最終更新日:2025/11/12
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〈他〉《...と》 ...をみなす 《as ...》 / を注視する / を尊重する / を考慮に入れる, に注意を払う

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元となった辞書の項目

regard

動詞

〈他〉《...と》 ...をみなす 《as ...》 / を注視する / を尊重する / を考慮に入れる, に注意を払う

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私は彼を親友とみなしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: regard

品詞: 動詞 (他動詞が主)

意味(英語)


  • 「to consider or think about someone or something in a particular way」

意味(日本語)


  • 「誰かや何かを特定の見方で考える」「~と見なす」という意味です。

    「○○を~だと考える・評価する」という場面で使われる単語です。フォーマルな文脈でも日常会話でも使える表現です。

活用形


  • 原形: regard

  • 三人称単数現在形: regards

  • 現在分詞・動名詞: regarding

  • 過去形/過去分詞形: regarded

他の品詞になった時の例


  • 名詞形: 「regard」

    例: “He shows little regard for the rules.”(彼はその規則をほとんど尊重しない)

  • 熟語/表現: “in this regard”「この点において」

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 中上級レベルの単語です。テレビや新聞などでしばしば目にする語なので、上級者を目指す学習者はしっかり覚えておくと良いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「re-」(強化や再びの意) + 「gard」(見る、見る意識を向ける)

    ※フランス語の “regarder” (「見る」) が語源の一つとされています。

詳細な意味


  1. 「~を~と見なす、考える」

    例: “They regarded him as a hero.”(彼らは彼を英雄視していた)

  2. 「注意深く見る、注視する(古風またはフォーマルな用法)」

    例: “The artist regarded the painting intently.”(画家は絵を注意深く見つめた)

関連語や派生語


  • regarding (前置詞的に用いられる): 「~に関して」

    例: “Regarding the schedule, please note the changes.”(スケジュールに関して、変更に注意してください)

  • regardful (形容詞): 「注意深い、思いやりのある」 ※あまり一般的ではありません。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “regard someone as …” – 「(人)を…と見なす」

  2. “be regarded (highly) by …” – 「…から(高く)評価される」

  3. “regard with suspicion” – 「疑いの目で見る」

  4. “show (little/no) regard for …” – 「…を(ほとんど/全く)尊重しない」

  5. “pay regard to …” – 「…に配慮を払う」

  6. “in this regard” – 「この点に関して」

  7. “with regard to …” – 「…に関して」

  8. “hold in high regard” – 「高く評価する、尊重する」

  9. “mutual regard” – 「相互の尊重」

  10. “earn someone’s regard” – 「(人)の尊敬を得る」


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “regardare” やフランス語の “regarder” が由来とされ、「再び見る」「注意深く見る」という意味を持っていました。そこから「尊重する」「重視する」というニュアンスが生まれました。

使用時のニュアンス


  • 「~とみなす」「~と考える」という意味でよく使う場合、少しフォーマルな印象を与えます。

  • 「注意深く見る」といった古風な用法では、文語的・堅い響きがあります。日常会話ではそちらの意味はあまり使われません。

  • ビジネスやアカデミックな文脈でも「評価する」「考える」という意味でよく使われます。

使用シーン


  • カジュアル: 「I regard him as my friend.」などと口頭でも使えるが、口語では “consider” のほうがやや一般的です。

  • フォーマル: プレゼンや論文、報告書での “It is widely regarded that …” のような表現。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  1. “regard A as B” – 「AをBとみなす」

    例: “We regard honesty as essential to success.”

  2. 受け身形: “A is regarded as B” – 「AはBとみなされる」

    例: “This policy is regarded as crucial by experts.”

イディオム


  • “with regard to …” = “about …” / 「…に関して」

  • “in this regard” = 「この点において」

文法上のポイント


  • 他動詞として、通常 “regard + 目的語 + as + 補語” の形をとります。

  • 名詞形 “regard” は「尊重」「敬意」「考慮」などの意味で不可算名詞としても使われますが、視点によっては可算名詞とみなす場合もあります。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I always regard punctuality as important.”

