最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

wake

動詞

〈自〉目を覚ます / 〈他〉〈人〉の目を覚まさせる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: wake

品詞: 動詞(自動詞・他動詞)

意味(英語):


  1. (to) stop sleeping

  2. (to) make someone stop sleeping

意味(日本語):


  1. 目を覚ます、起きる

  2. (人を)起こす

「wake」は、「眠りから目を覚ます」「誰かを起こす」などの意味で使われる動詞です。日常会話でよく登場し、自分が起きる、あるいは他人を起こすニュアンスを持ちます。親しい場面からフォーマルな場面まで幅広く使われます。

活用形


  • 現在形: wake, wakes

  • 過去形: woke

  • 過去分詞形: woken

  • 現在分詞形: waking

他の品詞形


  • 形容詞: awake (形容詞として「目が覚めている状態」を表す)

  • 名詞: wake (ただし、名詞としては船の通った後にできる「航跡」など、全く別の意味を示すことがあります)

CEFRレベル目安: B1 (中級)

日常会話によく出てくる動詞で、使い方も比較的シンプルです。主に中級程度の英語力で理解・運用が期待されます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “wake”

  • 関連語: “awake” “waken” など

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. wake up (someone) – (人を)起こす

  2. wake up early – 早起きする

  3. wake up late – 寝坊する

  4. can’t wake up – なかなか起きられない

  5. wake from a dream – 夢から覚める

  6. wake the baby – 赤ちゃんを起こす

  7. wake (someone) in the middle of the night – 真夜中に(誰かを)起こす

  8. wake with a start – 飛び起きる

  9. wake refreshed – すっきり目覚める

  10. wake feeling tired – 疲れたまま起きる


3. 語源とニュアンス

“wake”は古英語の“wacan”や“wacian”などに由来し、「目を覚ます」「起き上がる」という意味を持っていました。歴史的にも「眠りから身体を起こす」という核心的な意味をずっと保っています。


  • ニュアンス・使用上の注意


    • 「wake up」はカジュアルでもフォーマルでも使えます。

    • 誰かを起こす場合は「wake somebody up」、自分が起きる場合は「wake up」または自動詞で使われます。

    • 「wake to find …」のような構文もあり、「起きてみると…」というニュアンスを伝えたい時によく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞/他動詞:


    • 自動詞: I usually wake at 7 a.m.(私はたいてい朝7時に起きる)

    • 他動詞: Please wake me at 7 a.m.(朝7時に起こしてください)


  • 一般的な構文


    1. wake (自動詞) + 時間 / up


      • “I wake at 6 every morning.”


    2. wake (他動詞) + 目的語


      • “Could you wake me at 5 tomorrow?”



  • イディオム


    • “wake up to something” → 「何かを認識し始める、気づく」

      例: “He finally woke up to the fact that he needed more exercise.”(彼は運動不足である事実にようやく気づいた。)



5. 実例と例文

日常会話の例文


  1. “I usually wake up at seven.”

    (私は普段7時に起きます。)

  2. “Don’t wake the baby, he just fell asleep.”

    (赤ちゃんを起こさないで。やっと寝たところだから。)

  3. “I woke up late this morning and missed the bus.”

    (今朝は寝坊してバスに乗り遅れました。)

ビジネスシーンの例文


  1. “Could you wake me up at 5 a.m. for our early meeting?”

    (早朝ミーティングがあるので、5時に起こしてもらえますか?)

  2. “I woke up before the alarm to review my presentation.”

    (プレゼンを復習するために、アラームより先に目覚めました。)

  3. “If you wake up early, you can avoid the rush hour.”

    (早く起きれば、ラッシュアワーを避けられますよ。)

学術的な文脈・フォーマルな例文


  1. “Researchers are investigating how individuals wake from deep sleep.”

    (研究者たちは、人が深い眠りからどのように目覚めるのかを調査しています。)

  2. “The patient was able to wake spontaneously after surgery.”

    (その患者は手術後に自然に目覚めることができました。)

  3. “We must wake to the consequences of climate change.”

    (私たちは気候変動の影響に気づかなければなりません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “awaken” (起こす、目覚めさせる/目覚める)


    • “awaken”は「目を覚ます」の意味ですが、ややフォーマル。

      例: “The sound of rain awakened me.”


  2. “arouse” (目覚めさせる/喚起する)


    • “arouse”は「感情を呼び起こす」という意味合いが強い。

      例: “The speech aroused public interest.”


  3. “get up” (起き上がる)


    • ベッドなどから「起き上がる」物理的な動作を強調。


反意語


  • “sleep” (眠る)

  • “doze off” (うとうとする)

  • “nod off” (うたた寝する)

“sleep”は最も基本的な「眠る」を表す語。

“doze off”や“nod off”は「うとうとする」とか「居眠りする」という意味合いを持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /weɪk/

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音: ほぼ同じ [weɪk] です。

  • 強勢(アクセント): 単音節語なので明確なアクセントの移動はありません。

  • よくある発音の間違い: /waɪk/ のように誤って /eɪ/ を /aɪ/ で発音してしまうことがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “wake” と “woke” / “woken” はスペルが似ているため混乱しやすい。

  • 動詞の活用形の混同: 過去形は “woke”、過去分詞形は “woken” と覚えましょう。

  • “awake” との混同: “awake” は形容詞としても動詞としても使われるが、活用や文の形が異なります。

  • TOEIC・英検などの試験対策: 英文読解や日常会話パートで「起きる」「起こす」の文脈がよく出題されます。時制や目的語の有無に注意して答えられるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ウェイクボード」(wakeboard) を思い出すと、水上でのボードの“引き波(wake)”と関連づけられますが、動詞の“wake”は「起きる、起こす」というイメージで覚えやすいでしょう。

  • “wake up”を「ウェイクアップ」とカタカナで繰り返し音読すると、イメージが湧き、「起きる」と結びつきやすいです。

  • スペルを覚えるときは “wake” → 「W + A + KE(家に帰る、エッケ)…」など自分なりの語呂合わせを考えると覚えやすいです。

以上が、動詞“wake”の詳細です。日常からビジネス、アカデミックな文章までよく使われる重要な単語なので、ぜひしっかり身につけてください。

意味のイメージ
wake
意味(1)

目を覚ます(awake)《+up》

意味(2)

《文》目を覚ましたままでいる,寝ずにいる《+up》

意味(3)

(…に)気づく,目覚める《+up to+名》

意味(4)

〈人〉‘の'目を覚まさせる,‘を'起こす(awaken)《+名+up,+up+名》

意味(5)

(死者のために)通夜をする

意味(6)

《比喩的に》(…に)…‘を'目覚めさせる,窪づかせる,活発にする《+up+名(+名+up)+to+名》

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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