dream
夢を見る / (…を)夢想する,思い描く《+of(about)+名(doing)》 / …‘を'夢に見る,《a+形容詞+dreamを目的語にして》〈…の夢〉‘を'見る / 《dream+that節》…‘と'思う,想像する / 〈時〉‘を'うかうかと過ごす《+away+名》
1. 基本情報と概要
単語: dream
品詞: 動詞 (名詞でも使われます)
意味(英語):
1) To experience thoughts, images, or emotions during sleep.
2) To imagine something that you want to happen very much.
意味(日本語):
1) 眠っている間に思考やイメージを経験すること(「夢を見る」)。
2) 強く望むこと、理想を抱くこと(「夢に描く」「夢見る」)。
「睡眠中に脳内に浮かぶイメージや、こうなりたいという願望を表すときに使う単語です。前者は寝ているときの無意識のビジョン、後者は意識的な希望や願いを表します。」
動詞としての活用形
- 原形: dream
- 過去形: dreamed / dreamt
- 過去分詞形: dreamed / dreamt
- 現在分詞形: dreaming
- 三人称単数現在形: dreams
名詞としての例
- 名詞形: a dream (「夢」)
CEFRレベル: B1 (中級)
「日常会話でもよく出てきて、非常に基本的な単語ですが、抽象的な意味まで含めると少し中級レベルの学習範囲になります。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「dream」は接頭語・接尾語のない、単一の語幹から成る英単語です。
派生語や類縁語
- daydream (v/n) : 白昼夢を見る(動詞)、白昼夢(名詞)
- dreamer (n) : 夢想家
- dreamy (adj) : うっとりする/夢のような
- dreamlike (adj) : 夢のような、非現実的な
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- have a dream (夢を見る、夢を持つ)
- dream about (〜について夢を見る)
- dream big (大きく夢を見る)
- dream of (〜を夢見る)
- beyond one’s wildest dreams (想像を超えた、夢にも思わない)
- American Dream (アメリカンドリーム)
- dream job (夢の仕事)
- dream home (夢の家)
- pipe dream (実現が難しい夢、空想)
- dream come true (夢が叶う)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の “drēam” が起源で、もともとは「喜び」「音楽」などの意味がありました。やがて、眠っている間のイメージや強く望むことを指すように変化しました。
ニュアンス
- 「寝ているときの夢」を指す場合はカジュアルな文脈で広く使われます。
- 「理想を抱く、希望を持つ」という場合は、ポジティブで感情的な響きがあり、スピーチやエッセイなどでモチベーションや将来の展望を語るときに好んで使われます。
- フォーマル・インフォーマルどちらでも使用可能ですが、夢や希望を語るときは、自由な発想や感情的な雰囲気を持ち込むために使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 動詞「dream」は自動詞・他動詞両方の使い方があります。
- 自動詞: I dream every night. (私は毎晩夢を見る)
- 他動詞: I dreamed a strange dream. (私は奇妙な夢を見た)
- 自動詞: I dream every night. (私は毎晩夢を見る)
一般的な構文・イディオム
- dream of + 名詞 / ~ing: ~を夢見る
- 例: I dream of living by the sea. (海辺で暮らすことを夢見る)
- 例: I dream of living by the sea. (海辺で暮らすことを夢見る)
- dream about + 名詞 / ~ing: ~について夢を見る
- 例: I dreamed about flying in the sky. (空を飛ぶ夢を見た)
- 例: I dreamed about flying in the sky. (空を飛ぶ夢を見た)
- dream on: 「勝手に夢見てろ」(カジュアルな表現で「そんなこと無理でしょ」のニュアンス)
フォーマル/カジュアル
- 「to dream of successful career」はビジネス寄り。
- 「dream on」はカジュアルスラング。
5. 実例と例文
日常会話表現(カジュアル)
“I often dream about traveling the world. Someday I’ll make it happen!”
- (よく世界旅行の夢を見るんだ。いつか実現したいな!)
- (よく世界旅行の夢を見るんだ。いつか実現したいな!)
