最終更新日:2025/11/18
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元となった辞書の項目

propose

動詞

を提案する / を計画する / 《...に》 結婚を申し出る 《to ...》

このボタンはなに?

私はプロジェクトに新しいアイデアを提案します。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: propose

品詞: 動詞 (Verb)

英語での意味:

1) to suggest a plan or idea for consideration

2) to make an offer of marriage

日本語での意味:

1) 何かの計画やアイデアを提案する

2) 結婚を申し込む(求婚する)

「propose」は、アイデアやプランを相手に示す場面で使われる動詞です。「会議で新しい案を出す」「相手に結婚を申し込む」などのように、相手に何かを提案・申し込むニュアンスを持ちます。

活用形:


  • 原形: propose

  • 三人称単数現在形: proposes

  • 現在分詞/動名詞: proposing

  • 過去形・過去分詞形: proposed

他の品詞形:


  • 名詞形: proposal(提案、結婚の申し込み)


    • 例: I made a proposal at the meeting. (会議で提案をしました)


  • 形容詞形: propositional(論理学などで使われる「命題の」などの意味)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B1: 中級 → 簡単な文や会話の理解は可能。

  • B2: 中上級 → より複雑な内容や、仕事・学習の場面でも対応できる。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: pro- → 「前に」「先へ」という方向性を示すことが多い

  • 語幹: pose → 「置く」や「提案する」というイメージ


    • 例: compose, oppose, expose など、「~pose」で終わる動詞が多数存在


まとめると、「先に(前に) + 置く(提案する)」というイメージで、自分の考えや計画を最大の前に出す、差し出す感覚があります。

他の単語との関連性(派生語や類縁語)


  • proposal (名詞) → 提案、結婚の申し込み

  • proposition (名詞) → 命題、提案(もう少しフォーマルまたは学術的)

  • propound (動詞) → ある問題や計画を提示・提示する

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. propose a plan → 計画を提案する

  2. propose a motion → 動議を提案する

  3. propose an amendment → 修正案を提案する

  4. propose marriage → 結婚を申し込む

  5. propose a toast → 乾杯の音頭を取る

  6. propose a solution → 解決策を提案する

  7. propose a new idea → 新しいアイデアを提案する

  8. propose a meeting → 会合(ミーティング)を提案する

  9. propose a budget → 予算案を提案する

  10. propose legislation → 法案を提案する


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の “prōpōnere” に由来し、 “prō-”(前に)+ “pōnere”(置く)という要素から成り立ちます。古フランス語を経て英語に入った言葉です。

ニュアンス


  • 提案する: 比較的フォーマル、ビジネスシーンでもよく使う

  • 求婚する: 口語・日常でも当然聞かれるが、この文脈では「プロポーズする」のカタカナで使われることも多い

  • 真剣味がこもった響きをもち、軽い提案というよりは「しっかり考え抜いたプランや申し出」を相手に提示するイメージがある

ビジネス・公式な場面から、個人的な場面(結婚の申し込み)まで広く使われる言葉なので、使うシーンに応じて丁寧さを調節することが大切です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • propose + 名詞


    • 例: I propose a plan. (私は計画を提案します)


  • propose + that節


    • 例: I propose that we start the project next week. (来週からプロジェクトを始めることを提案します)


  • propose to + 人 + that節


    • 例: She proposed to me that we move in together. (彼女は同棲を提案しました)


  • propose + 不定詞 (to do)


    • 例: We propose to expand our business next year. (来年、事業を拡大しようと提案します)


イディオム


  • propose a toast: 乾杯の音頭を取る


    • フォーマルなパーティーや結婚式などでよく用いられる表現


使用シーン


  • フォーマル度合い: 提案や動議の場合は比較的フォーマル

  • カジュアル度合い: 求婚の意味の “propose” は日常的にもカジュアルに使われることがある

他動詞/自動詞の使い分け


  • 「propose」は基本的に他動詞(直接目的語をとる)として使われることが多いです。


    • 例: He proposed an idea. (彼はアイデアを提案した)



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I propose we eat out tonight. I’m too tired to cook.”

