最終更新日:2025/11/14
正解を見る

大きさ,規模 / 重要さ(importance);(精神的な)偉大さ,高潔 / (星の)光度,等級 / マグニチュード(地震の強さなどの数量的単位)

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

magnitude

大きさ,規模 / 重要さ(importance);(精神的な)偉大さ,高潔 / (星の)光度,等級 / マグニチュード(地震の強さなどの数量的単位)

このボタンはなに?

地震の大きさはリヒター・スケールで7.2でした。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語「magnitude」について、学習者の方にも分かりやすいように詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

◉ 単語

magnitude

◉ 品詞

名詞 (noun)

◉ 意味(英語)

• The size, extent, or importance of something.

◉ 意味(日本語)

• 大きさ、規模、重要度

「何かの大きさや重要性を表す単語です。たとえば、「地震の規模」を表すときや、「物事の重大さ」を表すときなどに使われます。」

◉ 活用形

この単語は名詞のため、動詞のように時制ごとの活用形はありません。

ただし、数や性による変化がない不可算名詞として使われる場合が多いです。文脈によって可算で使われることがありますが、一般的には「不可算名詞」として使われることが多いです。

◉ 他の品詞形

「magnitude」自体は主に名詞ですが、関連する形容詞・副詞などは存在していません。類縁語として「magnify(動詞:拡大する)」「magnificent(形容詞:壮大な)」などがあり、これらは同じ語源(“magnus”=ラテン語で「大きい」)を共有しています。

◉ CEFRレベルの目安

B2:中上級レベル

「magnitude」は日常ではやや専門的に使われる場合が多いですが、自然科学やビジネスなど幅広い分野で目にするため、理解しておくと便利な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

◉ 語構成


  • magn(語幹):ラテン語の「magnus(大きい)」が由来

  • -itude(接尾語):状態や性質を表す名詞を作る要素

◉ 詳細な意味


  1. 大きさや規模


    • 数値や物理的な大きさを表すときに使う

    • 例: 地震の規模を表す「magnitude」は、マグニチュード7.0のように使う。


  2. 重要度や重大さ


    • 物事の重大さを強調するときに使う

    • 例: “the magnitude of the problem”(問題の深刻度)


◉ よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “earthquake magnitude” (地震のマグニチュード)

  2. “order of magnitude” (桁、等級)

  3. “magnitude scale” (マグニチュード・スケール)

  4. “sheer magnitude” (とてつもない大きさ・規模)

  5. “magnitude of change” (変化の大きさ)

  6. “economic magnitude” (経済的規模)

  7. “to appreciate the magnitude” (大きさ・重要性を理解する)

  8. “of great magnitude” (非常に大きな規模の)

  9. “the magnitude of impact” (影響の大きさ)

  10. “stellar magnitude” (恒星の等級:天文学的な明るさの等級)


3. 語源とニュアンス

◉ 語源


  • ラテン語「magnitūdō」から来ており、「magnus(大きい)」と「-tūdō(状態)」が組み合わさったものです。

  • 初期の用例では、物理的な「大きさ」を指し示す場合が中心でしたが、のちに比喩的に「重要性」を示す用法も広まりました。

◉ ニュアンス・使用時の注意点


  • 「大きさ」だけでなく「重要度」を強調する場合にも広く使われます。

  • 地震や天文学など、専門分野でも頻繁に登場するので、その分野における定義を理解すると便利です。

  • カジュアルな日常会話で頻繁に使うよりは、ややフォーマルまたは専門的な場面で使用が多い単語です。


4. 文法的な特徴と構文

◉ 一般的な構文


  • “the + magnitude + of + 名詞/動名詞”


    • 例: “the magnitude of the challenge”(課題の大きさ)


  • “(adjective) + magnitude”


    • 例: “great magnitude”(偉大な規模、大きさ)


◉ イディオムや関連表現


  • “order of magnitude”:桁、等級(比喩的にも使われる)

◉ 名詞の可算・不可算


  • 一般的に不可算名詞として扱われますが、文脈によっては「様々な大きさ」を列挙するような場合に可算扱いすることもまれにあります。

◉ 場面別の使用(フォーマル / カジュアル)


  • フォーマル寄り:レポートや学術文献、仕事上のプレゼンなどで使われる

  • カジュアルにはやや少ない:しかし、「did you see the magnitude of that event?」くらいは日常で言うことがあります。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3文)


  1. “I had no idea about the magnitude of the traffic jam downtown this morning.”

