最終更新日:2024/06/12

バランスの取れた食事を摂ることで体を養うことができます。

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Eating a balanced diet helps nourish the body.

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元となった辞書の項目

nourish

動詞

…‘を'『養う』;…‘に'栄養を与える / …‘を'発展させる,助長する / (心に)〈ある感情〉‘を'『抱く』《+『名』+『in』+『名』》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: nourish

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to provide with the food or other substances necessary for growth, health, and good condition; to foster or promote the development of something.

意味(日本語): 「栄養を与える」「育む」「(感情や関係などを)助長する」という意味の動詞です。主に身体的な成長だけでなく、精神的な面や感情、関係を「大切に育む」というニュアンスを含みます。

例えば、赤ちゃんや植物に栄養を与えるときにも使われますし、人間関係や感情を健やかに保つときにも「nourish」という言葉が使えます。育む対象が目に見えるものでも、目に見えないものでもOKです。


  • 活用形:


    • 現在形: nourish / nourishes (三人称単数)

    • 進行形: nourishing

    • 過去形・過去分詞形: nourished


  • 他の品詞形:


    • 名詞形: nourishment(栄養、栄養状態、育成)

    • 形容詞形: nourishing(栄養豊富な、育むような)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2: 実務レベルの場面でも使える中上級の単語です。日常会話より少し専門的な文脈や文章でも見かけます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “nourish” は、もともとラテン語の “nutrire (栄養を与える・育てる)” に由来しています。

  • 接頭語・接尾語: 明確な英語の接頭語は含まれていませんが、名詞形 “nourishment” の -ment は名詞化の接尾語です。

関連語(派生語・類縁語)


  • nourishment (名詞): 栄養、滋養、育成

  • nourishing (形容詞): 栄養豊富な、育むような

  • nutrient (名詞): 栄養素

  • nutrition (名詞): 栄養、栄養学

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. nourish a child(子どもに栄養を与える / 子どもを育む)

  2. nourish the soil(土壌に肥料を与える)

  3. nourish one's body(身体に栄養を与える)

  4. nourish a relationship(関係を育む)

  5. nourish hope(希望を育む)

  6. nourish creativity(創造力を育む)

  7. be well-nourished(十分に栄養が与えられた状態である)

  8. nourish the mind(心を豊かにする)

  9. nourish potential(潜在能力を伸ばす)

  10. nourish dreams(夢を育てる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • ラテン語 “nutrire” ⇒ 古フランス語 “nourir” ⇒ 中英語 “nurish/nourish” へと変化

    • 原義は「栄養・滋養を与える」「育てる」という意味。


  • ニュアンス:

    成長を促すポジティブな言葉です。身体や植物など物理的・生理的な対象だけでなく、感情や考え方など目に見えないものを大事に育てる、というニュアンスが強い単語です。


  • 使用上の注意点:


    • フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使えますが、体や植物などに対しては「栄養面に重点がある」という意味になりやすいです。

    • 関係や感情など抽象的なものに対して使う場合、少し文学的・丁寧な響きです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 基本構文: “nourish + 目的語”


    • 例: “They nourish the plants with organic fertilizer.”(彼らは有機肥料で植物に栄養を与えています)


  • 目的語として取れる対象:


    • 身体的対象(人、動物、植物など)

    • 抽象的対象(感情、関係、希望、才能など)


  • 名詞との組み合わせ:


    • 可算名詞(children, plants, ideasなど)や不可算名詞(hope, love, talentなど)いずれも目的語にできます。


  • 形式:


    • 他動詞(transitive verb)

    • 受動態(be nourished)もよく使われます。



5. 実例と例文

(A) 日常会話で使う例文


  1. “I try to nourish my body by eating more vegetables.”

    (私はもっと野菜を食べることで自分の身体に栄養を与えようとしています。)


  2. “You should nourish your skin with a good moisturizer.”

    (良い保湿剤で肌をケアするといいよ。)


  3. “She's been nourishing her creativity through painting.”

    (彼女は絵を描くことで創造力を育んでいます。)


(B) ビジネスで使う例文


  1. “We aim to nourish a positive work environment to boost morale.”

    (私たちはモラール向上のため、ポジティブな職場環境を育むことを目指しています。)


  2. “The company invests in workshops to nourish employees’ skills.”

    (その会社は従業員のスキルを育むために研修に投資しています。)


  3. “We need to nourish long-term client relationships to sustain growth.”

    (成長を維持するために長期的なお客様との関係を育まなければなりません。)


(C) 学術的・専門的な文脈で使う例文


  1. “Proper nutrition is essential to nourish developing embryos in prenatal care.”

    (妊娠期のケアにおいて、発達中の胚に栄養を与えるためには適切な栄養摂取が欠かせません。)


  2. “Plant roots absorb minerals that nourish the plant’s overall growth.”

    (植物の根は、植物全体の成長を育むミネラルを吸収します。)


  3. “Innovative educational programs can nourish the minds of young researchers.”

    (革新的な教育プログラムは、若手研究者の思考を育むことができます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. feed (食物を与える)


    • 「単に食べ物を与える」という意味が強い。身体的な成長に特化したニュアンス。


  2. nurture (育む)


    • nourishよりも「世話をして成長させる」という文脈で使われることが多い。精神面・感情面の要素にも強い。


  3. sustain (持続させる)


    • 栄養だけでなく「維持する・支える」という文脈が強い。


  4. foster (育成する)


    • 主に環境や人間関係、才能を促進・助長する意味合い。


反意語(Antonyms)


  • neglect (無視する、放置する)


    • 養うのではなく放置し、成長や健康を損なわせる方向。


  • starve (飢えさせる)


    • 栄養を全く与えない意味合い。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈnʌrɪʃ/

  • 強勢(アクセント)の位置: 名詞や形容詞形の派生語では /ˈnʌr.ɪʃ.mənt/ (nourishment) のように、最初の音節にアクセントがきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 音声上の大きな差はそれほどありませんが、アメリカ英語では “r” をはっきり発音し、イギリス英語では “r” がやや控えめになる傾向があります。

  • よくある発音の間違い: “nourish” の “ou” が [ʌ] の音になる点がポイントです。/noʊ-/ と発音しないよう注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “nourish” の “ou” を “u” または “o” と書き間違えるケースがあります。

  2. 同音異義語との混同: 同音ではありませんが、似たスペルの “norris” (人名) や “nourrice” (古語で乳母) などと混同しないように注意。

  3. 試験での出題傾向: TOEICや英検でも、「栄養を与える」や「感情を育む」の文脈として出題される可能性あり。穴埋め形式や内容一致問題などで、類義語との比較が狙われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から覚える: “nourish” は “nutrire (栄養を与える)” がルーツということを思い出すと、栄養や育むイメージがはっきり湧きます。

  • イメージ: “nourish” = “栄養で満たし、しっかりと育つ” をハートマークや若葉が育つイメージで連想すると覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: “nursery” などの“nur-” 表記を含む単語は「子ども」「養育」に関するイメージがあるため、関連づけて覚えると記憶に残りやすいです。


以上が動詞 “nourish” の詳細解説です。身体や感情、アイディアなど、さまざまなものを “育む” という豊かなニュアンスを持つ言葉なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
nourish
意味(1)

…‘を'発展させる,助長する

意味(2)

(心に)〈ある感情〉‘を'抱く《++in+

意味(3)

…‘を'養う;…‘に'栄養を与える

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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