lengthen
1. 基本情報と概要
単語: lengthen
品詞: 動詞(他動詞・自動詞)
意味(英語): “to make something longer in size or duration”
意味(日本語): 「長さや期間を長くすること」
「lengthen」は、物の長さを伸ばしたり、時間や期間を延ばしたりする時に使われる動詞です。たとえば、スカートの裾を伸ばしたり、締め切りを延長したりするときに「lengthen」を使います。比較的フォーマルな雰囲気をもちますが、日常会話でも使用されます。
活用形
- 原形: lengthen
- 3人称単数現在形: lengthens
- 過去形: lengthened
- 過去分詞形: lengthened
- 現在分詞・動名詞: lengthening
- 原形: lengthen
他の品詞形
- 名詞: length(長さ)
- 形容詞: lengthy(長ったらしい、冗長な)
- 名詞: length(長さ)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
B2レベルは、比較的自分の言いたいことを幅広く表現できる段階です。文章内に具体的に「~を長くする」表現を加えたいときに活用できる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: length(長さ)
- 接尾語: -en(動詞化接尾語)
「length」は「長さ」を表し、「-en」は形容詞や名詞を動詞化する際によく使われる接尾語です。たとえば「widen(広くする)」や「shorten(短くする)」などと同じパターンです。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳)
- lengthen a skirt(スカートを長くする)
- lengthen the deadline(締め切りを延ばす)
- lengthen a rope(ロープを長くする)
- lengthen the list(リストを長くする/追加する)
- lengthen one’s stride(歩幅を広げる)
- lengthen the session(セッションを延長する)
- lengthen the day(1日の時間を延ばす…比喩的に使われることも)
- lengthen the lifespan(寿命を延ばす)
- lengthen a meeting(会議を延長する)
- lengthen a stay(滞在を長くする)
3. 語源とニュアンス
語源: 「length」(古英語で “lengthu”から) + 「-en」(動詞化)。
古英語から引き継がれた語根「length」がベースとなり、「-en」で「~にする」という動詞の形がつくられています。ニュアンス・使用時の注意点
- 「lengthen」は比較的フォーマルにもカジュアルにも使えますが、文書(レポートやアカデミック)で見る頻度がやや高い単語です。
- 人の日常的な動きに対して使う場合は、やや比喩的(例: “lengthen your stride”)に使われることが多いです。
- 物のサイズや期間を「長くする」ときに直球で活用できます。
- 「lengthen」は比較的フォーマルにもカジュアルにも使えますが、文書(レポートやアカデミック)で見る頻度がやや高い単語です。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞・自動詞の使い分け
- 他動詞として: “She lengthened the skirt.”(彼女はスカートを長くした)
- 自動詞的に: “The days are lengthening.”(昼(時間)が長くなっている)
- 他動詞として: “She lengthened the skirt.”(彼女はスカートを長くした)
一般的な構文
- “lengthen + 目的語”
- ex) “We decided to lengthen the contract.”(私たちは契約期間を延ばすことにした)
- “Something lengthens” (主語としての「何か」が長くなる)
- ex) “His shadow lengthened in the late afternoon.”(午後遅くに彼の影が伸びた)
- “lengthen + 目的語”
フォーマル/カジュアルの使われ方
- フォーマル: 文書やプレゼンで「準備している書類の締め切りを延ばす」など
- カジュアル: 話し言葉でも、簡単な日常的な文脈で「裾を伸ばす」などに使われる
- フォーマル: 文書やプレゼンで「準備している書類の締め切りを延ばす」など
5. 実例と例文
日常会話
- “I think I need to lengthen my curtains.”
(カーテンを長くしないといけないかも。) - “The tailor managed to lengthen my trousers easily.”
(仕立て屋さんが私のズボンを簡単に長くしてくれた。) - “In spring, the days gradually lengthen.”
(春になると、日がだんだん長くなる。)
ビジネス
- “We should lengthen the deadline to give the team more time.”
(チームにもっと時間を与えるため、締め切りを延長すべきです。) - “Our manager decided to lengthen the training session by an hour.”
(マネージャーは研修セッションを1時間延長すると決めました。) - “Could we lengthen the meeting if we need extra discussion?”
(追加の議論が必要な場合、会議を延長できますか?)
学術的/フォーマル
- “Recent research indicates that a healthy diet can lengthen the human lifespan.”
(最近の研究によれば、健康的な食生活は人間の寿命を延ばす可能性がある。) - “The conference organizers decided to lengthen the symposium by one day.”
(主催者はシンポジウムを1日延長することに決めた。) - “Tracing evolution suggests that certain mutations may lengthen survival rates in specific species.”
(進化を追跡してみると、特定の突然変異が特定の種の生存率を延ばす可能性があることが示唆されている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
extend(延ばす)
- 「lengthen」は“長さ・時間を物理的・概念的に延ばす”ニュアンス。
- 「extend」は“手や範囲を広げる”、より抽象的に“期限や領域を広げる”ニュアンス。
- 例: “extend”は「延長」だけでなく「拡張」なども含む。
- 「lengthen」は“長さ・時間を物理的・概念的に延ばす”ニュアンス。
prolong(長引かせる、延長する)
- 一般的に時間や期間を「故意に延ばす」ニュアンスが強い。
- 例: “prolong a speech”(スピーチを長引かせる)など、わざと長くする感覚がある。
- 一般的に時間や期間を「故意に延ばす」ニュアンスが強い。
stretch(引き伸ばす、伸ばす)
- 物理的に「引っ張って伸ばす」イメージが強い。
- 時間やお金を「やりくりして延ばす」ような意味に使う場合もある (“stretch one’s budget”など)。
- 物理的に「引っ張って伸ばす」イメージが強い。
反意語
- shorten(短くする)
- reduce(減らす)
- abridge(文章や本などを短縮する)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈlɛŋθən/ または /ˈleŋ.θən/
- アクセント: 最初の音節 “LEN” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語のほうが “th” の発音がやや軽く聞こえることがあります。
- よくある発音の間違い: “th”を発音せずに /len-tan/ のように言ってしまうことや、/θ/を /t/ や /s/ として発音してしまうミス。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “lenghten” と書いてしまいがちですが、正しくは “lengthen” です。
- 同音異義語との混同: 近い形の単語として “length” や “long” などがありますが、発音とスペルが違うため注意。
- 試験対応: TOEICや英検などで「時間や長さを延長する」表現を問う問題に出る可能性があります。類義語の “extend” などとの違いも理解できると有利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「length + -en(~にする)」で「長さにする」というイメージ。
- 語頭にある “length” を見たら「long/長い」という意味を即座に思い出し、そこに “-en” がついて「~にする」イメージを付けると覚えやすいです。
- 最初の “th” 発音の意識を忘れないために、「レン(グ)スン」のように軽く母音をはさむ気持ちで練習すると、通じやすくなります。
以上が、動詞 “lengthen” の詳細解説です。ものや時間を「長くする、延ばす」という意味で使う、とても便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。
…‘を'長くする
長くなる