最終更新日:2024/06/18

〈人〉‘に'電話をかける / 〈場所〉‘に'電話をかける / 電話をかける

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元となった辞書の項目

telephone

IPA(発音記号)
動詞

〈人〉‘に'電話をかける / 〈場所〉‘に'電話をかける / 電話をかける

このボタンはなに?

誰がアンに電話してきたのですか。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: telephone

品詞: 動詞(動詞「to telephone」)、名詞としても使用される(「a telephone」=電話機)

意味(英語): to call someone using a telephone (to make a phone call)

意味(日本語): 「電話をかける」という意味です。誰かに電話機などを使って連絡を取る動作を指します。比較的フォーマルな響きがあり、日常会話では「call」の方がカジュアルでよく使われます。「telephone」は丁寧なニュアンスや少し古風な印象を与えることもあります。


  • 「電話をかける」という場面で使われる動詞です。通常は「I telephoned him.」(彼に電話をかけた)のように使います。

  • 日常会話では「call」が一般的ですが、フォーマルな文書や少し古めの言い回しとして「telephone」が使われるイメージです。

活用形:


  • 現在形: telephone / telephones

  • 過去形: telephoned

  • 過去分詞形: telephoned

  • 現在分詞形: telephoning

他の品詞になったときの例:


  • 名詞形: a telephone(電話機)

  • 形容詞形: telephonic(電話の、電話に関する)などが一部文献で使われることがあります。

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • A1(超初心者)やA2(初級)では「call」を使う方が馴染みやすいかもしれません。

  • B1(中級)では「telephone」が出現する可能性がありますが、日常会話では少しフォーマルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭辞 tele-:「遠くの」「遠距離の」という意味(ギリシャ語由来)

  • 語幹 phone:「声」「音」という意味(同じくギリシャ語 phōnē から)

したがって「telephone」は「遠くへ音を伝える装置」「遠くへ声を届ける」というニュアンスが元になります。

派生語や類縁語など:


  • telephone (名詞):電話機

  • cellphone (名詞):携帯電話

  • telephone call (名詞フレーズ):電話での通話

  • telephonic (形容詞):電話の、電話に関する

  • teleconference (名詞):電話会議、遠隔会議

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. telephone call(電話通話)

  2. telephone line(電話回線)

  3. telephone number(電話番号)

  4. telephone conversation(電話での会話)

  5. telephone bill(電話料金請求書)

  6. on the telephone(電話で)

  7. telephone exchange(電話交換機/交換局)

  8. public telephone(公衆電話)

  9. telephone network(電話ネットワーク)

  10. telephone directory(電話帳)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 19世紀後半、ギリシャ語「tele(遠く)」+「phone(声、音)」を組み合わせてできた言葉です。

  • 元々は名詞の「telephone」として装置を指しましたが、後に装置を使って動作することを「to telephone」とし、動詞としても用いられるようになりました。

ニュアンス:


  • ややフォーマルな響きがあります。現代の英語では日常会話よりやや丁寧・書面向きの表現として使われることが多いです。

  • 「call」は「電話をかける」の意味で最も一般的・カジュアルです。

  • イギリス英語で「telephone」はより頻繁に使われる印象がありますが、アメリカ英語では「call」のほうが好まれる場合が多いです。

使用時の注意点:


  • フォーマルな場面や文章では「telephone someone」という表現が自然に見えますが、カジュアルな会話や口語表現では「call someone」のほうが一般的です。

  • ビジネス文書や少し改まった文面では「I telephoned you regarding …」のように使えます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文:


  • telephone + 目的語(人/場所)

    例: “I telephoned my boss this morning.”

  • telephone + 前置詞 + 目的語

    例: “I telephoned to the office.”(ラムダ構文ですが、やや古風)

イディオムや良く使われる表現:


  • “telephone in” … ラジオ番組や放送局などに電話で参加する

    例: “He telephoned in to the radio show to give his opinion.”

