最終更新日:2024/06/14

…を見つける / 《…だと》…を見抜く《as, for ...》/ …をしみで汚す / 〈人格・名声など〉を汚す / (特定の場所に)…を置く / 〈インクなどが〉しみになる

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元となった辞書の項目

spot

IPA(発音記号)
動詞

…を見つける / 《…だと》…を見抜く《as, for ...》/ …をしみで汚す / 〈人格・名声など〉を汚す / (特定の場所に)…を置く / 〈インクなどが〉しみになる

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私は森で白い斑点のある鹿を見つけました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: spot

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語): to notice, identify, or see someone or something, often suddenly or briefly

意味(日本語): 「(人や物を)見つける、見分ける、認識する」という意味です。パッと目に入ったものや、人ごみの中から知り合いを見つけたりするときによく使われます。

「気づく」「発見する」「ちらっと目にする」ニュアンスを持つことが多く、日常会話・ビジネス・スポーツなどさまざまな場面で見られます。

活用形


  • 原形: spot

  • 三人称単数: spots

  • 現在進行形: spotting

  • 過去形/過去分詞形: spotted

他の品詞としての用例


  • 名詞: “a spot” = 斑点や場所を示す名詞

  • 形容詞(派生的な用例はあまり一般的ではないが、形容詞的に “spot on” = 「的を射た、正確な」 といった用法もある)

CEFR レベル目安: B1(中級)

・B1: 中級レベルの学習者が理解・使用できる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “spot”

  • 接尾語: なし

英単語 “spot” は一語として使われることがほとんどで、複雑な接頭・接尾語はありません。

詳細な意味としてのニュアンス


  • 見つける / 見分ける: 人ごみの中や迷彩の中から特定の人や物を発見するときの「spot」

  • 目につく / 目撃する: 何か興味深いものをちらっと見て「気づく」感じ

よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)


  1. spot a mistake(ミスを見つける)

  2. spot the difference(違いを見つける)

  3. spot someone in a crowd(人ごみの中で人を見つける)

  4. spot an opportunity(チャンスを発見する)

  5. spot problems(問題点を見つける)

  6. spot a trend(トレンドを見極める)

  7. spot you some money((カジュアル) お金を貸す・立て替える)

  8. spot on(まさにそのとおり、正確な)

  9. hard to spot(見つけにくい)

  10. easy to spot(見つけやすい)


3. 語源とニュアンス

語源

“spot” は古英語の “spot(t)” (斑点や小さな印) に由来し、そこから「目でとらえる」というイメージが派生しています。「視覚的に小さな点をとらえる」ことから「何かを見分ける・見つける」という意味へと広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 突然目についたときや、ふと気づいたりするときに使われることが多いです。

  • 口語でもフォーマルでも使われますが、ビジネス文書で使う場合は「発見しました」や「確認しました」など、もう少し丁寧な表現に置き換えることもあります。

  • カジュアルな場面では「I spotted him at the store!」のように軽い驚きを表すこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 「誰か/何かを見つける」という目的語を伴います。

    例: “I spotted my friend in the crowd.”

  • 「spot + 目的語 + doing〜」の形で「〜しているところを見つける」という構文も可能です。

    例: “I spotted him leaving the building.”

イディオム・構文


  • spot on: 「(表現などが)的確である、正しい」

    例: “Your assessment is spot on.”

フォーマル / カジュアル


  • フォーマル: 報告書やメールでは “identify,” “discover,” “notice” が代わりに使われる場合が多いです。

  • カジュアル: 日常会話、人とのやり取りで “Oh, I spotted it!” のように使われます。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I think I just spotted a shooting star!”

    (今、流れ星を見つけたと思うよ!)


  2. “Did you spot my phone on the table?”

    (テーブルの上に私のスマホ見かけなかった?)


  3. “I spotted a really cute café on my way home.”

    (帰り道にとてもかわいいカフェを見つけたんだ。)


ビジネス (3例)


  1. “We need to spot any potential risks before launching the product.”

    (製品をローンチする前にあらゆる潜在的リスクを発見する必要があります。)


  2. “Could you spot any errors in the document?”

    (書類の中に何かミスを見つけられましたか?)


  3. “He spotted a great opportunity for a marketing campaign.”

    (彼はマーケティングキャンペーンの絶好のチャンスを見出しました。)


学術的な文脈 (3例)


  1. “Researchers spotted a rare species of bird during the survey.”

    (調査の途中で研究者は珍しい鳥の種を発見しました。)


  2. “The scientist spotted an anomaly in the data set.”

    (科学者はデータに異常値を見つけました。)


  3. “They were able to spot correlations between the variables.”

    (彼らは変数間の相関関係を把握することができました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. notice(気づく)


    • 「何かに意識して/ふと気づく」というニュアンス。

    • 例: “I noticed a strange smell.”


  2. detect(検出する)


    • 機械的・科学的に異変などを見つけるニュアンス。

    • 例: “The sensor detected a small leak.”


  3. observe(観察する)


    • 時間をかけてじっくりと見る感じ。

    • 例: “I observed how the system behaves under stress.”


  4. perceive(知覚する、認識する)


    • 心理的・知覚的に理解する場合にも使われる。

    • 例: “She perceived tension in the room.”


  5. recognize(認識する、見覚えがある)


    • 過去に知っていたもの・人を見て「知っている」と判断するときに使われる。


反意語


  • miss(見落とす、取り逃がす)


    • 「spot」が「見つける」のに対し、「miss」は「見逃す」や「発見できない」という意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): spɒt, [spɑːt] または spɑt

  • アクセント位置: “spot” は1音節のみなので、特に強勢は全体にかかります。

  • よくある発音の間違い: “spot” の /t/ を弱めすぎて “spa” のように聞こえないよう注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “sport” とスペルが似ているため混同しやすいですが、全く別の単語です。

  • “spot” は “spotted,” “spotting” のように「t」 が重なる点にも注意しましょう。

  • 「見つける」という意味で “find” もありますが、 “spot” は発見した瞬間的なイメージが強いです。

  • TOEIC や英検のリスニングで “spot” が「小さい点」や「場所」だけではなく、「見つける」意味で出題されることもありますので、文脈に応じて正しく理解する必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “スポットライト (spotlight) を当てる” と考えると、「見えるようにする → (人や物を)見つける」のイメージが連想できます。

  • “spot” は短くシンプルなので、口に出して使う回数を増やし、 “I spotted 〜” の形で記憶定着を図りましょう。

  • スペリング面では “sport” と「r」の有無を間違えないようにするために、「s-p-o-t、と4文字だけ!」と意識するのもひとつの手です。

以上が、動詞 “spot” の詳細な解説です。さまざまな文脈で使える便利な動詞なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
spot
意味(1)

…‘を'しみで汚す,‘に'汚れをつける;…‘に'斑点(はんてん)をつける,‘を'まだら(ぶち)にする;( …で)…‘に'しみ(斑点)をつける《++with+

意味(2)

〈人格・名声など〉‘を'汚す,傷つける

意味(3)

(特定の場所に)…‘を'置く,配置する

意味(4)

〈インクなどが〉しみになる;〈布などが〉汚れる

語彙を覚えるための辞書問題

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