最終更新日:2025/11/24
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trigger

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元となった辞書の項目

trigger

名詞

(銃砲の)引き金 / 《話》敏しような,抜け目のない

このボタンはなに?

彼は引き金を引いて、銃が発射された。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: trigger

品詞: 名詞 (動詞としても使われるが、ここでは名詞として解説)

意味(英語): something that causes something else to happen, a stimulus or an event that initiates a process, especially a sudden one.

意味(日本語): 何かを引き起こすきっかけ、特に突然の変化をもたらす刺激や要因を指します。ここでは「引き金」「きっかけ」「誘因」のようなニュアンスを持つ名詞です。会話の中では、「何が原因でそうなったのか」という文脈で使われることが多いです。

活用形: 名詞であるため、数による変化のみ


  • 単数形: trigger

  • 複数形: triggers

他の品詞形


  • 動詞: trigger (例: “to trigger an event”)


    • 現在形: trigger / triggers

    • 過去形: triggered

    • 過去分詞: triggered

    • 現在分詞: triggering


CEFRレベル目安: B2 (中上級)


  • 日常会話やニュース記事など、ある程度抽象的な話題にも出てくる単語です。B2レベルの学習者が理解するとスムーズです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語: とくに明確な接頭語や接尾語は持ちません。

  • 語幹: “trigger”

派生語や類縁語


  • trigger (動詞): “引き金を引く、引き起こす”

  • triggering (形容詞的に使われることも): “誘発する”

コロケーション(共起表現)・関連フレーズ(例:名詞として)


  1. pull the trigger(引き金を引く)

  2. the trigger event(きっかけとなる出来事)

  3. a stress trigger(ストレスを誘発する要因)

  4. a panic trigger(パニックを起こす要因)

  5. trigger mechanism(引き金のしくみ、または誘発メカニズム)

  6. emotional trigger(感情を引き起こすきっかけ)

  7. trigger point(発生点、または治療でいうトリガーポイント)

  8. be a trigger for conflict(対立を招く要因となる)

  9. trigger warning(コンテンツの内容に対する注意喚起)

  10. financial trigger(経済面で何かを引き起こす出来事)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • オランダ語の “trekken”(引く)に由来し、主に銃の「引き金」を意味していました。そこから転じて、何かを「引き起こす」という抽象的な意味に広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「trigger」は、銃の引き金のように「瞬時に何かを起こすきっかけ」という少し強いイメージが含まれます。

  • ビジネス文脈でもカジュアルな会話でも、「何かが何かをどのように引き起こすか」を説明するときに使えます。

  • 一方、感情面の「トラウマを刺激する」という文脈でも使われるため、センシティブな話題に触れる場合は注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞 (可算名詞)


    • 通常、「a trigger」「the trigger」「triggers」などとして使われます。

    • “a trigger for something” など、前置詞 “for” とセットになることがよくあります。


  2. 名詞としての典型的な構文


    • “X is a trigger for Y.”


      • (XがYを引き起こす要因である)



  3. 動詞として使う場合


    • 他動詞: “to trigger something” (何かを引き起こす)

    • 自動詞としてはほとんど使われません。


  4. イディオムや特殊表現


    • “to pull the trigger” : 銃の引き金を引く; 転じて「実行に移す」や「決定的行動を取る」場合にも使います。



5. 実例と例文

以下、それぞれの文脈で例文を3つずつ示します。

(1) 日常会話


  1. “What was the trigger for your sudden move to another city?”


    • 「急に引っ越したきっかけは何だったの?」


  2. “Seeing that photo was a trigger for all my childhood memories.”


    • 「あの写真を見たことが、子供の頃の思い出を一気に呼び起こすきっかけになったよ。」


  3. “Too much coffee can be a trigger for my insomnia.”


    • 「コーヒーの飲みすぎが、私の不眠症の原因になるんだ。」


(2) ビジネス


  1. “A sudden drop in sales acted as a trigger for restructuring the company.”


    • 「売上の急落が、会社のリストラのきっかけとなった。」


  2. “We need to identify the trigger behind the recent customer complaints.”


    • 「最近の顧客クレームの原因を突き止める必要があります。」


  3. “The new regulations could be the trigger for a shift in market strategy.”


    • 「新しい規制が、市場戦略を変えるきっかけになるかもしれません。」


(3) 学術的文脈


  1. “In psychology, a trigger is any stimulus that elicits a sudden emotional reaction.”


    • 「心理学では、トリガーとは感情的反応を引き起こすあらゆる刺激を指します。」


  2. “The experiment examined whether light could serve as a trigger for plant growth.”


    • 「その実験は、光が植物の成長を引き起こす要因になるかを検証しました。」


  3. “Socioeconomic changes often act as a trigger for political reforms.”


    • 「社会経済的な変化が政治改革の引き金となることは多いです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. cause(原因)


    • より一般的に「原因」を指す。

    • “cause” は幅広い原因を指し、必ずしも瞬間的・直接的であるとは限りません。


  2. catalyst(触媒・促進するもの)


    • 化学用語から派生。出来事や行動を促進するが、必ずしも自ら変化するわけではない。


  3. prompt(刺激・誘発するもの)


    • 「何かを素早く始めさせるきっかけ」。ややフォーマルに用いられることが多い。


  4. spark(火花・きっかけ)


    • 「火花が飛ぶようにすばやく何かを起こす」というニュアンス。カジュアルな表現にも使われる。


反意語


  • inhibitor(抑制するもの)


    • 何かを「引き起こす」の反対に、「抑制する、邪魔をする」要因を指します。


  • deterrent(抑止力、妨げるもの)


    • 「~させないために防ぐ、思いとどまらせるもの」という意味でトリガーとは逆の働きをします。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • イギリス英語: /ˈtrɪɡ.ər/

    • アメリカ英語: /ˈtrɪɡ.ɚ/


  • 強勢(アクセント): “tri” の部分にアクセントがきます (TRIG-ger)。

  • よくある発音の間違い: “tri-” を「トリ」ではなく「ツリ」と発音してしまう場合があるので注意してください。唇をしっかりと閉じて “t” の音を出し、 “i” は「イ」とはっきり発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “triger” と “g” を1つにしてしまう。正しくは “trigger” (g を2つ)。

  • 同音異義語との混同: ほぼありませんが、似た発音の “trigram” (三字熟語) などまれに混同する可能性があります。

  • 試験対策: TOEICや英検のリーディングセクションやビジネス英語で、「原因・きっかけ」を説明する文脈でよく登場します。センシティブな文脈(トラウマなど)にも使われる用語として知っておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 銃の引き金“trigger”を力を込めて引くと“パン!”と弾が発射されるイメージを持つと覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: 「何かを引っ張る、何かが起こる」というイメージを頭に浮かべると、“trigger”のすばやい誘発感を思い出しやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: “tri” + “gg” + “er” と3つのパーツで区切って覚えると綴りの間違いを防ぐことができます。


以上が名詞「trigger」の詳細解説です。「何かを引き起こすきっかけ」というイメージを大切に、関連するフレーズや例文とともに覚えてください。

意味のイメージ
trigger
意味(1)

(銃砲の)引き金

意味(2)

《話》敏しような,抜け目のない

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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