最終更新日:2025/11/12
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【副】根本的に, 本質的に, 基本的に

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元となった辞書の項目

fundamentally

【副】根本的に, 本質的に, 基本的に

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根本的に、私は誰もが平等な機会を受けるべきだと信じています。

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解説

以下では「fundamentally」という単語について、詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: fundamentally

品詞: 副詞 (Adverb)

意味(英語): in a basic or essential way; primarily; at the core.

意味(日本語): 基本的に、本質的に、根本的に

「fundamentally」は「物事の根本的な特徴や性質を指し示すとき」に使われます。「その本質において、それ以外の部分よりも重要な部分において」といったニュアンスが含まれます。

活用形

副詞のため時制変化はありませんが、形容詞形や名詞形などが存在します。


  • 形容詞: fundamental(例: This is a fundamental principle.)

  • 名詞: fundament(あまり一般的ではありませんが、語源的な土台を表すことがあります)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)からC1(上級)程度

    比較的アカデミックまたはフォーマルな場面でよく使われるため、やや高度な単語と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “fundament”


    • ラテン語 “fundamentum”(基礎、土台)に由来。


  • 接尾語: “-al” は形容詞を作り、“-ly” は副詞化する接尾語。

形容詞「fundamental」に「-ly」が付加され、「fundamentally」という副詞形になりました。意味としては「物事の土台や基盤となる部分(fundamental)に注目して」という強調があります。

派生語・関連語


  • fundamental (形容詞)「基本的な」「根本的な」

  • fundamentally (副詞)「根本的に」「本質的に」

  • fundamentals (名詞の複数形)「基本事項」「基礎」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. fundamentally different(根本的に異なる)

  2. fundamentally flawed(根本的に欠陥がある)

  3. fundamentally change(根本から変える)

  4. fundamentally alter(本質を変える)

  5. fundamentally important(非常に重要な)

  6. fundamentally oppose(根本的に反対する)

  7. fundamentally agree(基本的に同意する)

  8. fundamentally challenge(根幹を揺るがす/根本的に疑問を投げかける)

  9. fundamentally question(根底から疑問視する)

  10. fundamentally shift(根本的にシフトする/大きく変化する)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “fundamentum”(基礎、土台)から派生した “fundamental” に “-ly”が付加。

  • 意味としては「基礎・土台となるものについて」という概念を強調している。

ニュアンスと使用時の注意点:


  • 「根本的に」や「本質的に」という強い意味をもち、内容を強調する際に使われます。

  • フォーマルな文脈やアカデミックな文章でも頻繁に使用される表現です。

  • 口語でも「そもそも」「基本的に」というような強調したいときに使われますが、ややかしこまった響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文

副詞なので、以下のように動詞や形容詞、文全体を修飾し、”どのように”行われるかや内容の強調を示します。


  • 文全体を修飾する場合: “Fundamentally, I disagree.”

  • 動詞を修飾する場合: “He fundamentally changed his approach.”

  • 形容詞や他の副詞を強調する場合: “This is a fundamentally different perspective.”

フォーマル/カジュアル:


  • ビジネスメールやフォーマルなプレゼン、アカデミックな文章などで多用されやすい。

  • カジュアルな会話でも使えるが、少し硬い印象を与えることがあります。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的それぞれの文脈で3つずつ例文を挙げます。

A. 日常会話


  1. “Fundamentally, I just want everyone to be happy.”


    • 「基本的には、みんなが幸せになってほしいだけなんだ。」


  2. “I think we’re fundamentally on the same page about this.”


    • 「根本的なところでは、私たちは同じ考えだと思うよ。」


  3. “Cooking is fundamentally about experimenting with flavors.”


    • 「料理は基本的には、味の組み合わせを試すことだよ。」


B. ビジネス


  1. “Our business model needs to be fundamentally revised to stay competitive.”


    • 「競争力を保つために、我々のビジネスモデルは根本的に見直す必要があります。」


  2. “The new CEO fundamentally changed the company’s working culture.”


    • 「新CEOは会社の働き方文化を根本から変えました。」


  3. “We believe the market is fundamentally stable, despite recent fluctuations.”


    • 「最近の変動はあるものの、市場は基本的には安定していると考えています。」


C. 学術的・アカデミック


  1. “These findings fundamentally challenge the existing theories in the field.”


    • 「これらの発見は、その分野の既存理論を根本的に覆すものです。」


  2. “Fundamentally, the hypothesis hinges on the principle of cause and effect.”


    • 「根本的には、この仮説は因果関係の原則に基づいています。」


  3. “Such results could fundamentally alter our perception of DNA replication.”


    • 「このような結果は、DNA複製に対する私たちの認識を根本的に変える可能性があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. essentially(本質的に)


    • 「基本的に」「実質的に」という意味。ややカジュアルに使える。


  2. basically(基本的に)


    • 日常的にも使われ、やや口語的。


  3. primarily(主として)


    • 「第一に」というニュアンスが強い。


  4. essentially(本質的に)


    • 「記載が重複していますが、fundamentallyに似た意味」をもつ。ニュアンスは同じくらい強調度が高い。


反意語 (Antonyms)


  1. superficially(表面的に)


    • 物事の浅い部分や表面上だけを見るときに使用。


  2. marginally(わずかに)


    • 「大きな核心ではなく、わずかな点において」といったニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /ˌfʌn.dəˈmen.təl.i/


    • 「fun(ファン)・də(ダ)・MEN(メン)・təl(トゥル)・ly(リ)」

    • アクセントは “-men-” の部分に強勢がきます


  • イギリス英語: /ˌfʌn.dəˈmen.təli/


    • アメリカ英語とほぼ同じですが、最後の “-ly” の発音が少し “リ” よりやや “リィ” になる傾向があります。


よくある発音の間違い:


  • 「ファンダメンタリー」と一連に発音して語尾を省略してしまう、または “men” の部分にアクセントを置かないなど。しっかり “fun-da-MEN-tal-ly” と区切ることが大切です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “fundamentally” の “-ally” の部分を “-ely” と書く間違い。


  2. 形式ばった表現:


    • 副詞「fundamentally」はフォーマルな文章でよく見られ、カジュアルすぎる文脈では「basically」のほうが自然な場合がある。


  3. 他の類似表現との混同:


    • “essentially” や “basically” と使い分けがあいまいになりやすい。


  4. 試験対策(TOEIC・英検など):


    • Part 5(穴埋め問題)などで「野心的に」(ambitiously) や「効率的に」(efficiently)などと混同しないよう注意。

    • 意味が「根本的に」であることをしっかり理解しておくと、文意の流れで選択肢を判断できる。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “fundament = foundation (土台)”。「allied」と同じく「-ally」がついているイメージを重ねると、何かと組み合わせて使いやすくなります。

  • 記憶のコツ: 「fundament(根本) + al(形容詞形) + ly(副詞形)」=「根本的に」を思い出しましょう。

  • 覚え方の一例: 「Funda(基盤)をしっかり Fix して、それを【メンタル】に取り込む」→ “fundamentally” の発音リズムに乗せると記憶に残りやすいかもしれません。


以上が「fundamentally」の解説です。「根本的に」「本質的に」という意味合いで、フォーマルかつアカデミックな場面で頻繁に登場する便利な副詞です。ぜひ使い方をマスターして、自分の意見を強く伝えたいときや本質を捉えた表現が必要なときに役立ててください。

意味のイメージ
fundamentally
意味(1)

根本的に, 本質的に, 基本的に

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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