最終更新日:2025/11/14
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〈他〉…をげんこつでなぐる / (機械などを動かすために)…‘を'押す / に穴をあける,に刻印する

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元となった辞書の項目

punch

動詞

〈他〉…をげんこつでなぐる / (機械などを動かすために)…‘を'押す / に穴をあける,に刻印する

このボタンはなに?

彼は相手に強力なパンチを放った。

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解説

動詞「punch」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味

「punch」=「to hit (someone or something) with your fist(こぶしで殴る)」

日本語での意味

「こぶしでパンチをする」「こぶしで殴る」という意味です。

相手や対象物に対して、握ったこぶしで素早く強打を加える動きを指します。日常会話では、スポーツ(ボクシングなど)やけんかの表現、または比喩的に「パンチを加える(刺激を与える)」というような場面で使われます。

品詞


  • 主に動詞として使われます。

活用形


  • 原形:punch

  • 三人称単数現在形:punches

  • 現在分詞/動名詞:punching

  • 過去形:punched

  • 過去分詞:punched

他の品詞での形


  • 名詞「punch」:パンチ、それ自体の殴る行為、または「パンチ力」「パンチのある」という抽象的な意味でも使われます(例:That speech had punch.)。

  • 名詞の他の意味として、穴を開ける道具の「パンチ」や、フルーツなどを混ぜて作る飲み物(「パンチ」ドリンク)なども存在します。

CEFRレベル

目安:B1(中級)

「punch」はいわゆる日常会話やスポーツ、やりとりの中で出てくる単語です。身体的動作としての「パンチ」は比較的わかりやすいですが、比喩やその他の意味合いを理解するにはある程度の英語力が必要となるため、中級レベル(B1)を目安としています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹:punch

    特に目立った接頭語・接尾語はありません。

関連表現や派生語


  • puncher (名詞):「パンチをする人」

  • punching bag (名詞):「サンドバッグ」

  • punchy (形容詞):「パンチのある」「力強い」「はっきりとした刺激のある」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. throw a punch(パンチを繰り出す)

  2. pull one’s punches(手加減する、遠慮する)

  3. punch the air(ガッツポーズをするように拳を突き上げる)

  4. take a punch(パンチを受ける)

  5. punch someone in the face(人の顔を殴る)

  6. punch a hole(穴を開ける)

  7. punch out (at work)(職場でタイムカードを押す)

  8. punch in the code(コードを入力する)

  9. pack a punch(大きな効果がある、パンチ力がある)

  10. punch up (a script / text)(原稿・文章をより魅力的にする)


3. 語源とニュアンス

語源

「punch」という単語は、中英語や古フランス語などを経由して、古英語における「pounch(押す、突く)」のような表現と関連があるといわれています。もともとは「突く」「強い打撃を与える」という意味合いを持っていました。

微妙なニュアンス・使用上の注意


  • 「punch」は直接的な暴力行為を示すため、使うときは相手や状況に注意が必要です。

  • 軽いジョークでも、「I’ll punch you.」などは脅しのように受け取られることがあります。

  • 一方で、比喩的に使われる場合(e.g., “This sauce really packs a punch.”)はカジュアルなニュアンスがあります。

よく使われるシーン


  • 口語:格闘技やスポーツ、冗談混じりの会話など

  • ビジネス:システム操作(パンチ入力のような比喩)や「パンチを与える広告」のように比喩的に使う

  • カジュアル:日常会話全般、ただし暴力的に聞こえやすいので注意が必要


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合

    例:He punched me.(彼は私を殴った。)

    → 「誰を(何を)殴るのか」という目的語をとることが多い。

  2. 自動詞的に使われることは稀

    → 基本的に「punch」は「殴る対象」を目的語にとるため他動詞として扱われるのが一般的です。

  3. イディオムや構文


    • “pull one’s punches”:手加減する

    • “punch above one’s weight”:自分の力量以上のことをする


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル:あまり書き言葉では使われません。攻撃的な表現なので、ビジネス・学術文書には少なめ。

  • カジュアル:口語で「殴る」を直接表現するとき、やや荒いニュアンスを含みます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Stop teasing me or I’m going to punch you!”

