最終更新日:2025/11/19
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元となった辞書の項目

extremely

副詞

極めて, 極端に,非常に過度に

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解説

1. 基本情報と概要

単語: extremely

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): to a very high degree

意味(日本語): 非常に、極めて、とても

「非常に」「極めて」など、強い意味合いをもつ副詞です。「very」のさらに強調された形として、ものごとの程度が高いことを示すときに使われます。

活用形: 副詞なので時制や人称による活用はありません。


  • 形容詞形: extreme (例: “extreme weather”)

  • 名詞形: extremeness, extremity など

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2: より複雑な文章や抽象的な話題にも対応できるレベル。学校や仕事でも十分コミュニケーションができる段階。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特に明確な「ex-」としての接頭語ではありませんが、語源としては「ex-」(外へ)に由来する部分があります。

  • 語幹: 「extrem-」は「最も外側の」「限界の」「極端な」という意味を含みます (ラテン語 extremus 由来)。

  • 接尾語: 「-ly」は形容詞を副詞化する接尾語です。

派生語や類縁語


  • extreme (形容詞) : 極端な

  • extremity (名詞) : 先端、極度の状態

  • extremist (名詞) : 過激主義者

コロケーション(よく使われる共起表現)10選


  1. extremely hot → 「ものすごく暑い」

  2. extremely cold → 「極めて寒い」

  3. extremely disappointed → 「非常にがっかりしている」

  4. extremely difficult → 「極めて困難な」

  5. extremely popular → 「非常に人気がある」

  6. extremely rare → 「極めて珍しい」

  7. extremely cautious → 「非常に慎重な」

  8. extremely fast → 「ものすごく速い」

  9. extremely dangerous → 「極めて危険な」

  10. extremely well → 「非常にうまく」


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “extremus” (「最も外側の、最果ての」という意味) に由来。

  • 歴史的変遷: 中英語で “extreme” として取り入れられ、「極端に、非常に」という意味に発展してきました。

  • ニュアンス: 強い感情や程度を表すため、インパクトの大きい表現になります。過度に使うと大げさにも聞こえるので、文脈に注意が必要です。口語・文章どちらでも使われますが、丁寧な文脈やフォーマルなスピーチでも問題なく使えます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • extremely + 形容詞

    例: “It’s extremely important to finish on time.”

  • extremely + 副詞

    例: “He drove extremely carefully.”

使用シーン: カジュアルからフォーマルまで幅広く利用されます。書き言葉・話し言葉両方に適しています。

文法上のポイント:


  • 副詞なので、形容詞や他の副詞を修飾します。

  • 「very」よりも強調度が高いため、簡単な会話からビジネス文書、アカデミックライティングまで幅広く使われます。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “I’m extremely happy you came to visit me today!”

    (今日来てくれて本当にうれしいよ!)

  2. “This pizza is extremely spicy, be careful.”

    (このピザ、めちゃくちゃ辛いから気をつけて。)

  3. “He was extremely tired after the long hike.”

    (長いハイキングの後で、彼はひどく疲れていた。)

② ビジネスシーンでの例文


  1. “We are extremely grateful for your prompt response.”

    (迅速なご返信をいただき、大変感謝しております。)

  2. “It’s extremely important that we meet the deadline.”

    (締め切りを守ることは非常に重要です。)

  3. “Our profits have increased extremely rapidly this quarter.”

    (今期、我々の利益は非常に急速に伸びました。)

③ 学術的な文脈での例文


  1. “The results indicate that the data is extremely reliable.”

    (結果は、そのデータが非常に信頼できることを示している。)

  2. “This phenomenon is extremely rare and requires further study.”

    (この現象は極めて珍しく、さらなる研究が必要です。)

  3. “These methods are extremely useful in analyzing large datasets.”

    (これらの手法は、大規模なデータ解析において非常に有用です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. very → 「とても」


    • 「extremely」ほど強くない、より一般的な表現。


  2. immensely → 「大いに、莫大に」


    • 大きさや量がとてつもない場合によく使われる。


  3. exceedingly → 「非常に、甚だしく」


    • やや文語的・フォーマルな印象。


  4. exceptionally → 「例外的に、並外れて」


    • 平均を超える特出した状態を強調したい時に使われる。


  5. highly → 「非常に、高度に」


    • 「レベルが高い」ことを示すニュアンスが強い。


反意語


  • slightly → 「わずかに」

  • minimally → 「最小限に」

「程度が極めて高いこと」を表す「extremely」に対して、これらの語は程度の低さを示します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪkˈstriːmli/ または /ɛkˈstriːmli/

  • アクセント: 「ex-TREME-ly」のように、第2音節「treme」に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはなく、どちらも同様に発音されます。

  • よくある発音の間違い: “ex-tree-muh-ly” など、「t」の音がはっきりせずあいまいになることがあります。しっかり /triː/ と発音すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “extreamly” や “extremly” と綴ってしまうミスがよくあります。


    • 正: “e-x-t-r-e-m-e-l-y”


  • 「very」との混同: 「very」を多用しすぎると単調になるため、強調したい時には「extremely」を使い分けると表現の幅が広がります。

  • 試験対策のポイント: TOEICや英検などでも、文章中の強調表現としてよく出てきます。意味の強さの違いを把握しておくと読解・リスニングに役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: “extreme(限界・果て)” に “-ly” が付いて「限界レベルにまで到達している」という強さを思い出す。

  • スペリングのコツ: “extreme + ly”。まずは “extreme” を正しく書けるように心がける。

  • 勉強テクニック: 「very」だけでなく、感情や状況をさらに強調したいときに “extremely” を使う練習をしよう。例文を口に出して練習すると、自然と身につきます。

「極端に」という語源イメージを思い浮かべながら何度も発音してみると、しっかり記憶に残るでしょう。

意味のイメージ
extremely
意味(1)

極端に,非常に過度に

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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