フォーマル/カジュアルの使用シーン:


  • フォーマル: 書き言葉、ビジネスレター、堅めのスピーチなど

  • カジュアル: 口語では「call」を使うほうが普通です

他動詞/自動詞の区別:


  • 他動詞: “I telephoned him.”(目的語として“him”を伴う)

  • 自動詞としてはあまり使われません。(「He telephoned」だけでは少し不自然)


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “I’ll telephone you later tonight.”

    (今夜あとで電話しますね。)

  2. “Can you telephone me when you get home?”

    (家に着いたら電話してくれる?)

  3. “She telephoned her mother every weekend.”

    (彼女は毎週末に母親に電話しました。)

ビジネスでの例文


  1. “I telephoned the client to confirm the meeting details.”

    (会議の詳細を確認するために顧客に電話をかけました。)

  2. “Please telephone the sales department directly for urgent inquiries.”

    (お急ぎのご用件がある場合は、営業部門に直接お電話ください。)

  3. “He prefers to telephone clients instead of emailing them.”

    (彼は顧客にメールするより電話する方を好みます。)

学術的/フォーマル文脈での例文


  1. “Participants were telephoned to confirm their availability for the study.”

    (研究に参加できるかどうか確認するため、参加者に電話が行われました。)

  2. “We telephoned the laboratory to verify the test results.”

    (テスト結果を確認するため、私たちは研究所に電話しました。)

  3. “The committee members were all telephoned prior to the conference.”

    (会議に先立ち、委員の皆さん全員に電話連絡が行われました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. call(電話をかける)


    • 最も一般的。カジュアル・フォーマル問わず広く使われる。

    • “I’ll call you back later.” とよく使う。


  2. ring (主にイギリス英語)


    • 「電話をかける」を意味するくだけた表現。

    • “I’ll ring you tomorrow.”


  3. phone


    • 「call」と同意だが、やや短縮した表現。「I'll phone you later」など。


反意語:


  • (動詞の「電話をかける」の反意語は明確にはありませんが) “hang up”(電話を切る) や “disconnect the call”(通話を切断する)などが対照的になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • イギリス英語(BrE): /ˈtel.ɪ.fəʊn/

  • アメリカ英語(AmE): /ˈtel.ə.foʊn/

強勢(アクセント)の位置:


  • 最初の音節「tel」に強勢があります。

よくある発音の間違い:


  • 「テレフォン」ではなく「テリフォウン」に近い音になる点に注意。

  • 「テレフォーン」と伸ばしすぎると不自然になるので気をつけるとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “telephone” の “e” と “ph” の位置に注意(“telefhone” や “telepone”などの誤りが起きやすい)。


  2. 「call」との混同


    • 会話では “call” が一般的なため、 “telephone” を使うとややフォーマルになりすぎることがあります。


  3. 名詞・動詞の区別


    • “I bought a telephone.”(名詞)と “I telephoned you.”(動詞)は同じスペルでも品詞が異なるので文中の使い方に注意しましょう。


試験対策での出題傾向:


  • TOEICや英検では、電話連絡に関するビジネス文脈で “telephone” が登場する可能性があります。

  • 実用面では “call” のほうが使用頻度が高いものの、語彙問題で “telephone” を知っているか問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「tele-(遠く)+ phone(音)」と組み合わせて「遠くへ音や声を運ぶもの」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「電話を想像するときに“tele”と“phone”の組み合わせを思い浮かべる」と考えれば、スペルミスを減らすことができます。

  • 「television(遠くの映像)」「telepathy(遠隔での思考伝達)」など、「tele-」がついた単語をまとめて覚えると効果的です。


以上が、動詞「telephone」の詳細解説です。日常では「call」を使うことが多いですが、状況によっては「telephone」を上手く使い分けると表現の幅が広がります。

意味のイメージ
telephone
意味(1)

〈人〉‘に'電話をかける

意味(2)

〈場所〉‘に'電話をかける

意味(3)

電話をかける

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