最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

stain

動詞

〈他〉《...で》を汚す, にしみをつける / 〈ガラス・木材・布など〉に着色する

このボタンはなに?

この生地はしみになりやすい。

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解説

以下では、動詞「stain」について様々な観点から詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: stain

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞としても用いられる場合があります)

意味 (英語): to mark or change the color of something with a spot or discoloration; to leave an undesirable or dirty mark.

意味 (日本語): 「(~を)汚す」「(~に)染みをつける」「(名声や評判などを)傷つける」という意味があります。

「stain」は、服や物にシミをつけたり、心情的には名誉や評判を汚すニュアンスで使われます。

活用形


  • 現在形: stain / stains

  • 過去形: stained

  • 過去分詞形: stained

  • 現在分詞形: staining

他の品詞になったとき


  • 名詞形「stain」: 「シミ」「染み」「汚点」「汚名」として使われます。たとえば “remove a stain” (シミを取る) や “a stain on someone’s reputation” (~の評判の汚点) など。

  • 派生形容詞「stained」: 「シミのついた」「汚れた」の意味で “stained cloth” のように使われます。

CEFR レベル目安: B2(中上級)


  • A1: 超初心者

  • A2: 初級

  • B1: 中級

  • B2: 中上級 ← ★

  • C1: 上級

  • C2: 最上級

「stain」は日常会話からビジネス上の表現まで幅広く使えるため、若干難易度は中上級(B2)程度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 特別な接頭語や接尾語を明確に含む単語ではありません。

  • 語幹「stain」に「-ed」や「-ing」などの語尾をつけて活用します。

詳細な意味


  1. (物理的に)汚す

    布や服にシミをつける、着色する。

  2. (抽象的に)評判や名誉を汚す

    「人の名声や評判に汚点をつける」ニュアンス。

関連語や類縁語


  • stained (形容詞): シミのついた

  • staining (名詞・形容詞): 染色(技術・行為)、または染みをつける行為

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “stain a shirt” — シャツを汚す

  2. “stain the carpet” — カーペットを汚す

  3. “leave a stain” — 染みを残す

  4. “remove a stain” — 染みを取り除く

  5. “blood stain” — 血の染み

  6. “sweat stain” — 汗染み

  7. “wine stain” — ワインの染み

  8. “stain someone’s reputation” — (人)の評判を汚す

  9. “stain-resistant fabric” — 汚れにくい織物・布地

  10. “stain the wood” — 木材を染色する


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古フランス語 “ desteindre”(色あせさせる)などが起源といわれ、中英語で “stainen” となり、現代英語で「stain」となりました。

ニュアンス


  • 「汚す」という直接的な意味以外にも、名声などに“汚れ”をつける比喩表現としても使われます。

  • カジュアルにもフォーマルにも使われる単語ですが、「評判を傷つける」などの比喩的表現は書き言葉やややフォーマルな場面でも見られます。

使用時の注意点


  • 「汚す」という物理的イメージは日常会話でもよく出ます。

  • 「名誉・評判を汚す」はやや比喩的・抽象的なので文脈に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使用


    • “to stain something” (何かを汚す)

    • 例: “I stained my shirt with coffee.” (コーヒーでシャツを汚してしまった)


  2. 自動詞としても使用


    • “The fabric stains easily.” (その布は汚れがつきやすい)

    • 目的語がなく、「汚す・汚れる」という結果を強調する場合に用いられることがあります。


  3. 名詞として使用


    • “There is a stain on the carpet.” (カーペットにシミがある)


イディオム


  • “stain one’s hands”: 直訳では「手を汚す」ですが、「犯罪などに荷担して汚名を被る」のようにも使われることがあります。

フォーマル/カジュアル


  • 物理的・直接的な「汚す」は日常のカジュアルな会話でOK。

  • 評判・名声を汚すような文脈はややフォーマル・文語的な場面でも使用されます。


5. 実例と例文

A. 日常会話 (カジュアル)


  1. “I accidentally stained my favorite T-shirt with sauce.”