    (今朝の中心街の交通渋滞があんなにひどいなんて思いもしなかったよ。)


  2. “The chef realized the magnitude of his mistake when the entire dish was spoiled.”

    (料理が丸ごと台無しになって、シェフは自分のミスの重大さに気づいた。)


  3. “We need to understand the magnitude of this storm before deciding whether to evacuate.”

    (避難するかどうかを決める前に、この嵐の規模を把握する必要があるね。)


5.2 ビジネスシーンでの例文(3文)


  1. “Our CEO emphasized the magnitude of the new market opportunities in Asia.”

    (当社のCEOは、アジアでの新たな市場機会の重要性を強調しました。)


  2. “It's essential to evaluate the magnitude of each risk before implementing the plan.”

    (計画を実行する前に、それぞれのリスクの規模を評価することが不可欠です。)


  3. “We underestimated the magnitude of the budget deficit and now must revise our fiscal strategy.”

    (予算不足の大きさを過小評価してしまったため、今は財政戦略を見直さなければなりません。)


5.3 学術的な文脈での例文(3文)


  1. “The earthquake was measured at a magnitude of 7.2 on the Richter scale.”

    (その地震はリヒタースケールでマグニチュード7.2と測定されました。)


  2. “Astronomers discovered a star of extraordinary magnitude, unlike any observed before.”

    (天文学者は、これまでに観測されたことのない非常に明るい星を発見しました。)


  3. “We must consider the magnitude of environmental impacts when planning urban development.”

    (都市開発を計画するときには、環境への影響の大きさを考慮する必要があります。)



6. 類義語・反意語と比較

◉ 類義語


  1. “size” (大きさ)


    • 「物理的な大きさ」を単純に示すときに使われる。

    • “magnitude”は物理的・重要性の両面を含み得るが、“size”は物理的側面が中心。


  2. “extent” (範囲、程度)


    • 「範囲」や「広がり」に注目している。

    • “magnitude”は「規模・重要度」を直接強調することが多い。


  3. “scale” (規模)


    • “magnitude”とやや近いが、「段階・尺度」を含意することも多い。

    • “scale”は広い意味で「大きさ」、「段階 (small scale / large scale)」に使う。


  4. “significance” (重要性)


    • “magnitude”の中の「重要度」の意味をよりフォーマルに強調するときに使う。

    • “magnitude”の方がより「物理的な大きさ」を含む幅が広い。


◉ 反意語


  1. “insignificance” (重要でないこと)

  2. “triviality” (些細なこと)


7. 発音とアクセントの特徴

◉ 発音記号(IPA)


  • 米英: /ˈmæɡnɪtuːd/

  • 英英: /ˈmæɡnɪtjuːd/ または /ˈmæɡnɪtʃuːd/ (地域や個人差あり)

◉ アクセントの位置


  • “mag” の部分に主アクセント。最初の音節「MAG」にストレスがあります。

◉ 発音での注意点


  • アメリカ英語では /tuːd/ となり、「テュード」のような音。

  • イギリス英語では /tjuːd/ と発音されることもあり、「チュード」や「テュード」のように聞こえます。

  • スペルが長めなので、つづりを間違えないように注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “magnitute” のように “-tude” のスペルを間違えることがある。


  2. 同音異義語との混同


    • “magnitude”と似た音の単語はさほど多くありませんが、“magnetude”のような造語っぽい形にしないように注意。


  3. 使い分け


    • “size”や“scale”で代用できる場合も多いが、「そのものの重大さを強調する」場面では“magnitude”が適切。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検などのリーディングやリスニングで出てくる可能性がある。特にビジネス文脈や災害報道(地震)などで登場しやすいキーワード。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “magn-” = “big, great” のイメージを持つと、関連語「magnify(拡大する)」「magnificent(壮大な)」ともリンクさせやすいです。

  • スペリングのコツ: “m a g n i t u d e” と「マグ」+「ニ」+「トゥード」と区切って覚えるとミスを減らせます。

  • 覚え方のイメージ: 「マグ(mag)= マグカップの大きいイメージ」+「-tude(態度・状態)」 → “大きい状態” と連想してみるのも面白いです。


以上が「magnitude」の詳細解説です。地震や天文学、ビジネスの拡大戦略など、さまざまな場面で目にする重要な語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
magnitude
意味(1)

大きさ,規模

意味(2)

重要さ(importance);(精神的な)偉大さ,高潔

意味(3)

(星の)光度,等級

意味(4)

マグニチュード(地震の強さなどの数量的単位)

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★