    (今夜は外食しようよ。料理するの疲れちゃった。)

  2. “She proposed going to the beach this weekend.”

    (彼女は今週末にビーチへ行こうと提案しました。)

  3. “I proposed a movie night, but my friends decided on karaoke.”

    (映画ナイトを提案したけど、友達はカラオケに決めたよ。)

ビジネス


  1. “I’d like to propose a new marketing strategy at today’s meeting.”

    (今日の会議で新しいマーケティング戦略を提案したいと思います。)

  2. “We propose that the team allocate more resources to customer support.”

    (私たちはチームが顧客サポートにもっとリソースを割り当てることを提案します。)

  3. “He proposed an amendment to the budget plan.”

    (彼は予算案に修正を提案しました。)

学術的


  1. “The researcher proposed a theory on climate change’s effects on migration.”

    (その研究者は気候変動が移住に与える影響に関する理論を提案しました。)

  2. “Several scholars proposed alternatives to the current approach.”

    (数人の学者たちは現在のアプローチに代わる方法を提案しました。)

  3. “They proposed a new mathematical model for data analysis.”

    (彼らはデータ解析のための新しい数学モデルを提案しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. suggest (示唆する)


    • “suggest” は提案というよりは「軽く勧める」のニュアンスが強い。 “propose” のほうがフォーマルで、より「正式に提示する」感じがある。


  2. recommend (推薦する)


    • “recommend” は「推奨する/勧める」で、アドバイスに近い意味。 “propose” は相手に決定を委ねつつ、自ら案を出すニュアンス。


  3. put forward (提起する)


    • “put forward” は口語的で、よりカジュアルに意見・アイデアを“出す”。


  4. offer (申し出る)


    • “offer” は「自分のサービスや物を相手へ提供する」感覚が強い表現。


反意語 (Antonyms)


  • withdraw (取り下げる)

  • oppose (反対する)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /prəˈpəʊz/ (英), /prəˈpoʊz/ (米)


  • アクセント(強勢)は “-pose” の部分に置かれる (/prə-POHZ/)

  • イギリス英語は “əʊ” の音 (/pəʊz/)、アメリカ英語は “oʊ” の音 (/poʊz/)

  • 語尾の “s” が濁って /z/ になる点に注意。誤って /s/ (シュ) と発音しないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスで propse などと書いてしまうことがあるので注意しましょう。

  • “purpose” (/ˈpɜːrpəs/) と混同しやすいですが、意味も発音も異なります。

  • 結婚の申し込みを英語で言うときは “propose to someone” で表現します。 “propose someone” としないように注意。

  • TOEICやビジネス英語の文書などで、「提案する」という単語としてよく出題されるため、文脈に合った使い方(“He proposed a plan.” など)を練習しておくと良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “propose” = “前に (pro-) + 置く (pose)” → 前に差し出す → 「提案する」のイメージ。

  • カタカナでも「プロポーズ」として使われており、「結婚の申し込み」という意味も定着しているので覚えやすいと思います。

  • “propose a toast” (乾杯の音頭をとる) はパーティーや式典でよく聞くため、このフレーズとセットで覚えると頭に残りやすいです。


以上が “propose” の詳細な解説です。提案や求婚に使われる、フォーマルなニュアンスを持つ便利な動詞なので、ぜひ覚えていろいろなシーンで使ってみてください。

意味のイメージ
propose
意味(1)

…‘を'提案する,申し出る

意味(2)

…‘を'計画する,企てる,もくろむ

意味(3)

(…に)〈結婚〉‘を'申し込む《++to+

意味(4)

(…に)結婚を申し込む《+to+

意味(5)

(地位・役職などに)〈人〉‘を'推薦する《+〈人〉+for+

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