最終更新日:2025/12/05
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〈他〉〈人が〉(手・指などで)…をさわる / ...を感動させる / 《文》〈事が〉…に影響する

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元となった辞書の項目

touch

動詞

〈他〉〈人が〉(手・指などで)…をさわる / ...を感動させる / 《文》〈事が〉…に影響する

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解説

1. 基本情報と概要

単語


  • touch(動詞)

意味(英語)


  • “touch” = to put your hand or another part of your body on something or someone

意味(日本語)


  • 「touch」= 「何かや誰かに手や体の一部で触れる」という意味の動詞です。

    例えば、物に軽く触れたり、人に触れたりするときに用いられます。「人に触れる」というニュアンスから、会話の中では「心を動かす」という比喩的な使い方もされます。

品詞と活用形


  • 品詞:動詞 (to touch)

  • 活用形:


    • 原形: touch

    • 三人称単数現在形: touches

    • 過去形: touched

    • 過去分詞: touched

    • 現在分詞・動名詞: touching


他の品詞形


  • 名詞形: touch(例: give it a touch「ちょっと触れてみる」)

  • 形容詞形: touchy(敏感な、扱いにくい)


    • 例: He is very touchy about that topic.


  • これらは派生語として覚えておくと便利です。

CEFRレベル


  • B1(中級)


    • B1なので、基礎表現としては比較的よく使われ、日常会話でも頻繁に登場します。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • touch


    • 接頭語・接尾語といった明確な要素はなく、単語全体で「触れる」の意味を持っている語です。


派生語や類縁語


  • touchy (形容詞): 敏感な、怒りっぽい

  • untouched (形容詞): 手つかずの、まだ触れていない

  • touchable (形容詞): 触れることができる

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. touch base [with someone](誰々と連絡を取る)

  2. touch on [a topic]([ある話題]に軽く言及する)

  3. touch a nerve(神経を逆なでする、痛いところを突く)

  4. light touch(軽い触れ方・ソフトな扱い)

  5. touch the surface(表面に触れる)

  6. touch ground(着地する・地面に触れる)

  7. don’t touch …(…に触れないで)

  8. be in touch [with someone]([人]と連絡を保つ)

  9. lose touch [with someone]([人]との連絡が途絶える)

  10. touch one’s heart(心を動かす、感動させる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • touch はフランス語の「toucher」に由来し、さらにラテン語の「toccare(軽く打つ)」が起源とされています。

    人や物に「軽く触れる」というイメージが古くからある単語です。

ニュアンス


  • 物理的な「触れる」という意味が中心ですが、比喩的に「気持ちに触れる」「話題に軽く言及する」といった抽象的な意味でも使われます。

  • 口語的にもフォーマルな文脈でも使える幅広い単語ですが、ビジネスシーンなどでは「touch base with…(連絡を取る)」といった表現がややカジュアル寄りとされることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞

「touch + 目的語」で「〜に触れる」という形をとることが多いです。

例: I touched the painting.(その絵に触れた)


  1. イディオム構文


    • touch base [with someone] = (〜と連絡を取る / 確認する)

      “I need to touch base with my colleague about the project.”

    • touch on [a subject] = (話題に軽く触れる)

      “She touched on the issue briefly in her speech.”


  2. フォーマル / カジュアル


    • 「touch on a topic」はどちらかというとフォーマル・書き言葉寄りの表現。

    • 「touch base」はビジネスメールなどでも使われますが、カジュアルな印象になる場合があります。


  3. 可算・不可算


    • 動詞「touch」自体には可算・不可算の区別はありません。

    • 名詞形「touch」の場合、「a touch」や「the touch」として可算で使うこともあります(「ひと触れ」「その触感」など)。



5. 実例と例文

1) 日常会話(カジュアル)


  1. “Could you please not touch my phone without asking?”

    (私の許可なく私のスマホに触らないでくれる?)

