最終更新日:2025/06/28

率直に言って、それは良い考えだとは思いません。

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Frankly, I don't think it's a good idea.

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元となった辞書の項目

frankly

IPA(発音記号)
副詞

『率直に』;あからさまに / 率直に言えば

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解説

副詞 “frankly” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: frankly

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): in an honest and direct manner

意味(日本語): “率直に言うと” や “正直なところ” という意味で、遠回しにせず直接的・率直に述べる状態を表します。


「frankly」は、「遠慮なく率直に言うとこうなんだよ」というニュアンスを持つ副詞です。相手にオブラートに包まず自分の本音をはっきり伝えるときによく使われます。


活用形

副詞なので時制や人称での活用はありませんが、もともとの形容詞 “frank” から派生しています。


  • frank (形容詞): 率直な

  • frankly (副詞): 率直に

他の品詞になった時の例


  • frank (形容詞): “He gave a frank reply.”(彼は率直な返事をした)

  • frankness (名詞): “I appreciate your frankness.”(あなたの率直さを評価します)

  • to be frank (慣用的な表現): “To be frank, I don’t agree with you.”(正直に言うと、私はあなたに賛成しません)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 副詞 “frankly” は日常会話やビジネスシーンなど幅広い場面で使われますが、ある程度適切な文脈把握が必要なので B2 以上のレベルとして目安にしています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “frank”(率直な, ありのままの)

  • 接尾語: “-ly”(形容詞を副詞にする一般的な接尾語)

関連する単語・派生語


  • frank (形容詞)

  • frankness (名詞)

  • to be frank (表現)

  • frankly speaking (フレーズ)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. frankly speaking → 率直に言うと

  2. to put it frankly → 率直に言えば

  3. quite frankly → 率直に言うと(かなり強調)

  4. frankly admit → 率直に認める

  5. frankly confess → 率直に白状する

  6. frankly apologize → 率直に謝る

  7. frankly disagree → 率直に反対する

  8. frankly state → 率直に述べる

  9. frankly express → 率直に表現する

  10. frankly acknowledge → 率直に認める


3. 語源とニュアンス

語源


  • “frankly” は形容詞 “frank” に副詞を作る接尾語 “-ly” がついたものです。

  • “frank” は古フランス語の “franc”(自由な、遠慮のない)から来ており、さらにその起源はラテン語系など諸説ありますが、「自由であること」「偽りのないこと」を含意する語源です。

ニュアンス・使用時の注意


  • “frankly” は、言いにくいことをあえてストレートに言うときに使われます。場合によっては冷淡・失礼と受け取られるリスクもあるので、丁寧に言う場面では注意が必要です。

  • カジュアル/フォーマル: どちらでも使えますが、ビジネスシーンでは “frankly speaking” や “to be frank” など、適度にクッションを入れながら使うのが無難です。

  • 文章・口語ともに使える便利な表現です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • 文頭で使う: “Frankly, I don’t like the idea.”

  • 文中で使う: “I must frankly admit that I was wrong.”

  • 慣用表現: “Frankly speaking, 〜” や “To be frank, 〜” はよく使われる定型句です。

文法上のポイント


  • 副詞として動詞や文全体を修飾します。

  • 主に「スピーカーの態度(率直さ・正直さ)を表す」機能を持ち、コミュニケーション上で言いにくいことをはっきり言う場合に用いられます。


5. 実例と例文

日常会話で使われる例文(3つ)


  1. “Frankly, I’m not in the mood to go out tonight.”

    和訳: 「正直言って、今夜は出かける気分じゃないんだ。」


  2. “I have to tell you frankly that the food here isn’t great.”

    和訳: 「率直に言うけど、ここの料理はあまり美味しくないね。」


  3. “Frankly, I forgot about our lunch date.”

    和訳: 「正直言って、ランチの約束をすっかり忘れてたんだ。」


ビジネスシーンで使われる例文(3つ)


  1. “Frankly, our budget constraints make it difficult to expand this project.”

    和訳: 「正直なところ、予算の制約のせいでこのプロジェクトを拡大するのは難しいです。」


  2. “We need to speak frankly about the team’s performance issues.”

    和訳: 「チームのパフォーマンスに関する問題については率直に話し合う必要があります。」


  3. “Frankly speaking, we need more time to finalize the contract.”

    和訳: 「率直に言うと、契約を最終決定するにはもっと時間が必要です。」


学術的・専門的な文脈で使われる例文(3つ)


  1. “Frankly, the data do not support the hypothesis strongly enough.”

    和訳: 「率直に言うと、そのデータでは仮説を十分に裏付けることはできません。」


  2. “We must frankly acknowledge the limitations of this study.”

    和訳: 「この研究の限界を率直に認めなければなりません。」


  3. “Frankly, the review suggests significant discrepancies in the methodology.”

    和訳: 「率直に言えば、そのレビューは手法に大きな不一致があることを示唆しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. honestly(正直に)


    • “Honestly” は感情や真実を隠さずに述べる語としては近いですが、ややカジュアルで単に「本当のこと」を意味する場合にも使われます。


  2. candidly(率直に)


    • “Candidly” は「隠し立てなく言う」という意味が強調される語で、意味はより “frankly” に近いですが、ややフォーマルな響きがあります。


  3. openly(オープンに)


    • 相手に隠さずオープンに言うニュアンスですが、「率直さ」よりも「隠さない」という点にフォーカスしています。


反意語


  • secretively(秘密裡に)

  • indirectly(遠回しに)

  • dishonestly(不正直に)

「frankly」の反意語は「率直さ」の反対なので、隠しながら言う、または不正直な態度をとる意味合いの単語になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈfræŋk.li/

  • アメリカ英語: [フラン(k)-リー] のように “æ” は口を広めに開いて発音します。

  • イギリス英語: おおむね同じ発音ですが、地域差によっては “æ” の音がやや異なる場合もあります。

  • 強勢(アクセント): 第1音節 “frank” に強勢があります。

  • よくある誤り: “frank” の “a” を [ɑ] のように発音してしまうことがありますが、正しくは [æ] です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 例えば “frankley” や “frankily” のように書いてしまうミスが起きやすいです。正しくは “frank + ly” なので注意しましょう。

  • 発音の間違い: “ランクリー” ではなく、必ず “frænk-li” を意識して口を大きく開き気味に “æ” を発音します。

  • 同音異義語は特になし ですが、形容詞 “frank” を “frankly” と混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEIC などでも「○○ly を用いて表現を簡潔に」など、文章の書き換え問題やリスニングで登場する可能性があります。スピーキングパートでも「率直に言わせてもらうと…」のような表現として役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “frank” の頭文字 “f” は “free” や “freely” を連想すると覚えやすいかもしれません。「遠慮なく言う」イメージを持つと “frankly” の意味を思い出しやすいです。

  • 「率直に言うと」など、日本語訳を「フランクに、率直に」と紐づけて覚えると混乱しにくいでしょう。

  • 勉強テクニックとしては「正直に言う表現」英単語リスト(honestly, frankly, frankly speaking, to be honest, etc.)をまとめて覚えておくと便利です。


以上が副詞 “frankly” の詳細な解説です。様々な文脈で“率直に” 自分の考えを述べたいときに、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
frankly
意味(1)

率直に;あからさまに

意味(2)

率直に言えば

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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