最終更新日:2025/10/19

I don't know who he is.

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彼が誰だか知りません。

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元となった文法の項目
141
A2.2-B1.1

know/wonder+WH-(節) (whetherは除く)

wh節やif節をとれる動詞know/wonder

彼が誰だか知りません。

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説明

以下では、「know」や「wonder」の後に続く「wh-節(who, what, when, where, why, how など)」および「if節」について、なるべく詳しく解説します(ここでは「whether」は扱いません)。


1. 基本構造と意味


  • 「know + wh-節」

    例:


    • I know [who broke the window].

    • I know [what time the store opens].


「know」+「wh-節」の形では、「~が何(誰、いつ、どこ)なのかを知っている」という意味を表します。


  • 「wonder + wh-節」

    例:


    • I wonder [why he left so early].

    • I wonder [where she lives].


「wonder」+「wh-節」の形では、「~はなぜ(どこで、何を、いつ…)だろうか」と、自分が知らないこと・疑問に思っていることを表します。


  • 「wonder + if節」

    例:


    • I wonder [if he likes my idea].

    • I wonder [if it will rain tomorrow].


「wonder」+「if節」は「~かどうか(か否か)気になる」「~だろうか」と、自分の中にある疑問を表します。なお、この if は「条件を表す if」(「もし~なら」) とは異なり、「~かどうか」を表す名詞節になっている点がポイントです。


2. よく使われる wh- 語

「wh-節」に含まれる主な疑問語は以下のとおりです。


  • who(誰)

    例: I wonder who called me last night.

  • what(何)

    例: I know what you did yesterday.

  • when(いつ)

    例: I wonder when she will arrive.

  • where(どこ)

    例: I know where they usually have lunch.

  • why(なぜ)

    例: I wonder why this computer isn’t working.

  • how(どのように)

    例: I know how you solved the problem.

上記のように、wh-節は「誰が」「何を」「いつ」「どこで」などの疑問を示す名詞節として機能し、「know」や「wonder」の目的語の役割をします。


3. 意味の違いと使い分け


  1. 「I know + wh-節」


    • 「私は~が何(いつ、どこ、どう)かを知っている」という意味をはっきりと表現します。

    • 自信をもって「知っている」と言いたい場合に用います。

    • 例: I know why he is upset.(彼がなぜ腹を立てているのか知っています)


  2. 「I wonder + wh-節」


    • 「~はいったい何(いつ、どこ、どう)なのだろうか」と、疑問に思っている状態を表します。

    • 「わからないのでちょっと考えている」というニュアンスがあります。

    • 例: I wonder why he is upset.(彼はなぜ腹を立てているんだろう)


  3. 「I wonder + if節」


    • 「~かどうか」と、自分の中で疑問を抱いていることを表します。

    • 「~だろうか」と推測する時や、「~かどうか気になる」といった心情を述べる時に使えます。

    • 例: I wonder if he is upset about something.(何かに対して彼は怒っているのだろうか)



4. 追加のポイント


  1. wh-節か if節か


    • wh-節: 「疑問詞そのもの」を使って内容を特定する疑問(誰が?どこで?いつ?など)

    • if節: 「~かどうか」という二択や可能性を問う疑問


  2. 「whether」の省略について


    • 「wonder + whether」も「~かどうか」という疑問を表しますが、ここでは扱いません。実際には「if」と同様に使われることが多いです。


  3. フォーマル度合い


    • 一般的には「wonder if」のほうがカジュアルな場面でもよく使われます。「wonder whether」はややフォーマルな響きがあります(今回は除外)。



5. 例文まとめ


  1. I know who she is.


    • 彼女が誰なのか知っています。


  2. I wonder who she is.


    • 彼女は誰なんだろう?(わからなくて気になっている)


  3. I know when the train arrives.


    • 電車がいつ到着するか知っています。


  4. I wonder when the train arrives.


    • 電車はいつ到着するのだろう?(まだわかっていない)


  5. I wonder if the train will be on time.


    • 電車が時間どおりに来るだろうか?(疑問に思っている)



まとめ


  • 「know + wh-節」→「~を知っている」

  • 「wonder + wh-節」→「~は何(誰、どこ、いつ)だろうかと気になっている」

  • 「wonder + if節」→「~かどうか気になっている/〜だろうかと疑問に思う」

「know」は「知っている」という断定的なニュアンスを、

「wonder」は「疑問に思っている」というニュアンスをそれぞれ帯びています。英語で疑問や知識について述べる際にぜひ活用してみてください。

中級英文法問題(CEFR-J B1)

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