admittedly
1. 基本情報と概要
単語: admittedly
品詞: 副詞 (adverb)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2:日常やビジネスについて自信をもって会話できるレベル。文章でもある程度書ける。
意味(英語): “It must be acknowledged” / “Confessedly”
意味(日本語): 「確かに」「(欠点や事実などを)認めざるを得ないが」
何かを認めながら前置きする感じで使われる副詞です。「確かにそうなんだけれど…」と前提を認めるニュアンスを表すのに使います。
活用形と他の品詞例
- 基本形: admittedly(副詞)
- 関連する動詞: admit(認める)
- 現在形: admit
- 過去形: admitted
- 過去分詞形: admitted
- 現在形: admit
- 形容詞形: なし(
admitted + 名詞
という表現は文脈により使われます) - 名詞形: admission(入場、入学許可、認めること など)
同じ語根をもつ単語としては「admit (v.)」、「admission (n.)」などがあります。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成:
- 語幹: “admit”(認める)
- 接尾辞: “-edly” → 「~という形で」「~として」、動詞を副詞に変形するパターンの一部。
- 最終形: “admittedly” → 「認める形で、率直に言えば」といった意味合い。
- 語幹: “admit”(認める)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- Admittedly, this is challenging.
- (確かにこれは難しいです。)
- (確かにこれは難しいです。)
- It is admittedly true that …
- (…ということは確かに本当です。)
- (…ということは確かに本当です。)
- Admittedly, I made a mistake.
- (確かに私が間違いを犯しました。)
- (確かに私が間違いを犯しました。)
- The plan is admittedly flawed.
- (その計画には確かに欠陥があります。)
- (その計画には確かに欠陥があります。)
- Admittedly, the results are surprising.
- (確かに、その結果は驚くべきものです。)
- (確かに、その結果は驚くべきものです。)
- The new policy is admittedly controversial.
- (その新しい方針は確かに議論を呼びそうです。)
- (その新しい方針は確かに議論を呼びそうです。)
- Admittedly, we need more data.
- (確かに、私たちはさらなるデータが必要です。)
- (確かに、私たちはさらなるデータが必要です。)
- The process is admittedly complicated.
- (そのプロセスは確かに複雑です。)
- (そのプロセスは確かに複雑です。)
- Admittedly, we could have done better.
- (確かに、私たちはもっと上手くやれたかもしれません。)
- (確かに、私たちはもっと上手くやれたかもしれません。)
- His argument is admittedly persuasive.
- (彼の主張は確かに説得力があります。)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- ラテン語の “admittere” (「認める、受け入れる」)が元となり、そこから “admit” が派生。その後副詞形として “admittedly” になりました。
- ラテン語の “admittere” (「認める、受け入れる」)が元となり、そこから “admit” が派生。その後副詞形として “admittedly” になりました。
- ニュアンス:
- 何かを認めつつ、次の話題に移るための導入として用いられます。強い謝罪ではなく、「確かにそうだけれど…」と前置きするときに使うイメージです。
- ややフォーマルまたは文章的な表現として使われることが多く、日常会話でも合理的・客観的に状況を認めるニュアンスがあります。
- 何かを認めつつ、次の話題に移るための導入として用いられます。強い謝罪ではなく、「確かにそうだけれど…」と前置きするときに使うイメージです。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞なので、文中で意味全体を修飾する役割を担います。しばしば文頭で使い、「確かに~だが」という逆接的な含みをつけるのに有効です。
- 例: “Admittedly, it was a difficult decision.” → 「確かに、それは難しい決断でした。」
- 例: “Admittedly, it was a difficult decision.” → 「確かに、それは難しい決断でした。」
- 使用シーン:
- フォーマル度: ややフォーマル~中立的
- カジュアルな会話でも使われますが、書き言葉的な響きがあるため、レポートやエッセイなどでもよく見られます。
- フォーマル度: ややフォーマル~中立的
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Admittedly, I’m not the best cook, but I can make a decent pasta.”
- 「確かに私は料理が得意じゃないけど、まあまあおいしいパスタは作れます。」
- 「確かに私は料理が得意じゃないけど、まあまあおいしいパスタは作れます。」
“Admittedly, it was my fault we were late; I lost track of time.”
- 「確かに遅れたのは私のせいです。時間を見失ってしまって。」
- 「確かに遅れたのは私のせいです。時間を見失ってしまって。」
“Admittedly, the party was more fun than I expected.”
