最終更新日:2024/06/13
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This movie is R-rated, so children must be accompanied by their parents.
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元となった辞書の項目
rate
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: rate
品詞: 動詞 (他に名詞としても使われる)
英語での意味
- “to evaluate or judge the value or quality of something”
(何かの価値や品質を評価・判定すること)
日本語での意味
- 「評価する」「格付けする」「見積もる」などの意味を持ちます。
何かの価値や品質を判断するときに使う動詞です。たとえば、「この映画を10段階で評価する」「あの人の仕事ぶりを高く評価する」といった文脈で用いられます。
活用形
- 原形: rate
- 三人称単数現在形: rates
- 過去形: rated
- 過去分詞形: rated
- 現在分詞形・動名詞形: rating
他の品詞としての例
- 名詞: a rate (レート、料金、割合など)
例: The interest rate has increased. (金利が上がった)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級
- B2: 中上級
- C1: 上級
- C2: 最上級
“rate”は基本的な語でもありますが、「評価する」「格付けする」という文脈で使う場合、ニュアンスの理解やフレーズの応用などで中上級レベルの表現力が問われることもあるため、B2程度を目安としています。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- rate自体には明確な接頭語・接尾語はありませんが、以下のような派生形があります。
- underrate (過小評価する): under + rate
- overrate (過大評価する): over + rate
- prorate (按分する): pro + rate
- underrate (過小評価する): under + rate
派生語や類縁語
- rating (名詞): 評価、格付け
- rateable / ratable (形容詞): 課税対象とされる、評価可能な
よく使われるコロケーション(10個)
- rate highly – 「高く評価する」
- rate poorly – 「低く評価する」
- rate a product – 「製品を評価する」
- rate on a scale of 1 to 10 – 「1から10の段階で評価する」
- rate someone’s performance – 「(人)の成績・業績を評価する」
- rate a movie – 「映画を評価する」
- rate your experience – 「自分の体験を評価する」
- interest rate – 「金利」
- rate limit – 「レート制限」
- exchange rate – 「為替レート」
3. 語源とニュアンス
語源
- 中英語(Middle English)や古フランス語(Old French)の“rate”に由来するとされ、「税」「割当」「評価の基準」のような意味合いで使われてきました。
微妙なニュアンス
- 「評価する」という意味合いには、“判断する”という客観的な視点と、“価値をつける”という主観的なニュアンスの両方が混在します。
- 「人」や「作品」の良し悪しを判定するという作用があるため、褒め言葉にも批判にもなり得ます。
- 口語でもよく使われますが、フォーマルな文書やビジネス文書でも「評価する」という意味合いで十分通じます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞としての用法:
- 例: “I rate this restaurant 5 stars.”
(このレストランを星5つと評価します)
- 例: “I rate this restaurant 5 stars.”
~ (名詞) as (名詞/形容詞) の構文:
- 例: “Many people rate this book as a classic.”
(多くの人がこの本を古典的名著として評価している)
- 例: “Many people rate this book as a classic.”
フォーマル/カジュアル
- カジュアルな場面: “How would you rate that movie?”
- ビジネスやフォーマルな場面: “How do you rate the performance of the new product in the market?”
- カジュアルな場面: “How would you rate that movie?”
名詞 “rate” は可算名詞で「料金」「割合」などを表しますが、動詞 “rate” は他動詞としての使い方が中心です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3例)
- “How would you rate this new pizza place out of 10?”
(この新しいピザ屋を10点満点でどのくらい評価する?) - “I rate this show pretty high; it’s really entertaining!”
(この番組はかなり高く評価しているよ。とても面白いから!) - “I don’t rate that movie very much. The story was too predictable.”
(あの映画はあまり評価していない。ストーリーがあまりにも予想通りだったよ。)
ビジネスシーンでの例文(3例)
- “How do you rate our competitor’s new product in terms of quality?”
(競合他社の新製品の品質をどのように評価していますか?) - “We need our clients to rate our service after each transaction.”
(取引のたびに、顧客に当社のサービスを評価してもらう必要があります。) - “The manager rated each employee’s performance before deciding on promotions.”
(昇進を決定する前に、上司は各従業員の業績を評価しました。)
学術的・専門的文脈での例文(3例)
- “Participants were asked to rate the severity of each symptom on a 5-point scale.”
(参加者は各症状の重症度を5段階で評価するよう求められました。) - “The study aims to rate the effectiveness of different teaching strategies.”
(この研究は、さまざまな教授法の有効性を評価することを目的としています。) - “We rated the samples according to standardized guidelines issued by the institute.”
(研究所が定めた標準化ガイドラインに基づいてサンプルを評価しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- evaluate (評価する)
よりフォーマルで分析的なニュアンス。
例: “We need to evaluate the project based on its objectives.” - assess (評価する)
評価の根拠やプロセスに焦点を当てる。
例: “The specialist will assess the damage to the building.” - judge (判断する)
客観的・主観的な判断を下す、法的判断にも用いられる。
例: “Don’t judge a book by its cover.” - appraise (査定する)
主に専門的・金銭的価値を測る際に用いられる。
例: “We need to appraise the painting for insurance purposes.”
反意語
- ignore (無視する)
評価自体をしない意味合い。
例: “He chose to ignore the feedback instead of rating it.”
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /reɪt/
- アクセント: 1音節語なので、特別なアクセント移動はありません。
- アメリカ英語とイギリス英語ともに[réɪt]のように発音し、大きな違いはありません。
- よくある間違いとして /rʌt/ のように曖昧に発音してしまうケースがあるので、母音は「エイ(reɪ)」としっかり伸ばすように注意します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “rate” → “raet” “r ate” などのスペルミス。シンプルな単語ですが、タイプミスに注意しましょう。
- “rate” → “raet” “r ate” などのスペルミス。シンプルな単語ですが、タイプミスに注意しましょう。
- 同音異義語・似たつづりの単語
- “rate” と “rat” (ネズミ) はスペルが似ていますが意味が全く異なるので要注意。
- “rate” と “rat” (ネズミ) はスペルが似ていますが意味が全く異なるので要注意。
- 評価対象が人の場合
- “rate someone highly” などの表現は少し硬い印象を与えることもあります。過度な批判や過大評価などの表現との兼ね合いに注意してください。
- “rate someone highly” などの表現は少し硬い印象を与えることもあります。過度な批判や過大評価などの表現との兼ね合いに注意してください。
- 試験対策 (TOEIC・英検など)
- 「評価する」「料金」「割合」など多義語として出題されることがあります。文脈から動詞か名詞かを素早く判断する力が問われます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペリングは短いので覚えやすいですが、「音を伸ばす」(reɪ)ことがポイント。
- 「星(★)をつけるイメージ」で覚えると印象に残りやすいです。たとえば、映画レビューサイトで星をつけて“rating”するイメージを思い浮かべると「rate=評価する」と覚えやすいでしょう。
- “overrate” や “underrate” とセットで覚えると、「過大評価する」「過小評価する」という派生表現もスムーズに身につきます。
以上が動詞 “rate” の詳細解説です。評価する・格付けするという行為は、ビジネスや日常会話、学術調査など、さまざまな場面で登場する表現です。ぜひ参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(…の金額に)…‘の'値段を決める,見積もる《+名+at+名》
意味(2)
…‘を'評価する,みなす
意味(3)
《米話》…‘に'値する,‘の'価値がある
意味(4)
評価される;みなされる