    「お気に入りのTシャツをソースでうっかり汚しちゃった。」


  2. “Watch out! That paint will stain your clothes.”

    「気をつけて! そのペンキは服にシミになるよ。」


  3. “Does this fabric stain easily?”

    「この生地はシミになりやすいのかな?」


B. ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “We need to use stain-resistant materials for hotel upholstery.”

    「ホテルの椅子張りには、汚れにくい素材を使う必要があります。」


  2. “The CEO’s scandal seriously stained the company’s reputation.”

    「CEOのスキャンダルは、会社の評判を大きく損ねました。」


  3. “Be careful not to stain the conference room carpet during the event.”

    「イベント中に会議室のカーペットを汚さないように注意してください。」


C. 学術的な文脈(論文や科学的な場面)


  1. “In histology, scientists stain tissue samples to observe cell structures.”

    「組織学では、細胞構造を観察するために科学者は組織標本を染色します。」


  2. “The staining process allows for clearer microscopic examination.”

    「その染色工程によって、顕微鏡下でより鮮明な観察が可能になります。」


  3. “Exceptions occur if the sample is prone to over-staining.”

    「サンプルが過度に染まってしまう場合は例外となります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. soil (汚す)


    • 物理的に泥・土などで「汚す」。

    • “I soiled my pants while gardening.” (庭仕事中にズボンを汚してしまった)

    • “stain” は液体や有色のものに限らず広く使える一方、“soil” は泥などで汚すイメージが強い。


  2. tarnish (曇らせる、評判を汚す)


    • 特に金属の表面が酸化などでくすむことや評判・名誉を損ねることを指す。

    • “The scandal tarnished his image significantly.”


  3. discolor (変色させる)


    • “discolor” は色あせや変色を伴う。汚れや悪いイメージとは限らない。

    • “The sun can discolor certain fabrics.”


  4. blemish (傷つける、汚す)


    • “blemish” は名詞としては「傷、汚点」;動詞としては「欠点を作る」。

    • 一般的に“stain”よりフォーマルなニュアンス。


反意語 (Antonyms)


  • clean (きれいにする), purify (浄化する)

    “clean” は日常的に使われる「汚れを取り除く」ニュアンス。 “purify” はより抽象的で「潔白にする、浄化する」のニュアンス。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /steɪn/

  • アクセント: 一音節の単語なので、特にアクセント位置の違いはほぼありません。

  • アメリカ英語: [ステイン] /steɪn/

  • イギリス英語: [ステイン] /steɪn/

  • よくある誤りとしては「stein /staɪn/」と間違って発音してしまうことが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「satin (サテン)」や「strain (引っ張る、負担)」と混同しないように。

  2. 同音異義語との混同: 特にありませんが、発音が似ている単語に気をつける。

  3. 試験対策: TOEICや英検などで「評判を汚す」といった比喩表現を問う問題に出ることがあります。例えば “The scandal stained his reputation.” のように文脈上で推測させる問題。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “stain” の “t” を “汚れの点 (てん)” とイメージすると覚えやすいかもしれません。

    (「汚れた“点”=stain」という連想)

  • “stain” は「ステイン」とシンプルな読みなので、誤って「ステーン」と伸ばさないように注意しましょう。

  • 「シャツについたシミ」に注目して覚えると印象に残りやすいです。


以上が動詞「stain」の詳細解説です。服のシミから評判を汚すという比喩的表現まで、幅広い用法に注意して学習してみてください。

意味のイメージ
stain
意味(1)

(…で)…‘を'汚す,‘に'しみをつける《++with+

意味(2)

〈ガラス・木材・布など〉‘に'着色する

意味(3)

(…で)〈人格・名声など〉‘を'汚す,‘に'傷をつける《++with+

意味(4)

汚れる,しみがつく

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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