最終更新日:2025/11/13
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【名/U/C】 後援, 援助, 経済的な支援 / 保証人であること / (商業放送の)スポンサーであること

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元となった辞書の項目

sponsorship

【名/U/C】 後援, 援助, 経済的な支援 / 保証人であること / (商業放送の)スポンサーであること

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その企業は、地元の企業からチャリティイベントのためのスポンサーシップを受けました。

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解説

以下では、「sponsorship」という英単語について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: sponsorship

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語)

• The act of providing financial or other support to a person, organization, event, or activity in exchange for some kind of promotional benefit or association.

意味 (日本語)

• スポンサーとして、資金提供やサポートを行うこと。また、その行為や状態を指します。

たとえばイベントや大会などで企業がスポンサーになるというときに使われます。「スポンサーとしての関係」を示すような単語で、ビジネスやスポーツの大会の文脈でよく出てきます。


活用形と品詞の派生例


  • sponsorship は名詞形です。

  • もともとの動詞は “to sponsor” (他動詞) で、語形変化は以下のようになります:


    • 現在形: sponsor (I sponsor / you sponsor / he sponsors / …)

    • 過去形: sponsored

    • 進行形: sponsoring


  • 名詞 “sponsor” もあり、「スポンサー(人や組織)」を指す際に用います。

  • 形容詞化した表現として “sponsored” (例: sponsored event) などがあります。

CEFRレベル: B2(中上級)

ビジネスやイベントでのスポンサー契約など、やや専門的な内容を扱うため、英語学習者にとっては中上級レベルの単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • sponsor + -ship


    • sponsor: 「スポンサーになる人・組織」

    • -ship: 「状態・関係・技能」を表す接尾語 (例: friendship, membership)


他の単語との関連性(派生語など)


  • sponsor (n./v.): スポンサー(になる)

  • sponsored (adj.): スポンサーによる支援を受けた

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. corporate sponsorship(企業スポンサー契約)

  2. event sponsorship(イベントスポンサー)

  3. seek sponsorship(スポンサーを探す)

  4. secure sponsorship(スポンサーを確保する)

  5. long-term sponsorship(長期的なスポンサー契約)

  6. sponsorship deal(スポンサー契約)

  7. sponsorship agreement(スポンサーシップ契約)

  8. sponsorship package(スポンサー向けパッケージ)

  9. sponsorship opportunity(スポンサー募集の機会)

  10. obtain sponsorship(スポンサーを得る)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「sponsor」はラテン語の “spondēre” (誓約・保証する) に由来するとされます。

  • “ship” は英語の古い接尾語で、状態や身分を表す名詞化の機能を持ちます。

  • 組み合わさって「スポンサーである状態・行為」という意味を形成しています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 企業や個人のサポート行為を指すため、ビジネス・イベントなど「公式な場面」で使われることが多いです。

  • 資金提供だけでなく、物資やサービスの提供なども広く含みます。

  • 書き言葉、口頭表現どちらでも用いられますが、ビジネス寄りの文脈でややフォーマルな響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (不可算扱い)

    「スポンサーであること自体」を指すため、一般的に「数えられない概念」として使われます。文脈により可算的な用法で使われる場合もありますが、多くの場合は “some sponsorship” “much sponsorship” のように扱います。

一般的な構文


  1. [名詞 + of + sponsorship]


    • 例: “The lack of sponsorship hindered the event.”


  2. [動詞 + sponsorship (from …)]


    • 例: “We received sponsorship from several local businesses.”


  3. [形容詞 + sponsorship]


    • 例: “We need additional financial sponsorship.”


イディオムはあまり多くありませんが、以下のような表現が見られます


  • to be under the sponsorship of ~

    ~のスポンサーのもとにある

  • sponsorship in kind

    現物支給のスポンサーシップ (特に製品やサービスなどでサポートすること)


5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “I heard you got sponsorship for the charity run. That’s great!”

    (チャリティーランにスポンサーがついたって聞いたよ。すごいね!)


  2. “Do you think we can find any local sponsorship for our school festival?”

    (学校の文化祭に地元のスポンサーを見つけられると思う?)


  3. “She is looking for a sponsorship to support her dance competition expenses.”

    (彼女はダンス大会の費用をサポートしてくれるスポンサーを探しています。)


② ビジネスシーンでの例文


  1. “The company secured a major sponsorship deal with a popular sports team.”

    (その会社は有名スポーツチームとの大型スポンサー契約を取り付けました。)


  2. “We’re seeking sponsorship opportunities to expand our promotional reach.”

    (プロモーション範囲を拡大するために、スポンサーシップの機会を探しています。)


  3. “Our marketing department is organizing an event sponsorship package.”

    (私たちのマーケティング部は、イベント向けのスポンサー向けパッケージを企画しています。)


③ 学術的・専門的文脈での例文


  1. “Researchers often rely on sponsorship from government grants.”

    (研究者はしばしば政府助成金というかたちのスポンサーシップに頼っています。)


  2. “The conference attracted considerable sponsorship from multiple industries.”

    (その学会は複数の業界から相当なスポンサーシップを獲得しました。)


  3. “Academic institutions sometimes enter into corporate sponsorship to fund new facilities.”

    (学術機関は新しい設備資金を確保するために企業スポンサー契約を結ぶことがあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. backing (支援)


    • 主にあらゆる形での支援を指す比較的一般的な単語。スポンサーだけでなく、人のサポート全般。


  2. funding (資金提供)


    • お金を供給する行為に焦点があり、必ずしもスポンサー形態に限らない。


  3. patronage (後援・庇護)


    • 芸術や文化活動を星援する意味を含み、ややフォーマルで歴史的・文化的ニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  • 資金援助などを受けない状況を表す「独立(independence)」や「自己資金(self-financing)」などが対照的な概念と言えますが、厳密な反意語はありません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)

• アメリカ英語 (AE): /ˈspɑːn.sər.ʃɪp/

• イギリス英語 (BE): /ˈspɒn.sə.ʃɪp/

アクセント(強勢)の位置


  • 最初の「spon-」の部分にアクセントがあります。SPON-sor-ship

よくある発音の間違い


  • “spon*so*rship” の「sor」の部分を強調しすぎたり、「-ship」を「-chip」と発音してしまう間違いが見られます。

  • ship と chip の母音を混同しないように注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “sponsership” と “e” を余計に入れてしまうミスがあるので要注意。正しくは “sponsorship”。


  2. 同音異義語との混同


    • “sponsor” と “spencer”(人名など) は発音が異なりますが、似て見えるため混同に気をつけてください。


  3. TOEIC・英検などでの出題傾向


    • ビジネス用語として出題される場合があります。特に「資金提供」や「企業契約」などの文章中に登場。文脈で意味を捉えられるようにしておくと有利です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Sponsor + ship” で「スポンサーという状態・関係」と覚えましょう。

  • 「スポーン(SPON)+ サー(sor)+ シップ(ship)」と、念入りに音節分解して発音練習をすると混同を防ぎやすいです。

  • スポーツイベントやテレビ番組などで“Sponsored by ○○” とよく出てくるイメージを利用すると覚えやすいです。


以上、「sponsorship」の詳しい解説でした。スポンサーとスポンサー対象の関係を表す名詞で、ビジネスやイベントで非常によく使われます。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
sponsorship
意味(1)

後援,援助,経済的な支援

意味(2)

保証人であること

意味(3)

(商業放送の)スポンサーであること

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