follow
…‘の'後について行く;…‘の'後に続く(来る) / 〈道など〉‘を'たどる,‘に'沿って行く / 〈規則など〉‘に'従う / 〈動きなど〉‘を'じっと見詰める,観察する / …‘を'理解する(understand) / …‘を'まねる,模範とする / 〈職業〉‘に'従事する / …‘から'起こる(result from) / 〈人・動物など〉‘を'追跡する,追う / 後について行く(来る) / 続いて起こる,次に来る / (論理的に)…という結論になる,当然の結果として…となる
1. 基本情報と概要
単語: follow
品詞: 動詞 (verb)
活用形:
- 現在形: follow / follows (三人称単数)
- 過去形: followed
- 過去分詞形: followed
- 現在分詞形・動名詞形: following
意味(英語): to go or come after (someone or something); to move behind in the same direction.
意味(日本語): 「(人や物の)後について行く」「(規則や指示などに)従う」「(話や状況を)理解する」など、後ろからついていく、行動や指示に従うなどのニュアンスがあります。会話や文章の中で、「誰かのあとを追いかける」「手順や規則に従う」「話の流れをつかむ」という感じのシーンで使われます。
CEFRレベル: B1(中級)
- 日常会話や様々な文脈でよく使う動詞で、ある程度の英語力があれば理解・運用しやすい単語です。
また、他の品詞としては下記があります:
- follower (名詞): 「支持者」「追随者」
- following (形容詞または名詞): 「次の〜」「以下の〜」や「支持者(複数形で)」など
2. 語構成と詳細な意味
語構成
「follow」は接頭辞や一般的な接尾辞を含まない単語ですが、古英語(Old English)の “fylgan” に由来すると考えられています。現代英語では単純形の動詞として使われます。
詳細な意味
- 後ろについて行く
- (規則や手順など)に従う
- (話や論理展開などを)理解する
- (タイミングや順序で)続く
- (助言など)に倣う
関連単語・派生語
- follower: 「追随者、支持者」
- following: 形容詞「次の」、名詞「(ある人を支持する)集団」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- follow the rules(規則に従う)
- follow the instructions(指示に従う)
- follow a path(道をたどる)
- follow a lead(手がかりを追う)
- follow one’s dreams(夢を追う)
- follow the crowd(大勢に従う)
- follow a diet(特定の食事法を続ける)
- follow a thread(討論や会話の筋を追う)
- follow-up on (something)(〜を追跡調査する/フォローアップする)
- follow suit(人のまねをする/同じことをする)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語で「後を行く」を表す “fylgan” や “folgian” に由来します。中英語を経て “folwen” となり、現代の “follow” に至りました。
ニュアンスと注意点
- 「従う」「後を追う」というニュアンスには、人の後ろをついて行くだけでなく、指示やルールを守る意味も含まれます。
- 口語・文章問わず幅広く使える動詞です。ビジネスメールで「Please follow the guidelines.(ガイドラインに従ってください)」といった使い方から、日常的な「I will follow you.(ついて行くよ)」まで活躍します。
- 相手の話を「follow」できない時は「I cannot follow you.」などと言うことがあり、「話を理解できない」という意味合いになります。フォーマルになりすぎず、フランクでも使いやすい汎用性のある単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞 (transitive) として「~に従う/~についていく」という目的語を伴います。
例: I follow the teacher. (先生に従う) - 自動詞 (intransitive) としてはあまり一般的ではありませんが、「次に続く」という意味で使われる例もあります。
例: And the discussion followed. (そして議論が続いた)
一般的な構文・イディオム
- follow somebody/something: 「誰か・何かに従う、ついて行く」
- follow through (on/with something): 「(やりかけたことを)最後までやり抜く、実行しきる」
- as follows: 「次のとおり」 (主に文章で使う)
- follow suit: 「他人の例にならって同じことをする」
使用シーン
- フォーマル・カジュアルの両方で使用される。書き言葉でも頻出。
- 命令形として「Follow me.」など、直接的に指示するときにもよく使う。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you slow down? I can’t follow you if you walk so fast!”