  2. “I love how soft this blanket feels. Touch it!”

    (このブランケット、手触りがすごくいいんだ。触ってみて!)

  3. “Don’t touch that pan; it’s really hot.”

    (あのフライパンに触っちゃだめ。すごく熱いよ。)

2) ビジネスシーン


  1. “Let’s touch base next week to review the plan.”

    (来週、その計画を確認するために連絡を取り合いましょう。)

  2. “I’ll touch upon our sales results in the meeting tomorrow.”

    (明日の会議で売上結果に軽く触れます。)

  3. “Please do not touch confidential documents without permission.”

    (機密文書には許可なく触れないでください。)

3) 学術的な文脈


  1. “This study touches on several important aspects of language acquisition.”

    (この研究は言語習得のいくつかの重要な側面に言及しています。)

  2. “His theory touches the edge of modern physics.”

    (彼の理論は現代物理学の最先端をかすめています。)

  3. “We need to touch on interdisciplinary fields to fully understand this phenomenon.”

    (この現象を十分に理解するには、学際的な分野にも手を伸ばす必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. contact(接触する)


    • 「物理的に触れる」という意味は近いが、「連絡をとる」とも使われるので混同注意。

    • 例: “Contact me if you have questions.”


  2. tap(軽くトントンと叩く)


    • 「軽く叩く」という行為を示すため、ニュアンスがもう少し小さな動作に寄る。


  3. feel(触って感触を確かめる)


    • 「感触を確かめる」意味が強い。


反意語(Antonyms)


  1. avoid touching(触らない)

  2. ignore(無視する)


    • 真逆の行為とは言いにくいが、「関与しない、触れない」という点で反対の意味を持ちます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /tʌtʃ/

  • アメリカ英語: [tʌtʃ]

  • イギリス英語: [tʌtʃ]

  • アクセントの位置は一音節なので明確に区別はありません。

  • “tch” の発音が日本人学習者には難しく、「チュッ」ではなくもう少し短く切るように発音するのがコツです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “touch”を “tuch”や“tutch”と書き間違えることがあります。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、似た綴りの “tough” (タフ) とは混同しやすいです。

  • 試験対策: TOEICや英検でも「touch base」「touch on〜」などの熟語が出題されることがあります。連絡や軽い言及の表現を問われる問題には注意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「touch」の最初の音「トッ」が「サッと触れる」ようなイメージと合わせると覚えやすいかもしれません。

  • 「touch = 触れる」という基本イメージから、比喩的に「心に触れる」「話題に触れる」という連想を広げていくと応用が効きます。

  • スペルが簡単なので、書き方の練習と発音の練習をセットで覚えるとよいでしょう。

焦らずに、「物理的に触れる」「比喩的に心や話題に触れる」といった広がりを意識しながら使いこなしてみてください。

意味のイメージ
touch
意味(1)

〈人が〉(手・指などで)…‘を'さわる,‘に'触れる《+名+with+名》

意味(2)

(…に)…‘を'触れさせる,あてがう《+名+to+名》

意味(3)

〈物が〉…‘に'触れている,‘と'接触している

意味(4)

…‘を'感動させる,の感情を動かす

意味(5)

《文》〈事が〉…‘に'影響する,関係する,かかわる(concern)

意味(6)

《しばしば受動態で》(かすかに)…‘に'色合いをつける

意味(7)

(軽く)…‘を'害する,いためる

意味(8)

《通例否定文で》…‘に'匹敵する,‘と'肩を並べる

意味(9)

〈船などが〉…‘に'立ち寄る,寄港する

意味(10)

《俗》《+名+for+名》(金銭などを)〈人に〉‘に'せびる,借りる

意味(11)

さわる,触れる,接触している

意味(12)

(港などに)〈船などが〉立ち寄る,寄港する《+at+名》

意味(13)

《通例否定文で》〈飲食物〉‘に'手をつける;〈道具など〉‘を'使う

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