最終更新日:2025/12/02
編集履歴(1)
元となった辞書の項目

qualify

動詞

〈才能・技術などが〉〈人〉に資格を与える / 《...の》資格を得る,検定を取る 《for ...》

このボタンはなに?

彼女は奨学金の資格を得なければなりません。

このボタンはなに?
解説

動詞「qualify」の徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: qualify

品詞: 動詞 (Verb)

英語での意味


  1. To meet the required standard or criteria.

    (必要な基準・条件を満たす)

  2. To make a statement or fact less general or to add extra information that limits it.

    (発言や事実を限定したり、補足の情報を加えて一般化をやや弱める)

日本語での意味

「条件を満たす」「資格を得る」「〜の資格を与える」「(主張などを)限定する」という意味です。

例えば、「試験に合格して資格を得る」ときや、「主張の範囲を少し狭める」ときに使われる動詞です。日常会話やビジネスシーン、アカデミックな文脈でも出てきます。

主な活用形


  • 現在形: qualify (三人称単数形: qualifies)

  • 過去形: qualified

  • 現在分詞/動名詞形: qualifying

  • 過去分詞形: qualified

関連する品詞の形


  • 形容詞


    • qualified (有資格の、適任の)

    • qualifying (予選の、資格を与えるような)


  • 名詞


    • qualification (資格、要件、資質)


CEFR レベルの目安


  • B2(中上級)

    資格や条件など、抽象的な内容を話す際に使われるため、初級レベルよりも少し高めの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語根: “qual” (ラテン語の「どんな種類の」という意味の “qualis” に由来)

  • 接尾語: “-ify” (動詞を作り出す接尾語で「〜の状態にする」)

詳細な意味


  1. (資格・条件の達成)


    • 例: “He hopes to qualify for the championship.” (彼は選手権の出場資格を得たいと思っている)


  2. (資格・称号を与える/得る)


    • 例: “The course will qualify you to teach English.” (このコースを修了すると英語を教える資格を得ることができる)


  3. (発言・主張などを限定する)


    • 例: “You might want to qualify your statement by adding data.” (データを加えてあなたの主張を限定した方がよいかもしれません)


よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. qualify for a position(職に就く資格を得る)

  2. qualify for a discount(割引を受ける資格がある)

  3. qualify for the final(決勝進出の資格を得る)

  4. qualify as a nurse(看護師の資格を得る)

  5. qualify your statement(発言を限定する/補足する)

  6. qualify an offer(オファーの条件を厳密にする)

  7. qualify under the law(法律上の要件を満たす)

  8. qualify to vote(投票資格を得る)

  9. qualify on technical grounds(技術的な根拠で資格を得る)

  10. fail to qualify(資格を得られない/予選を通過できない)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “qualis” (「どんな種類の」) + “-ficare(= to make)” が結びついたものが、フランス語を経由して英語に取り入れられました。

ニュアンス


  • 「資格取得や条件を満たす」の意で使う場合は、スポーツ予選や就職活動など、厳密な基準や試験をパスするイメージがあります。

  • 「発言や主張を限定する」という意味の場合、「それを条件付きで表現する」というニュアンスが含まれます。

使用シーン


  • フォーマル・カジュアルどちらでも使用可能。スポーツ・仕事・ビジネスなど多岐にわたる文脈で使います。口語でも文章でも幅広く使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞/他動詞の使い分け


    • 自動詞: “He qualified for the final.” (彼は決勝への出場権を得た)

    • 他動詞: “This program qualifies students to work as accountants.” (このプログラムは学生に会計士として働く資格を与える)


  2. 一般的な構文


    • “qualify for + 名詞”: 「〜の資格を得る」

    • “qualify + 目的語 + to不定詞”: 「目的語に〜する資格を与える」

    • “qualify + 目的語 (発言・考え)”: 「(発言・考え)を制限・限定する」


  3. よく使われるイディオム


    • “qualify (someone) out of / for something” (結果として(人)に〜の資格を与える/外す)



5. 実例と例文

① 日常会話


  1. “I need to pass this test to qualify for the scholarship.”

    (この奨学金を得るにはテストに合格しなければならないんだ。)


  2. “Did she qualify for a driver’s license?”

    (彼女は運転免許の要件を満たしたの?)


  3. “I think you should qualify your promise with a time frame.”

    (約束には期限を付けた方がいいと思うよ。)


② ビジネス


  1. “We need to check if all applicants qualify for the position.”

    (応募者全員がそのポジションにふさわしい資格を持っているか確認する必要があります。)


  2. “This training will qualify our employees to handle complex machinery.”

    (この研修が終われば、従業員は複雑な機械を扱う資格が得られます。)


  3. “The manager qualified his statement by adding more details about the budget.”

    (マネージャーは予算に関する詳細を付け加えて、自分の発言を限定した。)


③ アカデミック


  1. “Participants must meet strict criteria to qualify for the research program.”

    (研究プログラムに参加するには、厳しい基準を満たす必要があります。)


  2. “When writing a summary, make sure to qualify your claims with evidence.”

    (要約を書くときは、あなたの主張に証拠を加えて限定するようにしてください。)


  3. “Only students with a high GPA qualify for the honors course.”

    (成績が高い学生のみが上級コースを履修する資格を得ます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “meet the requirements” (要求を満たす)


    • 似た意味だが、「資格を与える」という意味は含まない。


  2. “be eligible” (適格である)


    • “qualify” と似て「〜する資格がある」の意味だが、状態・条件を指すときによく使う。


  3. “certify” (証明する、認定する)


    • 「公的に認定する」というニュアンスが強い。


反意語


  1. “disqualify” (資格を失わせる、失格にする)


    • “qualify” の逆で「資格を取り消す」「失格にする」。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA


    • イギリス英語: /ˈkwɒl.ɪ.faɪ/

    • アメリカ英語: /ˈkwɑː.lə.faɪ/


  • 強勢(アクセント)


    • 最初の “qua” の部分にアクセントがきます。「kwá-li-fy」のように発音。


  • よくある発音ミス


    • “qua” の部分を /kwɔ/ や /kwo/ と発音してしまう、あるいは “quality” と混同するケース。

    • アメリカ英語では “kwa” の口の開き方が大きめ。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “qualify” を “qualifiy” や “qulify” と書き間違える。


  • 混同しやすい単語


    • “quantify” (量を計る) や “quality” (品質) と似たつづりなので注意。


  • 試験対策でのポイント


    • TOEIC などでは「求人情報」「応募資格」などの設問で出やすい。

    • 英検などでも「条件を満たす/資格を得る」という文脈で問われることがある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方


    • “qualify” は “quality” と同じ「qual-」を持ち、「どんな種類の(性質)」を「-ify(〜にする)」で「資格を得る・与える」イメージ。


  • イメージストーリー


    • 大会の予選(qualification round)を思い浮かべて「あ、あれで使われるんだ」と覚えると定着しやすい。


  • 発音のコツ


    • “qua-” を勢いよく発音しながら、最後の “-fy” で音が下がる感じを意識すると覚えやすい。



以上が「qualify」の詳細解説です。スポーツの予選、資格取得、ビジネスシーンなど、幅広く使われる単語なので、しっかり理解しておくと便利です。

意味のイメージ
qualify
意味(1)

〈才能・技術などが〉〈人〉‘に'資格を与える

意味(2)

〈人〉‘を'(…と)称する《+〈人〉+as+

意味(3)

(文法で)…‘を'修飾する(modify)

意味(4)

資格を得る,検定を取る

意味(5)

(スポーツで)予選を通過する《+in+

意味(6)

(…で)‘を'緩和する,適度にする《++with+

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(1)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★