(ちょっとゆっくり歩いてくれる?そんなに速いとついていけないよ。) - “I’ll follow you to the park if you know the way.”
(道が分かるなら、公園までついていくよ。) - “Sorry, I didn’t catch that. Could you repeat? I couldn’t follow your explanation.”
(ごめん、話がわからなかった。もう一度言ってくれる?説明が追えなかったよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “We should follow the guidelines provided by our headquarters.”
(本社から提示されたガイドラインに従うべきです。) - “Please follow my instructions carefully to avoid mistakes.”
(ミスを避けるために、私の指示に慎重に従ってください。) - “I’ll follow up on the client’s request and send you an update.”
(クライアントの要望をフォローして、改めて連絡します。)
学術的な文脈・フォーマルな場面での例文
- “Researchers typically follow a strict methodology to ensure accurate results.”
(研究者たちは、正確な結果を得るために厳格な方法論に従うのが一般的です。) - “If you follow the logic of the argument, you’ll see the conclusion is valid.”
(その議論の論理展開を追えば、結論が正当であることがわかるでしょう。) - “We need to follow ethical standards when conducting clinical trials.”
(臨床試験を行うときは、倫理基準に従う必要があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- pursue(追いかける)
- 物理的に追跡するイメージが強い。少しフォーマル。
- 物理的に追跡するイメージが強い。少しフォーマル。
- go after(~を追いかける)
- より口語的で「~を追いかける」という意味。
- より口語的で「~を追いかける」という意味。
- obey(従う)
- 指示や命令に対して従順に従うニュアンス。
- 指示や命令に対して従順に従うニュアンス。
- comply with(~に準拠する)
- 法律や規則などに(決まりとして)従う意味が強い。フォーマル。
- 法律や規則などに(決まりとして)従う意味が強い。フォーマル。
- adhere to(忠実に従う)
- 方針や原則にしっかりと従うニュアンス。ビジネスや公的文脈でよく使う。
反意語 (Antonyms)
- lead(導く)
- 「follow」とは正反対の「先頭に立つ、導く」という意味。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(国際音声記号)
- イギリス英語: /ˈfɒləʊ/
- アメリカ英語: /ˈfɑːloʊ/
- イギリス英語: /ˈfɒləʊ/
強勢(アクセント)は第1音節 “fol-” に置かれます: FOL-low
イギリス英語とアメリカ英語では母音の発音が少し異なり、イギリス英語では「フォロウ」、アメリカ英語では「ファロウ」に近い音になります。
スペルと比べると、発音では “w” の音が弱いので、無理に “ウォ” と言わないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “folow” と “l” を一つだけ書いてしまう誤りや “follw” のように母音を抜かしてしまうミスが目立ちます。
- 同音異義語との混同: 特に “fallow” (休耕中の) などは珍しい単語ですが、スペリングが似ているため注意しましょう。
- TOEIC・英検での出題傾向: 「指示に従う」「議論を追う」などの文脈で頻出します。例文問題での穴埋めや、リーディングで “follow the procedure” などのフレーズが出てくることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「フォローする」というカタカナでの使い方も日本語に根付いており、SNS で「フォローする」という意味も英単語とほぼ同じ使われ方です。
- スペリングのポイント:「fol + low」と頭の中で区切って覚えるとミスが減ります。
- 覚えるときのイメージ: 「後ろから付いていく→従う→話の流れを追う」と、段階的に意味が広がっていくイメージをもつと理解しやすいです。
以上が、動詞 “follow” の詳細な解説です。日常会話、ビジネス、学術など幅広い場面で便利な動詞ですので、ぜひ使いこなしてみてください。
…‘の'後について行く;…‘の'後に続く(来る)
〈道など〉‘を'たどる,‘に'沿って行く
〈規則など〉‘に'従う
〈職業〉‘に'従事する
…‘から'起こる(result from)
〈人・動物など〉‘を'追跡する,追う
後について行く(来る)
〈動きなど〉‘を'じっと見詰める,観察する
…‘を'理解する(understand)
…‘を'まねる,模範とする
続いて起こる,次に来る
(論理的に)…という結論になる,当然の結果として…となる