“Did you dream about me last night? You said my name in your sleep!”
- (昨晩、私の夢を見たの?寝言で僕の名前を言ってたよ!)
- (昨晩、私の夢を見たの?寝言で僕の名前を言ってたよ!)
“I dreamed I won the lottery, but then I woke up broke.”
- (宝くじに当たった夢を見たんだけど、起きたらお金がなかったよ。)
ビジネスシーン(ややフォーマル)
“Our team dreams of expanding into international markets next year.”
- (私たちのチームは来年、海外市場に進出するという夢を持っています。)
- (私たちのチームは来年、海外市場に進出するという夢を持っています。)
“I’ve always dreamed of leading a successful global company.”
- (ずっと成功したグローバル企業を率いることを夢見てきました。)
- (ずっと成功したグローバル企業を率いることを夢見てきました。)
“This project could be a dream come true for our organization.”
- (このプロジェクトは私たちの組織にとって夢が実現するようなものです。)
- (このプロジェクトは私たちの組織にとって夢が実現するようなものです。)
学術的・アカデミックな文脈
“Researchers study how humans dream to better understand brain activity during sleep.”
- (研究者たちは睡眠中の脳の活動をより理解するために、人間がどのように夢を見るのかを研究しています。)
- (研究者たちは睡眠中の脳の活動をより理解するために、人間がどのように夢を見るのかを研究しています。)
“One theory proposes that we dream to process emotional experiences from daily life.”
- (ある仮説では、私たちは日常生活での感情的体験を処理するために夢を見ると提唱しています。)
- (ある仮説では、私たちは日常生活での感情的体験を処理するために夢を見ると提唱しています。)
“Freud famously analyzed the symbolic nature of what people dream.”
- (フロイトは、人々が見る夢の象徴的な性質を有名に分析しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- imagine (想像する)
- 「具体的なイメージを頭の中で描く」という意味。
- “I imagine a future where technology solves climate issues.”
- 「具体的なイメージを頭の中で描く」という意味。
- fantasize (空想する)
- 日常生活で難しいことをあれこれと空想するニュアンス。
- “Children often fantasize about having magical powers.”
- 日常生活で難しいことをあれこれと空想するニュアンス。
- hope (望む)
- 実現の可能性を願って待つイメージ。
- “They hope to finish the project before the deadline.”
- 実現の可能性を願って待つイメージ。
反意語 (Antonyms)
- dread (恐れる)
- 「不安や恐怖をいだく」という意味で、ポジティブな“dream”と真逆。
- “Some people dread public speaking.”
- 「不安や恐怖をいだく」という意味で、ポジティブな“dream”と真逆。
- fear (恐れる)
- “He fears the worst outcome.” (最悪の結果を恐れる)
- “He fears the worst outcome.” (最悪の結果を恐れる)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /driːm/
- イギリス英語: /driːm/ (ほぼ同じ発音)
通常、「dree-m」のように、長い「ee」を強く伸ばすことがポイントです。
強勢は最初の音節(/dri:/)にあり、後半は短めに発音します。
よくある間違いとしては、「doreem」など母音をずらしてしまう場合です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「dreem」や「dreme」と書き間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同: 「dream」と同じ発音をする単語は特にありません。
- アメリカ英語では「dreamed」と「dreamt」のどちらも使用されますが、試験などで出題される際には過去形に両方があるという事実を知っておくと便利です。
- TOEICや英検などでも「dream of ~」のように目的語の形に関する問題が出ることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「毎日のように寝る=夜見る夢」→子どものころに好きだったファンタジー何かに結びつけると覚えやすいかもしれません。
- スペリングのポイント: “dr” + “ea” + “m” → “dr + eam” と区切ってみると覚えやすい。
- “夢”という日本語のインパクト自体が強いので、「実際に寝ているときの“夢”」か「心に描く“夢”」かをイメージで区別すると、用法の違いを忘れにくくなります。
「dream」という言葉は、私たちの想像・希望をかきたてる大切な単語です。ぜひ日常でもたくさん使ってみてください。