practice
『…を練習する』 / (習慣的に)『…を実行する』,を実践する / 〈弁護士・医師〉を開業する / 《…を》練習する,けいこをする《at, on, with ...》 / 《弁護士・医者として》開業する,開業している《as ...》
1. 基本情報と概要
単語: practice
品詞: 動詞 (ただしアメリカ英語では名詞も同じスペル “practice” を使います。イギリス英語で動詞は “practise”、名詞は “practice” と区別される場合があります)
意味(英語):
• to do something repeatedly or regularly in order to become skilled or improve performance
• to carry out or work in a specific profession (e.g., to practice law or medicine)
意味(日本語):
• 「練習する」「訓練する」(何かを上達するために繰り返し行う)
• 「(医師・弁護士などの専門職を) 開業する」「行う」
「practice」は主に「練習する」というシーンで使われる動詞です。例えばピアノをうまく弾けるようになるために繰り返し練習する、といったときに使います。また「医師として開業する」「弁護士として業務を行う」という職業上の意味でも用いられます。
活用形:
- 現在形: practice
- 過去形: practiced
- 過去分詞: practiced
- 現在分詞: practicing
他の品詞形:
- 名詞(AE/BE共通): practice (例: “I have piano practice today.”)
- 動詞(BEのみ): practise (つづりが異なる)
CEFRレベルの目安: B1 (中級)
B1(中級)レベルの学習者が、多岐にわたる動作や日常での訓練を表現するときに頻繁に使う単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: pract- (行動や習慣に関わるラテン語系の語根から)
- 接尾語: -ice もともと名詞化を示す要素ですが、アメリカ英語では動詞・名詞の両方に使われる形になっています。
よく使われるコロケーション (共起表現) 10選
- practice piano / guitar / violin
(ピアノ/ギター/バイオリンを練習する) - practice yoga
(ヨガを練習する/行う) - practice speaking English
(英語を話す練習をする) - practice makes perfect
(練習によって完璧になる=「習うより慣れろ」のニュアンス) - practice law
(弁護士業を開業する・行う) - practice medicine
(医師として開業する・医療行為を行う) - daily practice
(毎日の練習) - practice time
(練習時間) - put into practice
(実行に移す) - practice a technique
(ある技術を練習する/身につける)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “practica” (実行、実践) からフランス語などを経て英語に取り入れられました。
- 歴史的背景: 「実践・実行する」という意味で古くから使われ、後に「専門職を行う」の意味にも転用されました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- スキル習得のためにコツコツと繰り返すイメージ
- 日常会話で「練習する」の意図ではカジュアルに使われる
- 専門職の文脈ではフォーマルな場面でも用いられる
- スキル習得のためにコツコツと繰り返すイメージ
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞として: 「(何か)を練習する」という目的語を取る場合が多い
例) I practice the piano every day. - 自動詞として: 文脈によっては「練習する」という行為そのものを指す場合もある
例) I practice every morning. - 名詞形の使い分け:
- アメリカ英語 → 動詞も名詞も “practice”
- イギリス英語 → 動詞 “practise”、名詞 “practice”
- アメリカ英語 → 動詞も名詞も “practice”
- イディオム的表現: “practice makes perfect” は特に有名です。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I practice guitar for an hour every day before dinner.”
(夕食前に毎日1時間ギターを練習しているんだ。) - “Do you want to practice speaking English with me?”
(一緒に英会話練習する?) - “He’s practicing for his dance performance next week.”
(彼は来週のダンス公演に向けて練習中です。)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “We should practice our presentation a few times before the meeting.”
(ミーティング前に何度かプレゼンの練習をしたほうがいいですね。) - “He practiced his negotiating skills to close the deal successfully.”
(彼は取引をうまくまとめるために交渉スキルを練習した。) - “Let’s put these new strategies into practice to see how they work in real situations.”
(これらの新しい戦略を実践に移して、本番でどのように機能するか見てみましょう。)
学術的・専門的文脈 (フォーマル)
- “She plans to practice law after graduating from law school.”
(彼女は法科大学院修了後に弁護士として開業する予定だ。) - “He has been practicing medicine for over 20 years in this hospital.”
(彼はこの病院で20年以上、医師として働いている。) - “Researchers are attempting to improve teaching practices based on new empirical data.”
(研究者たちは新しい実証データに基づいて教授法の改善を試みている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- train(トレーニングする)
- 「身体能力や熟練を高める」に重きを置く
- 例: “I train at the gym every morning.”
- 「身体能力や熟練を高める」に重きを置く
- rehearse(リハーサルする)
- 演劇や音楽など、本番の前に通しで練習するイメージ
- 例: “We need to rehearse the band performance for the concert.”
- 演劇や音楽など、本番の前に通しで練習するイメージ
- drill(反復練習する)
- 短いフレーズ・動作を何度も繰り返すイメージ
- 例: “They drilled basic grammar exercises every day.”
- 短いフレーズ・動作を何度も繰り返すイメージ
反意語 (Antonyms)
- “neglect”(怠る)
- “ignore”(無視する)
これらは「練習しない」「やらない」という意味で反意語に近い使われ方をする場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈpræk.tɪs/
- イギリス英語: /ˈpræk.tɪs/ (動詞は /ˈpræk.tɪs/、名詞は同じ発音でもスペルが “practice” (名詞) / “practise” (動詞) で区別される)
強勢(アクセント): 第1音節 “prác-” にアクセントがあります。
よくある発音の間違い:
- 第2音節を “-tice” (ティス)ではなく「ティス」や「タイス」と曖昧に発音してしまうことがあります。
- しっかり「プラクティス」のように切るイメージを心がけましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルの混乱: イギリス英語とアメリカ英語で名詞・動詞のスペルが異なるため、イギリス英語の世界では特に要注意です。
- (英) 動詞:practise / 名詞:practice
- (米) 動詞も名詞も:practice
- (英) 動詞:practise / 名詞:practice
- 同音異義語との混同: 特になし( “practise” は同音異綴語だが英米の違い)
- 試験対策: TOEICや英検などでも、「practice - practised - practicing」の活用を正しく書けるか、または間違ったスペルを選ばないかが問われる場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “practice makes perfect” というフレーズが非常に有名で、これを意識すると「練習する」という意味自体も覚えやすくなります。
- スペルがやや長いので「pr・ac・ti・ce」と区切って発音ごとにスペルを意識すると覚えやすいです。
- イギリス英語の動詞 “practise” の “s” は「練習する=する (suru)」と関連づけて覚えると区別しやすい、という語呂合わせもあります。
以上が、動詞 “practice” の詳細な解説です。日常からビジネス、さらに専門職まで幅広く活用できる語なので、ぜひ「practice makes perfect」の精神で覚えてみてください!
…‘を'練習する,けいこする
(習慣的に)…‘を'実行する,実践する
〈弁護士・医師〉‘を'開業する
(弁護士・医者として)開業する,開業している《+as+名》
(…を)練習する,けいこをする《+at(on, with)+名(do*ing*)》