最終更新日:2024/06/10
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元となった辞書の項目

done

動詞

doの過去分詞 / 仕上がった,完成した / 「(食べ物が)焼けた」の意を表す

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解説

以下では、“done” という語について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語の意味

“done” は、

• 動詞 “do” の過去分詞形 (past participle)

• 状況によっては「終わった」「済んだ」「完了した」といった形容詞的な意味をもつ

日本語の意味

「何かをやり終えた状態」「完了している状態」を表します。

「やる(do)」という動作が完了した、または終了したことを強調する場合に使われます。たとえば「宿題を終えた」「用事が終わった」といったときに “I have done my homework.” のように表現します。

「すべての作業が終わって、区切りがついたようなニュアンス」です。

品詞


  • 過去分詞形(主に完了形を作るときに用いる)

  • 形容詞的な用法 (“I’m done.” のように「済んだ」「終わった」という意味)

活用形

“do” の活用は以下のとおりです。


  • 原形: do

  • 三人称単数現在形: does

  • 過去形: did

  • 過去分詞形: done

  • 現在分詞形: doing

他の品詞に変わる場合の例


  • “do” (動詞) → “did” (過去形) → “done” (過去分詞形)

  • 形容詞的用法の “done” は “finished” や “completed” のように他の形容詞で言いかえることもあります。

CEFRレベル

“do” およびその活用形である “done” は非常によく使われる基本動詞です。

学習開始段階の人々が早いうちに触れる表現なので、レベルは A1(超初心者)~A2(初級)に位置づけられることが多いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • “done” は “do” + “-ne” のように分解されるわけではなく、古英語由来で “do” の過去分詞形として確立されています。

  • 接頭辞・接尾辞として特別な要素はありません。

派生語・類縁語


  • “doer” (名詞) : 「行う人」

  • “undo” (動詞) : 「取り消す」「元に戻す」

  • “overdo” (動詞) : 「やりすぎる」

  • “redo” (動詞) : 「やり直す」

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. be done with ~: 「~が終わる/済む」

  2. get something done: 「何かを終わらせる」

  3. done deal: 「すでに決まったこと」

  4. well-done (steak): 「焼き加減がよく焼き」

  5. done and dusted: 「全てきっちり終わった」

  6. done for the day: 「その日の仕事が終わった」

  7. done in: 「クタクタになる、疲れ切る」

  8. done up: 「衣服や場所などを改装/改装する、着飾る」

  9. when all is said and done: 「結局のところ、最終的には」

  10. as good as done: 「ほとんど終わったも同然」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語 “don” (do) の過去分詞形が中英語では “doon, done” となり、現代英語で “done” に落ち着きました。

  • 「すでに完結している」というニュアンスを担う形です。

ニュアンスと使用上の注意


  • “I have done ~” など、完了形で使うと「(行為が)完了した」ことを強調します。

  • “I’m done.” は形容詞的に「もう終わった」「おしまいだ」という口語表現で、しばしば「これで十分だ」「もう疲れた」のような、ややカジュアルな響きもあります。

  • 文章で使われることも多いですが、カジュアルな口語でも非常に頻出します。


4. 文法的な特徴と構文

1) “done” は動詞 “do” の過去分詞形として、完了形の構文で使われる(have + done)。


  • 例: “I have done my homework.” (宿題終わったよ)

2) 形容詞的に使われる “done”


  • 例: “I am done.” (終わったよ / もうおしまい)

  • このときは “I am finished.” とほぼ同義です。

3) イディオム表現


  • “done for” → 「もうだめだ」「破滅した」「死にそうだ」など強い表現もあります。

4) 使用シーン


  • フォーマル/カジュアル問わず使われますが、形容詞的用法 (“I’m done.”) はややカジュアル寄りです。


5. 実例と例文

それぞれの場面で使われそうな例文を示します。

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “I’m done with my chores. Let’s watch a movie!”

    (家事終わったよ。映画観よう!)

  2. “Have you done the dishes yet?”

    (もうお皿洗った?)

  3. “I’m completely done in after today’s workout.”

    (今日の運動で完全にクタクタだよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “I’ve done my part of the report; could you review it?”

    (報告書の私の担当分は終わりました。チェックしていただけますか?)

  2. “Once the project is done, we’ll move on to the next step.”

    (プロジェクトが完了次第、次のステップに進みます。)

  3. “If you have done all the required tasks, please submit the form.”

    (必要な作業をすべて終えたら、用紙を提出してください。)

学術的な文脈での例文


  1. “Researchers have done extensive studies on the subject.”

    (研究者たちはそのテーマに関して大規模な研究を行ってきた。)

  2. “The analysis was done using the latest software.”

    (分析は最新のソフトウェアを使用して行われた。)

  3. “Once all trials are done, the results will be published.”

    (すべての試験が完了後、結果が公表される予定です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “finished” (終わった)


    • “I’m finished.” → ややフォーマル感があるが意味は近い


  2. “completed” (完了した)


    • “I have completed the task.” → “official” や “formal” なニュアンスが強い


  3. “over” (終わった)


    • “It’s over.” → 出来事や出来上がった状況に対して


“done” は口語的にも文書にも広く使われる一方、 “completed” は公的・公式的な文章で用いられる傾向がやや強めです。

反意語


  • “not done” / “unfinished” (終わっていない)


    • 「まだ作業が残っている」「完結していない」といった意味になります。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • 米英: /dʌn/

  • 英英: /dʌn/

アクセント


  • 短い単語のため、特に強いアクセントを置く部分はなく、“do” と同じ音の母音が短くなったイメージです。

発音の違い


  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはなく、どちらも [dʌn] に近い音で発音されます。

よくある発音の間違い


  • “don” (/dɒn/ や /dɑːn/) と発音してしまう場合がありますが、 “done” は /dʌn/ と「ア」(ʌ) の音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “do” の過去形と過去分詞形の混同


    • 過去形”did”、過去分詞”done” を間違えやすいので注意。


  2. スペルミス


    • “doun” “dunne” 等と書いてしまうことがある。


  3. “I’m done” と “I did” は全く違う使い方


    • “I’m done” は「私は終わった状態だ」を、 “I did” は「私はやった(過去の行動)」という意味。


試験対策


  • TOEICや英検などで完了形を問う問題に必ず登場する基本要素です。

  • “have + 過去分詞形” の構文で “done” を正しく書けるかどうかは頻出のチェックポイントになります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “done” は「もうやらなくていい (完了)」というゴールイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • “do” → “did” → “done” は短い単語の順番なので、3段活用をリズミカルに唱えて覚えるとよいでしょう。

  • 身近な文 “I’m done!” は、フランクに「もう終わったよ」「やーめた!」という感覚で頻繁に使われますから、日常会話で意識して使ってみると記憶に残りやすくなります。


以上が “done” についての詳細な解説です。「何かをやり遂げた」「完了した」という意味合いを強く含む過去分詞・形容詞として、英作文や会話で頻繁に使われるので、ぜひ積極的に使い慣れていきましょう。

意味のイメージ
done
意味(1)

doの過去分詞

意味(2)

仕上がった,完成した

意味(3)

「(食べ物が)焼けた」の意を表す

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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