最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

fee

名詞

〈C〉料金,報酬,手数料《for》〈U〉領地

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ジムの利用には料金がかかります。

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解説

以下では、英単語「fee」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: fee

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A payment made for a professional service, membership, or right or privilege to use something.

意味(日本語): 専門サービス、会員権、ある物を利用する権利などに対して支払う「料金」や「手数料」、「会費」などを指します。

「fee」はサービスを受ける対価として支払われるお金を表す単語です。たとえば医者や弁護士への報酬、入場料・会費・授業料など「お金を支払って何かを受け取るイメージ」です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

一般的な料金・手数料に関する日常会話やビジネス文脈でよく登場する単語で、英語を学習する人は早めに知っておくと便利です。

活用形


  • 単数形: fee

  • 複数形: fees

他の品詞形


  • 「fee」は基本的には名詞としてしか使われません。動詞形や形容詞形などは日常的に使われる形はありません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「fee」は短い単語で、接頭語や接尾語が付いていないシンプルな形です。語幹も「fee」そのもので、付加要素がありません。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. entrance fee(入場料)

  2. membership fee(会員費)

  3. late fee(延滞料金)

  4. tuition fee(授業料)

  5. processing fee(手数料)

  6. administration fee(管理費)

  7. subscription fee(定期購読料)

  8. delivery fee(配送料)

  9. transaction fee(取引手数料)

  10. cancellation fee(キャンセル料)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「fee」は中英語(Middle English)の「fe」や古フランス語(Anglo-French)の「fé」から由来すると言われ、もともと封建制度で領地を授与する見返りに支払うもの(封土)を指していました。

  • 歴史的には、封建的な契約や「封土」を示す言葉でしたが、現代では「料金」「手数料」という金銭的報酬を広くカバーする意味へと変化しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「fee」は通常、サービスや権利に対して支払われるものに限定されます。「price」との違いは、「fee」はサービス・権利・知識などの対価である場合が多い点です。

  • 口語・ビジネス・正式文書など幅広い場面で使われ、カジュアル・フォーマルを問わずよく使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun) のため「a fee」「fees」のように数えます。

  • 前置詞「for」を伴って「a fee for something(~のための料金)」と使うのが一般的です。例えば “I paid a fee for the service.” というように構文で使われます。

一般的な構文


  • pay a fee for …(…の費用を支払う)

  • charge a fee for …(…に対して料金を請求する)

  • waive a fee(料金を免除する)

イディオム


  • 過度に使われる慣用句ではありませんが、ビジネス文書などで “fees and charges”(諸費用と諸料金)などと併せて使われる例があります。


5. 実例と例文

日常会話での例 (3文)


  1. “How much is the entrance fee for the museum?”

    (この美術館の入場料はいくら?)

  2. “There’s a small delivery fee if you want it shipped.”

    (配送してほしいなら、少しの配送料がかかるよ。)

  3. “I forgot to return the DVD, so I have to pay a late fee.”

    (DVDを返却し忘れちゃって、延滞料金を支払わなきゃ。)

ビジネスシーンでの例 (3文)


  1. “We charge a monthly subscription fee for our software service.”

    (弊社のソフトウェア・サービスには、月額の購読料がかかります。)

  2. “The transaction fee will be invoiced separately.”

    (取引手数料は別途請求いたします。)

  3. “Please note that a cancellation fee may apply if you cancel after the due date.”

    (期日以降のキャンセルには、キャンセル料が発生する場合がありますのでご注意ください。)

学術的・フォーマルな文脈での例 (3文)


  1. “Tuition fees at universities have been steadily increasing.”

    (大学での授業料は着実に上昇している。)

  2. “The grant covers living costs, but does not include any additional administrative fees.”

    (助成金は生活費をカバーしますが、追加の管理費は含まれません。)

  3. “A fief in medieval times was essentially a fee paid in the form of service or loyalty.”

    (中世における封土は、本質的には奉仕や忠誠という形で支払われるフィーであった。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. charge(料金)


    • 「fee」とほぼ同義だが、より広く “請求” のニュアンスを含む。


  2. cost(コスト、費用)


    • 一般的な「費用」で、商品やサービスの「原価」的な側面が強い。


  3. levy(徴収金)


    • 行政や法律上で課される税金や公的な徴収のイメージが強い。


  4. toll(通行料)


    • 橋や道路などを通る際に支払う「通行料」。使いどころが限定的。


反意語 (Antonym)


  • refund(払い戻し)


    • 払っていたお金を返してもらうこと。feeの対義としては「返金」をイメージ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /fiː/

  • アメリカ英語: [fi:](「フィー」)

  • イギリス英語: [fi:](同じく「フィー」)

  • アクセントは一音節なので特に強弱はありません。

  • 「feet(足の複数)/fiːt/」や「feed(与える)/fiːd/」とよく似ていますが、スペルが異なるので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “fee” の “e” を1つだけにして “fe” と書いてしまうなどのミスに注意。

  • 同音異義語: “fee” と “fie/fy” の混同はあまり多くありませんが、「feet」「feed」など音が近い単語に注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などではビジネスやサービスに関する文章で、 “fee” が支払いや手数料の文脈で出ることがあります。特に「transaction fee」「cancellation fee」などの組み合わせもよく見かけます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「fee」は「フィー」という音が特徴的なので、カタカナの響きで覚えやすい単語です。

  • 覚え方の一例として、「“F”or “E”very “E”xpert=FEE(専門家への料金)」とイメージしてみるのも面白いかもしれません。

  • 実際に支払う場面やチケットの購入時など意識してみると、記憶に定着しやすいでしょう。


以上が名詞「fee」の詳細解説です。サービスや会員権などに支払われるお金を表す重要な単語なので、ぜひ会話やビジネスで使ってみてください。

意味のイメージ
fee
意味(1)

〈C〉(弁護士などの専門家に払う)(…に対する)料金,謝礼,報酬,手数料《+for+

意味(2)

〈U〉(封建時代に領主から与えられた)領地,封土

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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