- 「確かに、そのパーティーは思ったよりも楽しかったです。」
ビジネスでの例文
“Admittedly, our budget is limited, but we can still make progress with careful planning.”
- 「確かに予算は限られていますが、慎重に計画を立てれば前進は可能です。」
- 「確かに予算は限られていますが、慎重に計画を立てれば前進は可能です。」
“Admittedly, we underestimated the time required for the project.”
- 「確かにプロジェクトに必要な時間を過小評価していました。」
- 「確かにプロジェクトに必要な時間を過小評価していました。」
“Admittedly, our competitor’s product has better market penetration.”
- 「確かに競合他社の製品は市場浸透が進んでいます。」
学術的/フォーマルな文脈での例文
“Admittedly, further research is necessary to confirm these findings.”
- 「確かに、これらの結果を確証するにはさらなる研究が必要です。」
- 「確かに、これらの結果を確証するにはさらなる研究が必要です。」
“Admittedly, the methodology has certain limitations that must be addressed.”
- 「確かに、その研究手法には対処すべきいくつかの制限があります。」
- 「確かに、その研究手法には対処すべきいくつかの制限があります。」
“Admittedly, the historical context greatly influences our interpretation.”
- 「確かに、歴史的文脈が私たちの解釈に大きく影響しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “Indeed” (確かに)
- “Indeed” は「本当に」という強調の意味合いが強く、より肯定的・強調的に使われます。
- “Indeed” は「本当に」という強調の意味合いが強く、より肯定的・強調的に使われます。
- “Certainly” (確かに)
- “Certainly” は断定や同意を強調するときに使われる表現で、「そうですよね!」と軽快に認めるニュアンス。
- “Certainly” は断定や同意を強調するときに使われる表現で、「そうですよね!」と軽快に認めるニュアンス。
- “Granted” (確かに認めますが)
- “Granted” は “Admittedly” と同じように、前置きで相手のポイントを認めつつ、自分の主張を続ける表現。より口頭でもよく使われます。
- “Granted” は “Admittedly” と同じように、前置きで相手のポイントを認めつつ、自分の主張を続ける表現。より口頭でもよく使われます。
反意語
- 特に明確な「反意語」はありませんが、文で逆接を打ち消す表現として “arguably” (ある意味、議論の余地はあるが) などが用いられる場合があります。ただし、直接的な反意ではなく使われ方が異なるので注意が必要です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ədˈmɪtɪdli/
- アクセントは “-mit-” の部分に置かれます。(ad-MIT-ed-ly)
- アクセントは “-mit-” の部分に置かれます。(ad-MIT-ed-ly)
- アメリカ英語とイギリス英語の発音差は大きくはありませんが、アメリカ英語では「アドゥミティドゥリ」のようにやや「t」の音が響き、イギリス英語ではもう少しはっきり「ad-MIT-id-ly」と言うことが多いです。
- よくある間違い: “admitably” とつづったり、「アドミタブリー」と誤って発音しやすい点に注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “admitably”, “adimittedly” などと間違えやすい。正しくは “admittedly”。
- 動詞 “admit” との混同: “admit” は「認める」という動詞ですが、副詞にする際は “admittedly” と完全に綴りが変わる(tが二つ、最後に-lyがつく)ので注意。
- 位置: 文頭に置いて前置きとして使うのが自然ですが、文中や文末でも使われます。試験では文頭に置いた場合のコンマ(,)の有無に注意する必要があります。
- TOEICや英検など: 改まった文章中で混乱させる選択肢として出題されることがあります。特に「indeed」「certainly」との使い分けが問われる場合があるので、ニュアンスの違いを押さえておくと有利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Admit” の「アドミット」と “-ly” を組み合わせた副詞形 → “admitted + ly” ではなく「ad*mitt*ed + ly」なので、真ん中に “tt” があることをしっかり意識します。
- 覚え方のイメージ:
- 「確かに“認める(admit)”っときながら、ちょっと言い訳(or but)に続く接続詞的役割」と考えると置き方をイメージしやすいです。
- 「確かに“認める(admit)”っときながら、ちょっと言い訳(or but)に続く接続詞的役割」と考えると置き方をイメージしやすいです。
- スペリングにおけるテクニック:
- “ad-mit-ted-ly” と区切って発音しながらつづりを確認すると間違いにくくなります。
以上が “admittedly” の詳細な解説です。文中で意見や事実を認める際の“前置き”として、上手に活用してみてください。
明らかに,疑いなく