最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

train

動詞

〈他〉〈人・動物〉に教え込む, を訓練する /

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彼は法律家になる教育を受けた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: train

品詞: 動詞 (Verb)

英語の意味:

「to teach or practice a particular skill or type of behavior through exercises or guidance」

日本語の意味:

「訓練する」「教え込む」「(技能を)習得するために練習する」という意味です。

スポーツや仕事、楽器演奏などのスキルを習得するために練習・指導する場面でよく使われます。日常的に「~に備えて練習する」「~をトレーニングする/させる」というニュアンスです。

活用形:


  • 原形: train

  • 三人称単数: trains

  • 過去形: trained

  • 過去分詞: trained

  • 現在進行形: training

他の品詞形:


  • 名詞(例): trainer(トレーナー、指導者), training(訓練、トレーニング)

  • 形容詞(例): (直接の形容詞形はありませんが)trained(訓練を受けた、熟練した)など過去分詞が形容詞的に使われる場合があります。

CEFRレベル: B1(中級)

・簡単な日常場面だけでなく、ある程度の複雑な内容のメッセージを扱う段階でも頻繁に出てくる語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • この動詞は、はっきりした接頭語や接尾語を含む形ではありません。同じ語源から派生した名詞形や形容詞的な用法を持ちます。

派生語や類縁語


  • trainer(名詞): 指導者、トレーナー

  • trainee(名詞): 訓練を受ける人

  • training(名詞): 訓練、トレーニング

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. train hard →(厳しく)しっかりと訓練する

  2. train for a marathon → マラソンに向けて練習する

  3. train employees → 従業員を訓練する

  4. train to be a chef → シェフになるために訓練する

  5. train one’s body → 体を鍛える

  6. train under a mentor → メンターのもとで訓練を受ける

  7. train a dog → 犬をしつける/犬に訓練をする

  8. train muscle groups → 筋肉群を鍛える

  9. properly train → 適切に訓練する

  10. train new hires → 新入社員をトレーニングする


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「train」の語源は、中世フランス語の “trainer” (引きずる、引っ張るという意味)にさかのぼります。そこから「導く」「教え込む」という意味に広がり、現在の「訓練する」という用法が確立していきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「train」はスポーツや楽器演奏、職業技能、動物のしつけなど、多岐にわたる幅広い分野で使われます。

  • 使い方としてはカジュアル・フォーマル両方で問題なく使えますが、ビジネスシーンで「train someone (in skill)」と言えばよりフォーマルな響きになります。

  • 「鍛える」「訓練する」ニュアンスが強いため、試行錯誤や継続的な取り組みがある場面で使用します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞(transitive verb): 「train + 目的語」で「(人・動物など)を訓練する」という形をとることが多いです。

    例: I train my dog every morning.

  • 自動詞(intransitive verb): 文脈によっては自分自身が訓練を受ける場合 「train for something」という形を取ります。

    例: I’m training for the marathon.

一般的な構文・イディオム


  • train to do something: ~するために訓練する

    例: I’m training to run a full marathon.

  • train under someone: (誰かの指導のもとで)訓練を受ける

    例: She trained under a famous chef.


5. 実例と例文

1) 日常会話での例文


  1. “I’m going to train at the gym every day this month.”

    (今月は毎日ジムでトレーニングするつもりだよ。)


  2. “My brother is training for a karate tournament.”

    (弟は空手の大会に向けて練習しているよ。)


  3. “Could you help me train my puppy?”

    (子犬のしつけを手伝ってくれる?)


2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to train the new hires on our customer service procedures.”

    (新入社員に顧客サービスの手順を教え込む必要があります。)


  2. “The manager is planning a workshop to train employees in leadership skills.”

    (マネージャーは従業員にリーダーシップスキルを習得させるためのワークショップを計画しています。)


  3. “Our company invests heavily in training its staff.”

    (私たちの会社は従業員の訓練に多額の投資をしています。)


3) 学術的な文脈・専門的な文脈での例文


  1. “Psychologists often train patients in relaxation and stress management techniques.”

    (心理学者は患者にリラクゼーションやストレス管理の技術を訓練することが多いです。)


  2. “Researchers must be trained properly in lab safety protocols.”

    (研究者はラボの安全規則について適切に訓練を受けなければなりません。)


  3. “In this course, you will be trained on how to analyze large data sets.”

    (このコースでは、大規模なデータセットの分析方法について訓練を受けることになります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. coach(コーチする)


    • 人に対して個別的に指導や助言を行うシーンで使われる。ニュアンスとしては「特定の目標達成のための伴走者」というイメージ。


  2. educate(教育する)


    • 一般的・広範な知識の教授を行う。学校教育などで使われることが多い。


  3. instruct(指示する、教える)


    • 特定の方法や手順について具体的に教える際に用いられる。


  4. drill(反復練習する)


    • 主に反復演習を通じて技能や知識を身につけさせるというニュアンス。軍事訓練などでよく使われる。


反意語


  • 明確な一語の反意語はありませんが、文脈的には「unlearn(学んだことを捨てる)」や「neglect(放置する)」が対照的な動作とみなされることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /treɪn/

  • アクセントは train の 1 音節目にあります(そもそも 1 音節語なので強勢は最初の“tr”の部分)。

  • アメリカ英語 / イギリス英語 ともにほぼ同じ発音です。「トレイン」に近い音ですが、“r” の音をやや強めに発音するのがアメリカ英語の特徴です。

  • 「tr」と「r」の発音が難しく、「ch-rain」や「t-rain」などの混乱が起きがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: trian, tarin などとつづりを誤る場合があります。

  • 同音異義語と混同しないように: 同音異義語は特にありませんが、名詞の “train”(電車)と混同しそうになります。文脈に注意してください。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネスシーンや手順説明の文脈で「train」が動詞として使われる問題が出ることがあります。目的語に人を置くのか、スキルを置くのかなど文構造に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「電車(train)に乗って移動するときと同じように、人を導いて(引っ張って)スキルを身につけさせる」イメージで覚えるとわかりやすいかもしれません。

  • スペリングに注意して「t + rain(雨)」と分解して覚えてみるのも一つの手です。「雨(rain)が降る中を走り込む姿」をイメージすると「train = 訓練する」を連想しやすくなるかもしれません。

  • 実際に動作をイメージして、あるいはアクティビティとして声に出して発音練習をすることで定着させる学習テクニックがおすすめです。


以上が動詞「train」の詳細な解説です。スポーツやビジネス、日常生活など幅広いシーンで使われる表現なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
train
意味(1)

〈人・動物〉‘に'教え込む,‘を'訓練する,しつける

意味(2)

〈専門家〉‘を'養成する

意味(3)

〈植物〉‘を'整枝する,仕立てる

意味(4)

(…に)〈銃砲・望遠鏡・カメラなど〉‘を'向ける,ねらう《+名+on(upon)+名》

意味(5)

訓練を受ける,練習する:《train for+名…に備えて訓練する》

意味を覚えるための辞書問題

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