最終更新日:2025/12/04
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〈U〉〈C〉〈U〉《通例単数形で》 深さ, 奥行き / 〈U〉(知識・知性などの) 深遠さ / (声・音などの調子の)低さ / 〈C〉《複数形で》 奥まった場所

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元となった辞書の項目

depth

名詞

〈U〉〈C〉〈U〉《通例単数形で》 深さ, 奥行き / 〈U〉(知識・知性などの) 深遠さ / (声・音などの調子の)低さ / 〈C〉《複数形で》 奥まった場所

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解説

1. 基本情報と概要

単語: depth

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): the distance from the top to the bottom of something, or the quality of being profound.

意味(日本語): 「深さ」「奥行き」「深遠さ」などを表す名詞です。たとえば、水の深さや感情・考えなどの深みを表すときに使われます。

「depth」は、様々な文脈で「深さ」を表すときに使われます。水深や穴の深さだけでなく、知識や理解の深さにも使われるイメージです。抽象的に「深み」や「奥行き」といったニュアンスを含む言葉です。


  • 活用形: 通常名詞なので、複数形は “depths” になります。動詞や形容詞にはそのまま変化しません。

  • 関連する品詞の例:


    • 形容詞: deep (深い)

    • 動詞: deepen (深くする / 深まる)

    • 副詞: deeply (深く)


CEFRレベル: B2(中上級)


  • A1:超初心者

  • A2:初級

  • B1:中級

  • B2:中上級

  • C1:上級

  • C2:最上級

比較的よく使われる単語ですが、抽象的な意味(「理解の深さ」「深み」など)で使われる場合は少し高度な表現となるためB2程度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “depth” (特に目立った接頭語・接尾語はありません。)

派生語や関連語


  • deep (形容詞)「深い」

  • deepen (動詞)「深くする」「深まる」

  • deeply (副詞)「深く」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “in depth” → 「徹底的に / 深く」

  2. “depth of knowledge” → 「知識の深さ」

  3. “water depth” → 「水深」

  4. “depth of feeling” → 「感情の深み」

  5. “to go into depth” → 「詳しく掘り下げる」

  6. “at a depth of ~ meters” → 「~メートルの深さで」

  7. “depth analysis” → 「深い分析 / 綿密な分析」

  8. “plumb the depths of …” → 「~の最深部まで探る」※比喩的に「~の奥底を探る」

  9. “depth perception” → 「奥行き知覚」

  10. “beyond the depth of …” → 「…の理解や能力の範囲を超えて」


3. 語源とニュアンス

語源

“depth”は、中英語の “depethe” に由来し、“deep”(深い)に接尾語 “-th” が付いて名詞化したものとされています。古くから「深さ」を表す単語として使われてきました。

ニュアンス


  • 物理的な深さ: 水の深さや箱の奥行きなどを指す。

  • 抽象的な深さ: 考えや知識の深み、会話・議論などの「深み」。

  • 日常からビジネス、学術まで幅広く使われますが、内容を徹底的・詳細に調べるときの「深く掘り下げる」という少しフォーマル・学術的な響きもあります。

使用シーン:


  • 口語でも書き言葉でも使われます。

  • カジュアルな場面では「深さ」そのものを表現するのに使い、フォーマルもしくは学術的な文脈では「知識の深度」や「議論の深さ」を表すときに便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞?不可算名詞?

    “depth” はしばしば可算扱いされ、「the depth of the pool」「the depths of the ocean」などと複数形 “depths” も用いられます。一方で、抽象的な意味では単数形が使われることも多いです。

  • 一般的な構文例


    • “the depth of something” → “the depth of the sea”

    • “at a depth of 20 meters” → 特定の深さを言及するとき

    • “in-depth discussion/analysis/look” → ハイフンを用いて形容詞的に使う(「徹底的な~」)



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “Can you measure the depth of this water before we jump in?”

    (飛び込む前にこの水の深さを測ってくれる?)

  2. “I was surprised by the depth of his commitment to the project.”

    (彼のそのプロジェクトに対する熱意の深さには驚いたよ。)

  3. “We need to check the depth of the closet to see if the new shelves will fit.”

