayable: 支払い不可能な(あまり一般的ではない)

  • payable to…: (小切手などの文言で)「〜宛てに支払い」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. payable on demand : 要求に応じて支払われる

  2. payable immediately : 即時に支払うべき

  3. payable in instalments : 分割払いで支払われるべき

  4. payable by check : 小切手で支払われるべき

  5. payable within 30 days : 30日以内に支払われるべき

  6. interest payable : 支払わなければならない利息

  7. accounts payable : 買掛金、未払い勘定 (企業の負債勘定)

  8. payable at maturity : 満期日に支払われるべき

  9. taxes payable : 支払いが必要な税金

  10. amount payable : 支払うべき金額


3. 語源とニュアンス


  • 「payable」は、中世英語で用いられた “pay” と、ラテン語系の接尾辞 “-able” が組み合わさった形です。

  • 古くは「〜することができる」という機能的な意味を表すのが “-able” でしたが、現代では「支払い義務がある」という意味が強く出ています。

  • 主にビジネスや会計で使われるフォーマルな用語で、カジュアルな日常会話ではあまり聞かれません。しかし、銀行や役所などのイメージだとよく耳にするかもしれません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として:


    • “This invoice is payable within 15 days.” のように名詞を修飾する形で使います。

    • 一般的に “payable + 前置詞 + 期限/条件” の形でしょうか。


  • 名詞用法(複数形 payables):企業の「未払い勘定」を指す会計用語です。

  • 主に文書やフォーマルな会話で使用され、カジュアルには “This needs to be paid.” などで置き換えられることが多いです。

  • 可算・不可算の区別は形容詞なので基本的にはありませんが、「the payables(支払勘定)」は可算名詞として複数形で扱うことが多いです。


5. 実例と例文

A) 日常会話で使われる例文(3つ)


  1. “The bill is payable next month, so don’t forget!”

    (その請求書は来月が支払い期限だから、忘れないでね!)

  2. “Is this ticket payable at the station or online?”

    (このチケットは駅で支払うのか、それともオンラインなの?)

  3. “The water bill is payable by the end of this week.”

    (水道料金は今週末までに支払いが必要だよ。)

B) ビジネスシーンで使われる例文(3つ)


  1. “This invoice is payable within 30 days of receipt.”

    (この請求書は受領後30日以内の支払いが必要です。)

  2. “Our accounts payable department handles all vendor invoices.”

    (わが社の買掛金部門がすべての仕入先請求書を処理します。)

  3. “Please note that a 2% fee is payable for late settlements.”

    (支払いが遅れた場合は、2%の手数料が発生しますのでご注意ください。)

C) 学術的/専門的な文脈で使われる例文(3つ)


  1. “The bond is payable at maturity, typically in 5 years.”

    (その債券は満期に支払いが行われ、通常は5年です。)

  2. “According to the contract, royalties are payable on a quarterly basis.”

    (契約によると、ロイヤリティーは四半期ごとに支払われることになっています。)

  3. “In finance, ‘accounts payable’ represent a company’s short-term debt obligations.”

    (ファイナンスの文脈では、「買掛金」とは企業の短期負債義務を表します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. due(期日が来て支払うべき)


    • “This rent is due on the first of every month.”

    • 「期限」である点が強調される。


  2. owed(借りがある、負債がある)


    • “He owed me some money but hasn’t paid yet.”

    • 「誰かに対して借りがある」というニュアンスが強い。


  3. outstanding(未払いの、または素晴らしいの両義)


    • “We have some outstanding invoices from last month.”

    • 支払がまだ済んでいない、という点を示唆する。


反意語


  • settled(支払済み)


    • “The invoice has been settled, so we don’t owe them anything anymore.”

    • 「支払い済み」の状態を指す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈpeɪəb(ə)l/

    • イギリス英語: /ˈpeɪəbl/


  • アクセント(強勢): “pay” の部分に強勢があり、「ペイァブル」のように発音します。

  • よくある発音ミス: 語尾の “-able” を「エイブル」と読むなどして、母音が長くなりすぎる人がいます。「ペイアブル」のようにやや短めを意識すると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “payable” の -able を “-ible” と書き間違えたり、 “payble” と “a” を抜かしたりすることがあります。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、意味が似ている “due” と混同してしまう学習者もいます。 “due” は「期限が来たら」と制限時間にフォーカスするのに対し、“payable” は「支払い義務がある」という点です。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのビジネス関連のリーディング問題や契約書の読解で見かける可能性があります。文脈上「いつ支払うべきか」や「誰が支払うべきか」を問う問題が多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「pay + able」で「支払うことが可能(あるいは義務)」。接尾辞 “-able” は「〜できる」という意味なので、直感的に「支払われるべきだな」とイメージできます。

  • ビジネス文書・契約書でよく見かけるので、銀行の通帳や請求書を思い起こすと印象に残りやすいでしょう。

  • 「ある条件のもと支払える/支払う義務がある」というシーンを想像して、例文を何度か音読して覚えると定着しやすいです。


以上が payable の詳細な解説です。ビジネスや経理でとても重要な用語ですので、契約書や請求書などを読む際にぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
payable
意味(1)

(金を払っても)採算のとれる

意味(2)

《補語にのみ用いて》(…に)支払われるべき《+to+

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