    「からかうのをやめて、じゃないと殴るよ!」

  2. “I accidentally punched the wall when I tripped.”

    「つまずいて、誤って壁を殴ってしまったよ。」

  3. “He threw a punch at his opponent during the match.”

    「試合中、彼は相手にパンチを繰り出した。」

ビジネス場面での例文(3つ)


  1. “Please punch in your employee ID number on the keypad.”

    「従業員ID番号をキーパッドに入力してください。」

  2. “Every day, I clock in and punch out at exactly 5 p.m.”

    「毎日私は出勤時にタイムカードを押して、午後5時きっかりに退勤のパンチをします。」

  3. “We need a slogan that really packs a punch for this campaign.”

    「このキャンペーンには、インパクトあるスローガンが必要です。」

学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “The study examines how professional boxers punch with varying force.”

    「この研究は、プロボクサーがどのように異なる力でパンチを繰り出すかを調べています。」

  2. “Mechanical engineers designed a robotic arm that can punch through thin metal sheets.”

    「機械エンジニアたちは、薄い金属板にパンチを加えることができるロボットアームを設計しました。」

  3. “The experiment involved measuring the torque exerted when participants attempted to punch a target.”

    「実験では、被験者がターゲットをパンチしようとしたときに生じるトルクを測定しました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. hit(打つ)


    • 一般的に何かを打つという広い意味。


  2. strike(打撃を与える)


    • ややフォーマル、または文章でも使われる。


  3. knock(叩く、強く打つ)


    • 叩く動作全般を表すが、こぶし以外の場合も多い。


  4. slug(強打する)


    • 口語で「げんこつや平手で強打する」ニュアンスが強い。


反意語(Antonyms)


  • caress(優しくなでる)

  • pat(軽く叩く)

    暴力を伴わない動作を表す単語が反意語に近い立ち位置となります。

ニュアンスや使い方の違い


  • “hit” や “strike” はもう少し広い意味で使われ、「道具で打つ」「棒で叩く」などにも使えます。

  • “punch” はあくまで「こぶしで殴る」という限定的な意味が強い点が特徴です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語(General American):/pʌntʃ/

  • イギリス英語(Received Pronunciation):/pʌntʃ/

強勢(アクセント)の位置


  • 「pun-ch」の1音節目「pun」にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • “punch” の末尾の “ch” を「シュ」と弱く発音してしまう人がいますが、実際には「パンチュ」に近い音です(チャ音にやや近い)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス:puncや ponch と綴ってしまう

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、「punch」と「punchy(はっきりとした力強いニュアンス)」「puncture(パンクチャー)」などと区別が必要。

  • TOEICや英検での出題傾向:


    • 「punch in/out」などのイディオムとして出ることがあります。

    • 「punch a hole」など道具として使う場合もあるので、見落とさないよう注意。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「パンチするときの“パンッ”という音」をイメージすると覚えやすいです。

  • 主にこぶしで殴る動作を表す単語だということを思い浮かべると、スペリング(p-u-n-c-h)も覚えやすくなります。

  • 「パンチングマシーン」を思い出せば、すぐに意味が連想できるでしょう。

  • “Punch” には「うがつ」「穴を開ける」ような印象もあるので、どちらも「強い力で相手に当たる」イメージを持つと良いでしょう。


以上が、動詞「punch」についての詳細な解説です。実際のコミュニケーションでは暴力的に捉えられやすい単語ですので使い方に注意しつつ、比喩表現やイディオムとしても便利に応用できる言葉です。

意味のイメージ
punch
意味(1)

…‘を'げんこつでなぐる

意味(2)

(機械などを動かすために)…‘を'押す

意味(3)

《話》〈家畜〉‘を'追う・げんこつでなぐる

意味(4)

…‘に'パンチを入れる,穴をあける,刻印する;(…に)〈穴〉‘を'あける《+〈穴〉+in+

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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