最終更新日:2024/06/14

かつてここでは、人々は毛皮と砂糖を交換した。

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Once people traded furs for sugar here.

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元となった辞書の項目

trade

動詞

交換する

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かつてここでは、人々は毛皮と砂糖を交換した。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: trade

品詞: 動詞(他動詞・自動詞両方で使用)、名詞(今回は動詞にフォーカス)

活用形:


  • 現在形: trade

  • 三人称単数現在形: trades

  • 過去形: traded

  • 過去分詞形: traded

  • 現在分詞・動名詞: trading

意味(英語 & 日本語)


  • 英語: To buy, sell, or exchange goods or services.

  • 日本語: 商品やサービスを売買・交換すること。

「何かを売ったり買ったり、あるいは交換したりする場面で使われます。ビジネスのみならず、子ども同士がカードを交換するときなど、幅広い場面での“やり取り”にも使える単語です。」

他の品詞・形容詞化など


  • trade (名詞): 取引、商業、貿易

  • trader (名詞): トレーダー(取引を行う人)

  • trading (形容詞的用法/名詞的用法): 取引の、取引行為

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): ビジネスや経済ニュースなど、多分野で登場し頻度が高いため、中級くらいから学習される単語。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「trade」は特に明示的な接頭語や接尾語を持たない比較的短い語です。

  • 派生形として「trader(名詞)」「trading(動名詞・形容詞)」などがあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. trade in stocks(株を取引する)

  2. trade off(妥協する、交換条件にする)

  3. trade barrier(貿易障壁)

  4. trade deficit(貿易赤字)

  5. trade surplus(貿易黒字)

  6. free trade(自由貿易)

  7. trade partner(貿易相手国)

  8. trade secret(企業秘密)

  9. trade agreement(貿易協定)

  10. fair trade(公正取引)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • Middle English (中英語) の “trade” は、もともと“道”や“通り道”を意味する言葉から派生したと言われます。

  • そこから「方針」「(特定の道を進む)仕事の流れ」という意味になり、最終的に「売買・商取引」という意味で使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「trade」はビジネスにおけるフォーマルな文脈でも日常的なカジュアルな文脈でも使えます。

  • ただし、文脈によっては大規模な国際貿易を指す場合もあれば、単に「モノを交換する」という軽いニュアンスになる場合もあります。口語で「Let's trade!(交換しよう)」のようにフランクに使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使い方:


    • “trade something (with someone)”: 「(誰かと)何かを取引する」という形。

      例: I traded my old books with my friend.


  2. 自動詞としての使い方:


    • “trade in something”: 「〜の取引をする、〜で商売を営む」

      例: She trades in antiques.


  3. イディオム・表現:


    • “trade off (A for B)”: Aを手放してBを得る、トレードオフの関係にある。

    • “trade up/down”: “trade up”はより良いものに買い替える、“trade down”はより安いものに買い替える、という表現。


可算名詞・不可算名詞の区別(名詞用法の補足)


  • 「取引・貿易」の概念的な意味では不可算(例: international trade)

  • 特定の取引の集合体や取引行為を指す場合は可算扱いされることもありますが、一般的には不可算として使われがちです。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I traded my sandwich with my classmate for a brownie.”

    (クラスメイトとお弁当のサンドイッチをブラウニーと交換したよ。)


  2. “Do you want to trade stickers?”

    (シールを交換しない?)


  3. “Let’s trade seats so you can sit next to the window.”

    (窓側に座れるように席を交換しよう。)


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company primarily trades in electronics components.”

    (当社は主に電子部品を取引(商売)しています。)


  2. “They decided to trade their surplus materials with a partner abroad.”

    (彼らは余剰素材を海外の取引先と交換することに決めました。)


  3. “We need to consider the risks before trading with a new supplier.”

    (新しい仕入先と取引する前にリスクを検討する必要があります。)


(C) 学術・教養的なシーンでの例文


  1. “Economic theories often discuss the benefits and drawbacks of free trade.”

    (経済学の理論では、よく自由貿易のメリットとデメリットが議論されます。)


  2. “Historical records show that ancient civilizations traded extensively along the Silk Road.”

    (歴史的記録によると、古代文明はシルクロードを通じて大規模に交易を行っていました。)


  3. “The paper examines how nations trade natural resources under international agreements.”

    (この論文は、各国が国際協定のもとでどのように天然資源の取引を行っているかを検証しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. exchange(交換する)


    • “exchange”は単に「物々交換」を指す場合が多く、金銭に限らずあらゆる交換に使える。

    • 例: “Let’s exchange souvenirs.”


  2. swap(交換する)


    • 日常感が強く、同義的に使える場合が多い。より軽いニュアンス。

    • 例: “We swapped books last week.”


  3. deal (in)(〜を扱う/取引する)


    • ビジネスで特定の商品を取り扱う際に使われる。

    • 例: “They deal in precious metals.”


反意語


  1. keep(保つ,持っておく)


    • 「手放さずに持ち続ける」イメージ。


  2. retain(保持する)


    • よりフォーマルな場面で「引き続き保持する」意味を表す。


  3. withhold(差し控える)


    • 情報や物を「渡さない」ニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /treɪd/

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはなく、どちらも語頭の「tr-」をはっきり発音するのがポイント。

  • 強勢(アクセント)は、初めの [treɪ] の部分にあり、単音節なのでアクセントはひとつです。

  • よくある間違いとしては、[t-] と [tr-] の音が弱くなりすぎて [tʃreɪd] のように聞こえる場合があるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “traid”や“tread”と混同するケース。


    • “tread”は「踏む」、綴りと発音が似ているようで異なる。


  • 動詞と名詞の使い分け: “trade”は「取引する(動詞)」と「取引(名詞)」で使われる。特に文脈をよく見ること。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネスシーン、経済関連の文章で頻出。“trade agreements”や“trade barriers”といった専門用語と一緒に出題されることが多い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “T + R = 取引”のイメージ: “T”は「Transaction(取引)」、”R”は「Revenue(収益)」など、ビジネス関連のワードを連想すると覚えやすいかもしれません。

  • カード交換から大規模貿易まで: 小さい範囲から世界規模の経済活動まで「Trade」は幅広く使われる、というイメージを持つと定着しやすいです。

  • 実際に取引を“やり取り”するシーンを想像: 手渡しでモノを交換しているイメージを頭に浮かべると、すぐに「売買」「交換」の意味がピンときます。


以上が動詞“trade”の詳細解説です。ビジネスや日常会話を問わず、さまざまな文脈で利用される汎用性の高い単語ですので、売買・交換というイメージを頭に置きながら、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
trade
意味(1)

交換する

意味(2)

(…と)商売を営む,貿易をする《+with+名》

意味(3)

(…を)売買する,商う《+in+名》

意味(4)

(人と)〈物〉‘を'交換する《+名〈物〉+with+名〈人〉》;(物と)〈物〉‘を'交換する《+名〈物〉+for+名〈物〉》

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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