最終更新日:2024/06/13

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His voting record is riddled with contradictions.

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元となった辞書の項目

riddle

動詞

…‘の'なぞを解く / なぞをかける;なぞのようなことを言う

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解説

1. 基本情報と概要

単語: riddle

品詞: 動詞 (他に名詞としても存在します)

活用形:


  • 現在形: riddle

  • 三人称単数現在形: riddles

  • 過去形・過去分詞形: riddled

  • 現在分詞・動名詞形: riddling

意味(英語)


  1. To pierce or fill something with holes (e.g., “to riddle something with bullets”).

  2. To spread or permeate something (often used in the structure “be riddled with” to mean “満ちている”または“たくさん含んでいる”).

意味(日本語)


  1. 「何かを穴だらけにする、または大量の穴を開ける」という意味です。よく「銃弾で穴だらけにする」という文脈で使われます。

  2. 「~がたくさん含まれている」「~に満ちている」という意味でも使われます (“be riddled with errors” 「誤りだらけ」など)。

「riddle」という動詞は、何かを穴だらけにするイメージや、ネガティブな要素が隅々まで行き渡っているイメージで使うことが多いです。やや上級向けの表現で、ニュース記事やフォーマルな文章で使われやすい単語です。


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)〜C1(上級)


    • B2(中上級): よく使われるフォーマル表現やニュースの文章を読みこなすレベル。

    • C1(上級): 堅めの文章や文芸的な表現を含む文章でも理解し、使えるレベル。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: 「ridd-」

  • 接頭語や接尾語が特に付いているわけではなく、もともと “riddle” が一語として存在します。

他の単語との関連性


  • 名詞 “riddle”: 「なぞなぞ、謎」という別の意味があります。

  • 派生語や類縁語:


    • “riddling” (形容詞): 謎めいた、不可解な

    • “riddler” (名詞): なぞなぞを出す人、謎を解く人(漫画「バットマン」に登場するキャラクター「リドラー」もここから来ています)


よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. be riddled with bullets (銃弾で穴だらけになる)

  2. be riddled with errors (誤りだらけである)

  3. be riddled with holes (穴だらけである)

  4. be riddled with corruption (汚職が蔓延している)

  5. riddle something with bullet holes (何かを銃弾で穴だらけにする)

  6. riddle the target (標的に多数の穴を開ける)

  7. the paper is riddled with mistakes (その書類はミスだらけである)

  8. the entire building is riddled with cracks (建物全体がヒビだらけである)

  9. riddle someone with questions (人に質問攻めをする)

  10. “The project is riddled with setbacks.” (そのプロジェクトは障害だらけだ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「riddle (名詞)」は古英語の「rǣdels」(=謎)にさかのぼり、元は“interpretation”や“opinion”などの意味が含まれていました。

  • 動詞としての「riddle」は、「穴をあける」「ふるいにかける(ふるいでこす)」というような概念から転じて、「穴だらけにする」「行き渡る」というニュアンスが生まれました。

使用上のニュアンス


  • 「be riddled with ~」は、ネガティブなものが“全面的に浸透している”イメージを強く与える表現です。

  • 口語よりも文章(特にニュース記事や報告書など)や、ややフォーマルな場面で用いられます。

  • 感情的な響きとしては、“よくない状態が隅々まで影響している”という強調を表したいときに使われます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “be riddled with + 名詞”

    例: “The report is riddled with inconsistencies.”

  • “riddle + 目的語 + with + 名詞”

    例: “They riddled the car with bullets.”

イディオム


  • 「riddle someone with questions」: 「質問攻めにする」

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル寄りの表現。カジュアルな会話でも使われることはありますが、やや硬い響きがあります。

他動詞/自動詞の使い分け


  • 主に「他動詞」として、人やものを「riddle with something (何かで穴だらけにする、満たす)」の用法が中心です。

  • 「be riddled with ~」の構文は「受動態」のように見えますが、実質的には「~で満たされている」という状態を表す受身表現になります。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “My old jacket is riddled with holes. I need a new one.”

    (この古いジャケット、穴だらけだよ。新しいのが必要だな。)

  2. “Her speech was riddled with mistakes, but she spoke confidently.”

    (彼女のスピーチはミスだらけだったけど、自信を持って話していたよ。)

  3. “He riddled me with questions about my vacation.”

    (彼は休暇について私に質問攻めをしてきたよ。)

ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Unfortunately, the final report is riddled with inconsistencies and needs a thorough review.”

    (残念ながら、最終報告書は矛盾だらけなので、徹底的な見直しが必要です。)

  2. “The contract was riddled with legal jargon that confused most of the staff.”

    (その契約書には難解な法律用語が多用されており、ほとんどのスタッフが混乱しました。)

  3. “If the system is riddled with bugs, let’s coordinate with the IT team immediately.”

    (システムがバグだらけなら、すぐにITチームと連携しましょう。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “His research findings were riddled with logical fallacies, undermining the overall credibility of his work.”

    (彼の研究結果は論理的誤謬が多く、研究自体の信頼性を損なっていた。)

  2. “The archaeological site was riddled with clues about ancient civilization.”

    (その遺跡は古代文明に関する多くの手がかりに満ちていた。)

  3. “The paper was riddled with citations, illustrating the breadth of the literature review.”

    (その論文には大量の引用があり、文献調査の幅広さを示していた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “perforate” (~に穴をあける)


    • 物理的に穴をあけることに焦点を当てる。

    • 例: “They perforated the paper to create a neat stack of sheets.”


  2. “pierce” (突き刺す、貫通する)


    • こちらは一点を貫くニュアンスが強い。 “riddle”は複数の穴をあけるイメージに近い。


  3. “fill something with” (~で満たす)


    • 具体的に物を満たすときには使いやすいが、“riddle”にはネガティブなニュアンスや穴を開けるイメージが含まれる。


反意語


  • はっきりとした反意語はありませんが、意味合い的には “to clear” (取り除く)や “to remove” (除去する)などが対比的に挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈrɪd(ə)l/

  • アメリカ英語: [リドル] に近い発音。

  • イギリス英語: 口の奥で “r” をやや控えめに発音し [リドゥル] に近い発音。

  • 強勢(アクセント): 最初の “ri” の部分にアクセントがあります。

  • よくある発音の間違い:


    • /ˈraɪd(ə)l/ と “ライドル” のように発音してしまうなど。

    • “r” を巻き舌にし過ぎたり、 “d” を曖昧に発音して “ri-oo-l” のようにならないよう注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ridle” や “riddel” と誤記しないように注意。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、名詞の “riddle”(なぞなぞ)と混同して使い方を誤らないようにしましょう。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、文章中で「be riddled with ~」という形で出題されることが多いかもしれません。

    • “be riddled with mistakes / errors” などが頻出表現。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「りどる → リドル → どこでも穴だらけ・謎がいっぱい」のようにイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • 「程度が尋常じゃないほど“満ちている、穴だらけ”になる」イメージを思い浮かべると、使い方がわかりやすいです。

  • 例文を自分の身近なシーンに置き換えて作り、口に出して練習することで定着を図りましょう。


以上が動詞 “riddle” の詳細解説です。特に「be riddled with ~」の形はよく使われますので、ぜひ覚えておくと便利です。

意味のイメージ
riddle
意味(1)

…‘の'なぞを解く

意味(2)

なぞをかける;なぞのようなことを言う

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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