leisurely
1. 基本情報と概要
単語: leisurely
品詞: 副詞(または形容詞としても使用)
意味(英語): in a relaxed, unhurried manner
意味(日本語): ゆったりと、のんびりと(急がずに、リラックスした様子で)
「ゆっくりと時間をかけて、落ち着いて行動するときに使われる表現です。焦らず、余裕を持って行動するイメージなので、リラックスしたニュアンスを伝えたいときに使われます。」
- 活用形: 副詞なので、時制による変化(活用)はありませんが、形容詞用法も同形(leisurely)です。
- 他の品詞の例: 「leisure (名詞)」→「leisurely (形容詞・副詞)」という形で使われることが多いです。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
「日常的な会話でも使われますが、正確なニュアンスを理解し、場面に応じて使い分ける必要があるため、中上級レベルの単語といえます。」
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: 「leisure(余暇)+ -ly(副詞を形成する接尾語)」
- 「leisure」は「自由時間」「余暇」を意味し、そこに「-ly」がつくことで「ゆったりとした様子で」という副詞になっています。
- 「leisure」は「自由時間」「余暇」を意味し、そこに「-ly」がつくことで「ゆったりとした様子で」という副詞になっています。
- 関連語や派生語:
- leisure (名詞) : 余暇、自由時間
- leisurely (形容詞) : 余裕のある、ゆったりした(例:a leisurely walk)
- leisureliness (名詞) : のんびりさ、ゆったりとしていること
- leisure (名詞) : 余暇、自由時間
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例)
- take a leisurely stroll
→ のんびり散歩する - enjoy a leisurely breakfast
→ ゆっくりと朝食を楽しむ - work at a leisurely pace
→ ゆったりとしたペースで仕事をする - move in a leisurely manner
→ のんびりと動く - spend the afternoon leisurely
→ 午後をのんびりと過ごす - a leisurely weekend
→ ゆったりとした週末(形容詞的に) - read leisurely
→ ゆっくり読む - chat in a leisurely fashion
→ のんびりとおしゃべりする - a leisurely approach to life
→ ゆとりのある人生観(形容詞的に) - go on a leisurely drive
→ のんびりドライブに行く
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「leisure」は中世フランス語 “leisir” から派生し、それはラテン語 “licere”(許される)に起源を持ちます。「自由に使える時間が許されている」というニュアンスから来ています。
- 歴史的な使用: かつては「時間・余暇」を意味する「leisure」が中心で、のんびりした時間のイメージと結びついていました。そこから副詞として「leisurely」が「ゆったりと」「余裕をもって行動する」という意味合いで使われるようになりました。
- ニュアンス・使用上の注意:
- リラックスした、ゆったりした雰囲気を表現しますが、状況によっては「余裕がある」と言うポジティブなニュアンスにもなりますし、場合によっては「のんびりしすぎ」のようにややネガティブに使われることもあります。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使われますが、場面によっては「もっと急いで!」という状況では不適切なこともあります。
- リラックスした、ゆったりした雰囲気を表現しますが、状況によっては「余裕がある」と言うポジティブなニュアンスにもなりますし、場合によっては「のんびりしすぎ」のようにややネガティブに使われることもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞としての使われ方:
例)He walked leisurely through the park.
(彼は公園をのんびりと歩いた。) - 形容詞としての使われ方:
例)We had a leisurely lunch.
(私たちはゆっくりとした昼食をとった。) - 使用シーン:
- ややフォーマルな文章でも、カジュアルな会話でも使えます。
- ややフォーマルな文章でも、カジュアルな会話でも使えます。
- 文法上のポイント:
- 副詞「leisurely」は多くの場合、人や行動を修飾し、「のんびりとした方法で〜する」という意味を添えます。
- 形容詞としても形が同じなので混同しないよう注意してください。
- 副詞「leisurely」は多くの場合、人や行動を修飾し、「のんびりとした方法で〜する」という意味を添えます。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I like to spend Sunday mornings leisurely, reading the newspaper.”
→ 「私は日曜の朝は新聞を読みながらのんびり過ごすのが好きです。」“Let's take a leisurely walk after dinner.”
→ 「夕食後にのんびり散歩しようよ。」“He always works so quickly; sometimes I wish we could do things more leisurely.”
→ 「彼はいつも仕事が速すぎるから、もう少しゆったりやれたらいいのにな。」
ビジネスでの例文(3つ)
“Following a hectic season, the team decided to enjoy a leisurely lunch to unwind.”
→ 「忙しかった時期の後、チームは気分転換のためにゆっくりランチを楽しむことにしました。」“The company retreat included some leisurely activities to encourage team bonding.”
→ 「会社のリトリートではチームの結束を高めるためにのんびりとしたアクティビティも含まれていました。」“After finalizing the deal, we took a leisurely approach to reviewing the paperwork.”