    (時間厳守をいつも大切だと考えているんだ。)

  2. “Some people regard him as a bit odd.”

    (彼をちょっと変わっていると思う人もいるよ。)

  3. “I don’t regard this as a big deal.”

    (僕はこれを大ごとだとは思っていない。)

ビジネス(少しフォーマル)


  1. “Our clients regard quality as a top priority.”

    (当社の顧客は品質を最優先事項として見ています。)

  2. “The board members regard this proposal as promising.”

    (取締役会はこの提案を有望だと見なしています。)

  3. “This policy is widely regarded as having boosted sales.”

    (この方針は売り上げを伸ばしたとして広く評価されています。)

学術的な文脈(フォーマル)


  1. “Many scholars regard this theory as fundamentally flawed.”

    (多くの学者がこの理論を根本的に誤りがあると見なしている。)

  2. “The study is regarded as a milestone in evolutionary biology.”

    (その研究は進化生物学の画期的な出来事とみなされている。)

  3. “In this regard, further research is required.”

    (この点に関しては、さらに研究が必要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. consider(考える、熟慮する)


    • より口語的。“I consider him a friend.”

    • 「~と見なす」という意味合いでもよく使われる。


  2. think of … as …(~を…と考える)


    • 口語表現で、regardを砕いた感じ。


  3. view … as …(~を…として見る)


    • 「見なす」の意味だが、ややフォーマル。特に「視点」や「観点」を強調する。


  4. see … as …(~を…と見る)


    • カジュアルにもビジネスでも幅広く使われる。


反意語


  • disregard(無視する、軽視する)


    • “They disregarded his warnings.”(彼らは彼の警告を無視した。)



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /rɪˈɡɑrd/

  • イギリス英語: /rɪˈɡɑːd/

アクセント


  • 第二音節に強勢があります: re-GARD

よくある発音ミス


  • “re” を /ri/ のように発音してしまうケース。/rɪ/ とやや短く、曖昧母音に近い音を意識しましょう。

  • “-gard” は「ガード」のように発音されがちですが、アメリカ英語では “ガード” に近く、イギリス英語では “ガード” よりやや長め(「ガーッド」)に近く発音されます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “regard” と “regards”(複数形の名詞)の混同


    • “Best regards,” は手紙やEメールの結びで使う挨拶で、名詞としての用法。

    • 動詞形の “regards” は三人称単数現在形です。


  • “disregard” (無視する) との意味混同に注意。

  • “with regard to …” は “with regards to …” と誤記されやすいので注意。正式には “regard” (単数) を用います。

  • TOEICや英検などの読解問題で “regard … as …” の構文を問われることがあるので、目的語と補語をきちんと把握しておくと良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re-” + “guard (見張る、護る)” とイメージすると「改めて(re)見張る → 注意深く見る → 評価する → ~だと見なす」という連想がしやすいかもしれません。

  • 「尊敬(respect)」にも近いニュアンスを持つ場面があるので、「re + soundの似ている ‘guard’ → 何か大切なものを守るイメージ」と覚えておくと定着しやすいでしょう。

以上が動詞 “regard” の詳細な解説です。ぜひ文章を書いたり話したりするときに取り入れてみてください。

意味のイメージ
regard
意味(1)

《文》《副詞[句]を伴って》(ある感情・態度で)…‘を'見る,注視する

意味(2)

…‘を'尊重する

意味(3)

《副詞[句]を伴って》…‘を'評価する

意味(4)

〈物事が〉…‘に'関係する,関連する

意味(5)

regard++as+([])》(…と)〈人・物事など〉‘を'みなす,考える(consider)

意味(6)

《文》《通例否定文で》〈意見・希望など〉‘を'考慮にいれる,‘に'注意を払う

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