    (新しい棚が入るかどうか、このクローゼットの奥行きを測る必要があるね。)

5.2 ビジネスでの例文


  1. “The report provides an in-depth analysis of market trends.”

    (そのレポートは市場のトレンドを徹底的に分析しています。)

  2. “We should review the depth of our customer data to improve targeting.”

    (ターゲティングを改善するために顧客データの深さを見直す必要があります。)

  3. “An in-depth investigation is necessary before making any decisions.”

    (何らかの決定を下す前に、徹底的な調査が必要です。)

5.3 学術的な文脈での例文


  1. “His research delves into the depth of linguistic theory.”

    (彼の研究は言語学理論の深部にまで踏み込んでいる。)

  2. “We must examine the depth of statistical evidence to validate the hypothesis.”

    (仮説を検証するために、統計的証拠の深度を精査する必要があります。)

  3. “A thorough understanding of the depth of the data set is crucial for accurate results.”

    (正確な結果を得るには、データセットの深さを徹底的に理解することが重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. profundity (深さ、深遠さ)


    • よりフォーマルで学術的な響き。

    • 例: “We were amazed by the profundity of his philosophy.”


  2. deepness (深さ)


    • “depth” のやや文語的バリエーション。使用頻度は低い。


  3. intensity (強度、激しさ)


    • 状況によっては「深み」と捉えられる場合もありますが、感情の強さなどを表す際に使われます。


反意語 (Antonyms)


  1. shallowness (浅さ)


    • 例: “The shallowness of the conversation was disappointing.”


  2. superficiality (表面的なこと、浅薄さ)


    • 例: “He criticized the superficiality of the analysis.”


使い分けのポイント:


  • “depth” は物理的・抽象的な「深さ」の両方を表す一般的な語。

  • “profundity” や “superficiality” はフォーマルな文脈で使われやすいです。

  • “shallowness” は単に「浅いこと」を直接的に表し、カジュアルな場面でもOK。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /dɛpθ/

  • アメリカ英語: [dépth] (母音は比較的はっきりした「エ」)

  • イギリス英語: [dépth](アメリカ英語との差はほとんどなし)

  • 強勢(アクセント): 最初の部分 “dep” にアクセントが来ます。

  • よくある発音の間違い: /dɛpθ/ の /pθ/ の部分が難しく、「デプス」と聞こえたり、「デス」に聞こえたりしやすいです。/t/ を入れないように、舌先を歯の間に軽く当てて “th” を発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “depth” は “d-e-p-t-h” で、p と t の順番を逆に書いてしまうミスが多いです。

  2. 同音異義語との混同: とくに “death” (死) とはスペルも発音も似ていますが、母音と子音が異なるので注意。

  3. 使いどころ: “depth” を “deepness” と混同しがちですが、一般的には “depth” が圧倒的に多用されます。

  4. 試験対策(TOEIC・英検など): レポートや文章読解で「in-depth analysis」「go into depth」などの熟語が問われることがあるため注意して覚えましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 発音とスペリングを関連づける: “dep-th” と区切って考え、「デップス(th)」としっかり舌を噛む練習をするとイメージしやすいです。

  • 深海のイメージ: “depth” と聞いたら、深い海の底をイメージすると理解しやすいでしょう。

  • 派生語でセット学習: “deep” (形容詞) と関連づけて覚えると混同しにくくなります。

  • 「深さ」=「depth」: “death”(死) と発音・スペルが似ているので、「深い(deep)の名詞形がdepth」と関連づけると覚えやすくなるでしょう。


以上が、名詞 “depth” の詳細な解説です。深さや奥行きだけでなく、抽象的にも使える便利な語なので、さまざまな場面で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
depth
意味(1)

〈U〉(声・音などの調子の)低さ;(色の)濃さ

意味(2)

〈C〉《複数形で》奥まった場所,奥地

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意味(3)

〈C〉深い所,深み

意味(4)

〈U〉〈C〉《時に複数形で》最中

意味(5)

〈U〉〈C〉《通例単数形で》深さ;奥行き

意味(6)

〈U〉(知識・知性などの)深遠さ,深さ

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