→ 「契約が完了した後、書類の確認は余裕を持ってゆっくり進めました。」
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
“Participants in the study were asked to complete the questionnaire at a leisurely pace to minimize stress.”
→ 「研究の参加者には、ストレスを最小限にするため、アンケートをゆったりしたペースで記入するよう依頼しました。」“In her paper on time management, she argues that a leisurely approach can sometimes enhance creativity.”
→ 「時間管理に関する彼女の論文では、ゆったりとした取り組み方がクリエイティビティを高めることもあると主張しています。」“The collected data indicates that a leisurely environment contributes positively to participants’ well-being.”
→ 「収集されたデータによると、のんびりとした環境が参加者の幸福感にプラスの影響を与えていることが示されています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- slowly (ゆっくりと)
- 「速度が遅い」ことを強調する単語。leisurely は「余裕をもって」という雰囲気も含むので、ニュアンスが少し違います。
- 「速度が遅い」ことを強調する単語。leisurely は「余裕をもって」という雰囲気も含むので、ニュアンスが少し違います。
- relaxedly (リラックスして)
- relaxed + ly の形。よりカジュアルですが、leisurelyほどは一般的に使用されない場合があります。
- relaxed + ly の形。よりカジュアルですが、leisurelyほどは一般的に使用されない場合があります。
- unhurriedly (慌てずに)
- 「焦らずに」という意味を直接的に表します。leisurely のほうが、一種の「余暇感」が強い場合も。
- 「焦らずに」という意味を直接的に表します。leisurely のほうが、一種の「余暇感」が強い場合も。
反意語
- hurriedly (急いで)
- 焦っている様子、または慌ただしい状況。
- 焦っている様子、または慌ただしい状況。
- hastily (性急に、あわてて)
- 急いでいるニュアンスが強く、性急に行動するという点を示す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈliː.ʒɚ.li/
- イギリス英語: /ˈleʒ.ə.li/
- アメリカ英語: /ˈliː.ʒɚ.li/
- 強勢(アクセント)
- 最初の音節「le(i)-」にアクセントがあります。
- 最初の音節「le(i)-」にアクセントがあります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い
- アメリカ英語は「リージャリー」に近い音、イギリス英語は「レジャリー」に近い音。
- アメリカ英語は「リージャリー」に近い音、イギリス英語は「レジャリー」に近い音。
- よくある発音の間違い
- “r” の発音があいまいになったり、「ジャ」「ジャン」の部分がうまく発音できないことが多いです。
- イギリス英語の /ʒ/(「ジ」のような音)が出しづらい場合は意識して練習してください。
- “r” の発音があいまいになったり、「ジャ」「ジャン」の部分がうまく発音できないことが多いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「leisurely」を「lesiurely」や「liesurely」などと間違うことがあります。特に「i」と「e」の位置に注意。
- 意味の取り違え: 「遅い」と「余裕のある」を区別できず、単に「遅い」と誤解されることがあります。leisurelyはポジティブにも使われる点を理解しましょう。
- 試験対策:
- TOEICや英検では「のんびりとしたニュアンスを表す副詞」を穴埋め問題や読解で問われる場合に出題される可能性があります。
- ビジネスメールなどの文例でも「ゆったりと」というイメージで出題されたりします。
- TOEICや英検では「のんびりとしたニュアンスを表す副詞」を穴埋め問題や読解で問われる場合に出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすいイメージ:
- 「leisure」という単語を見たら「レジャー(休みの過ごし方)」を思い浮かべましょう。そこに “-ly” がついて「レジャー的に=のんびりと」という流れで覚えるとイメージしやすいです。
- 「leisure」という単語を見たら「レジャー(休みの過ごし方)」を思い浮かべましょう。そこに “-ly” がついて「レジャー的に=のんびりと」という流れで覚えるとイメージしやすいです。
- 勉強テクニック:
- 「余裕のある動作」「急がずにやる」イメージの写真や動画を頭に思い浮かべながら単語を口にすると、自然と脳内に定着しやすいでしょう。
- 「余裕のある動作」「急がずにやる」イメージの写真や動画を頭に思い浮かべながら単語を口にすると、自然と脳内に定着しやすいでしょう。
- 発音練習のポイント:
- “leisure” でつまずくことが多いので、“レジャー” とカタカナで置き換えつつも “ʒ” の音を意識して声に出す練習がおすすめです。
- “leisure” でつまずくことが多いので、“レジャー” とカタカナで置き換えつつも “ʒ” の音を意識して声に出す練習がおすすめです。
以上が、英単語 “leisurely” の詳細解説です。余裕をもって物事に臨むニュアンスを伝えるときに、ぜひ使ってみてください。
ゆっくりした, 気の長い/ゆるゆる, ゆっくり, 悠長に